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ベア「2%程度」要求へ 連合・新会長、春闘で7年連続

2021-10-22 06:02:00 | ニュース


>男女間の賃金格差解消にも意欲を示した。>「国民生活の維持、向上のため、労働組合がけん引役を果たす」とし、賃上げの必要性を訴えた。

以前は労働者の問題、そして経営者の話と思われ、社会全体への影響は軽視されてきました。
しかし、現実問題として日本が世界的に低賃金であるのは円安も有りますが、もう一方で成果主義によるベアゼロをやって更に成果も出ないと言う状況でした。
雇用が一部で維持されたのはあっても全体としてはベアゼロでGDPも低く、その結果利益も出ないから税収も増えないで財政難でした。
ベースアップが雇用に関係する点まででその後のGDPや財政難まで配慮した経済になっていません。
また、男女格差是正や同一労働同一賃金などの課題もあります。

結局、景気優先で考えていた筈なのに、出てきた結果は長期のデフレでした。
それにベアゼロ代わりに成果でインセンティブを払える大企業だけや公務員等が年収が微かに上がっても中小は上げられずに格差が拡大する構図でした。
政治的な課題である格差の根本的な原因はトヨタを筆頭とする春闘でのベアの決定で会社レベルで話し合って社会全般への波及はアベノミクス 後に発覚するまで政治介入はされませんでした。
経済団体重視の自民党政治で死角となったベースアップが社会全体の経済発展に影響すると言う意識しないのが問題でした。
個人消費よりも輸出優先でどうにか経済を成長させたのですが、その後に全体としての波及が進まないまま諸問題の解決や国際的な問題の中で没落していった感じになりました。
特に国際競走力維持に基点を置いていたので海外生産や省人化などを進めた結果、個人消費が伸びない社会になりました。
それで就職氷河期などもあって、新入社員の給与が上昇しない為に就労年数による差がついたままでした。
更に輪を掛けて酷くしたのが雇用確保の為とは言え、非正規雇用を増やし、雇用維持が出来ないので派遣社員で応急処置した為に起きた労働市場と言う弊害でした。
他国なら売り手市場と言うのもあったのでしょうけど、日本は長らく買い手市場で求人する派遣元の会社と更に派遣先の会社で待遇が悪い状況が続いています。
本来、人手不足なのにほぼ無能な経営者は代用がなら居ると思い込んだのが仇で実際には経営が次々に果たして海外流出するなどの弊害に至ったのでした。

現状でも見かけだけで言えばトヨタは以前と世襲です。
そこで古い経営体質が維持されて以下それよりはベースアップは望み難いとなれば結果は知れています。
中には本当にインセンティブを払える儲かっている会社もあるのですが、ほんの一握りさえも危なかしい状況です。

せめてもこれまで経営者が強かった時代の儲かっていた幻想に囚われずに、きちんとした品質管理でせめても社員教育や評価システムで改善させないと日本の社会全体の経済成長は望めません。
また、男女格差や同一労働同一賃金のような点で遅れてしまいました。
経営者の国際感覚の低さもそうでしたが、時代の中で犠牲になりやすい構図が変えられない社会の新陳代謝の低さが酷く、その原因が江戸時代からの封建制度の名残なのかと思ってしまいました。
それにパワハラでメンタルヘルスの点でも問題になるレベルでしたからその改善もさせないといけませんよね。




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