ホンダのハイブリッド

ホンダ、09年にハイブリッド低価格車投入

かつてインサイトでハイブリッド市場に乗り込んだホンダ。凝った作りの割に2シーターで、ラゲッジスペースも大きくはなく実用性がない、スペックだけのモデルだった。

でもコミューターとしてみればデザインは悪くないし、どうせ平均乗車率なんて2名未満なんだから、こういう提案もありだった。70PSの1Lガソリンエンジンと13.6PSのモーターの組み合わせで36.0Km/L(CVT:32.0Km/L)という性能だ。平成22年度燃費基準+20％達成、平成17年排出ガス規制適合と悪くはない。

ミニバンが幅をきかせている現在、人が多く乗れる余裕、大きなラゲッジスペースはMUSTなのだろう。FITが売れている理由の一つは、コンパクトカーでありながら大きなラゲッジスペースにある。

一見スポーティーな外見にしてしまったのもマイナスかもしれない。スポーティーでありながら70+13.6PSという出力が、走り屋には向かず、落ち着いた走りを求める人には敬遠されてしまったのかもしれない。でも850Kgしかないんだけどね。そこそこ走るはずだ。


そんなわけでCIVICハイブリッドもパッとしないホンダとしては、低価格を打ち出してシェア獲得を狙うしかないのだろう。3ナンバーになっちゃったCIVICじゃぁ、ガソリン仕様でも苦戦してるからね。FITかFITアリアで来るでしょう。スズキTwinハイブリッドみたいなので来るカモね。でもTwin路線じゃインサイトの二の舞になるな。