デービッド・アトキンソン氏を検索してみると
目次
▽「中小企業は日本の宝」という大いなる幻想
▽国の生産性を決める最大の要因は「産業構造」だ
▽大企業・中堅企業こそ「国の宝」だ
まず凄い誤解があるのを説明させてください。
必ずしも小規模事業者や中小企業が効率低下で生産性が低いのではありません。
それなら、発注元の大企業で余っている窓際が行って指導します。
これが実態です。
では何故生産性が低い値になるかと言えば共産党が国会で良く指摘する
部品メーカー、材料メーカー、組み立て企業等への協力のお願いです。
一律この程度の目標なのでこのくらい値下げしてねとやられてしまうと
下請法に引っ掛からないような手段だと値引かれますよね。
例えば素材の品質ダウンの代替品とか、加工工数の削減とかです。
それも下手すれば提案しろですから。
それを知っていても更にこれを言うとしたら、方法的には
或る程度の規模まで集団化して資金もそれなりにつけるか、
設備的に纏めて良い物で合理化するとかです。
つまり、工業団地に押し込んで纏まった配送にするとか
倉庫も集約して更に人材的に融通するような話ですかね。
別にそれでも良いのですが、要するに下請けの保護、賃金の向上、
そして生産性が有るような仕組みづくりなのですが、その前にしなければならない話が有ります。
1.為替等は変動させないだけの若しくは変動した時の補償
2.市場価格の暴落の停止
3.資源等の確保など
全体的な話の前提に大企業が困る状況の転嫁をどうするのかなのです。
そこまでやらなくても或る程度の規模まで集団化を検討するのは遣っておいた方がいいです。
倒産や廃業でも設備の買取を優先的に出来るような形にして事業継続に近い形で従業員に迷惑を掛けずに済む可能性が有りますから。
そんなのが簡単に行くくらいならもっと前からやっているのも有りますよね。
ライバルと言うか競争原理で値下げさせてきたのも有りますから。
本田氏の言う通りなるのかならないのかはその集団化やM&Aを仕掛ける人の能力やノウハウ、経験などによるのかと考えます。
基本、集団化を嫌うのは競争原理が使えなくなる発注元の方ですよね。