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pokoのつれづれdiary

ブログタイトルを変えました。
これからも、ナムギルの応援は続けます。
それがなにか?

善徳女王53話

2010-10-22 14:52:37 | 善徳女王
ウォルヤが司量部に連行された理由を尋ねるため、トンマンに会いに行ったユシンだったけど、
言葉の綾で逆鱗に触れてしまった。

 その緊迫した状況の時に、ウォルヤとソルチが仲間の助けを得て宮殿から脱走。

 ユシンは更に立場が悪くなってしまう。
 
 トンマンは、ピダムの要請通りにユシンの調査を許可、ユシンは連行される。
 


 司量部の会議。
 
 ユシンの屋敷やその他の兵部の人間に監視を付けたり、これから行う作戦を報告する席で、
なぜかピダムは茫然と何かを考えてる。
 


 大等たちの集まり。
 
 復耶会が宮殿の隅々にいることが分かり、不安を口にする大等たち。
 その中で、チュジン公だけは違う考えを示す。

 ピダムとユシンは、女王の左腕と右腕。今の状況は、左腕が右腕に噛みついたということ、つまり力の均衡が崩れたということだ…と。


 チュンチュも、力の均衡が崩れることを心配してトンマンに助言します。
 今、伽耶を討つのは得策ではない…と。
 

 ユシンの取り調べ。
 
 わたしは一度も謀反の心など持ったことはない…というユシンに対し、
…ピダム「持ったかどうかは、大事ではない。お前が頂点に立っている勢力の意志は、どうだったのか…ということが大事だ。

 復耶会を捨て、ウォルヤの首をはねろ」

…ユシン「ウォルヤを討っても復耶会はなくならない。新羅に伽耶が溶け込めるようにしてきた陛下の努力が無駄になる」

…ピダム「自分の基盤を失うのが怖いのか…」
 
 ユシンが怒った。
 
    陛下もわたしもお前を失いたくない。ウォルヤや伽耶を捨て、そうして一から自分の基盤を作りなおせ」
  


 ピダムとヨムジョン、ウォルヤとソルチ。
  
 この二組の対立する立場の人間の会話が交互に入りますが、
これは、トンマンサイドとミシルサイドが同じような考えで物語が進んでいく、今までにあったパターンと同じかな。
 
 トンマンとミシルの場合、頭のいい二人の頂上決戦って感じで、こんなこともあるか…と思うようにしていたけど、
ピダムとウォルヤも、そういう関係なの?




 ピダムとヨムジョン
 ウォルヤが逃げて、手掛かりがなくなり復耶会の本拠地を見つけるのが困難になった…と言うヨムジョンに対し、
…ピダム「捕まえたりする必要はない。
     ウォルヤが逃げた理由は? ユシンの立場が悪くなるのを承知で、なぜ逃げたか?」
 
…ヨムジョン「自分が第一だからでしょう?」

…ピダム「ウォルヤは伽耶出身の王を立てようとしていただろう、しかしユシンは王になるのを拒んだはず。
     二人の考えは対立していたと考えられる。

     ウォルヤは自分が逃げることで、ユシンの立場を悪くし、復耶会の考えに同調せざるを得ないように追い詰めたのだ。
     そしてユシンを更に追い詰めるため、窮地に立たせようとするだろう」 



 ウォルヤとソルチ
 ユシンを追い詰めて、何が何でも復耶会の側につけようとしているウォルヤ。

…ウォルヤ「ユシンを逃亡させる。取り調べ中に逃亡させれば、ユシンは反逆罪に問われて、二度と新羅に戻れない」

 ヒゲこそ生えましたが、五月人形のような顔をして、平気で人を陥れようとするんですね、ウォルヤは。
    

…ピダム「面白いのは、このわたしとウォルヤが願っていることが、同じということだ…」
 

 カモにされているユシン。
 


 牢を訪れるトンマン。ユシンの立場を回復させるために…
 
…トンマン「兵を出します。それで、ウォルヤを討ちなさい」

…ユシン「そんなことをしては、伽耶人が新羅に溶け込めるようにしてきた(トンマンの)今までの努力が無駄になってしまいます」

 トンマンはユシンを失いたくないけれども、ユシンは、新羅とトンマンの王としての行く末を心配している。

…トンマン「ユシン公は、伽耶よりも自分の心配をしてください」
 
  涙目トンマン。今までも何回かあったけど無視してました。今回はピックアップしてあげるね。

 女王としてではなく、女性としてユシンのことを心配している でもユシンは…

…ユシン「降格、財産没収など、どんな処罰でも受けます。わたしを捨てても伽耶を捨ててはなりません」
 男だわぁ。この辺、ピダムには出来ない芸当だと思います。
 ユシンはエライ。でも、わたしはピダムが好き




 牢から戻ったトンマンをピダムが訪れます。
 
 今にも、ユシンを処罰してくれと言わんばかりのピダムを制して、
…トンマン「ユシンは潔白だ」

 何かをぐっと抑えるようにしてから同調するピダム。
    
…ピダム「わたしもそう思います。しかし、臣下はそう思いません。わたしも残念です。陛下もお辛いでしょうが…」

…トンマン「そのことにユシンはなぜ気付かない。わたしがこんなに苦しんでいることに気づかないのか…。
      わたしの気持ちに気づかないユシンが恨めしい」
 ピダムの想像以上に、ユシンに対する気持ちが強かったってことでしょうね。
 
 目が赤いピダム。演技?花粉症?




 そうしている間にも、司量部の策が着々と練られていきます。
 
 ユシンを宮外に移送するという情報を、復耶会のスパイを利用してわざと流し、
復耶会がユシンを脱出させるようとした時に、一斉に逮捕する…というのがソルォンの策。
 
 でも、ピダムは、ユシンに戻れない橋を渡させるために…つまり完全に脱出させて、陥れるつもりでいます。
 
 司量部の面々は、ハジョン以外は、理解したようです。
 
 左手前の飲酒中の人がハジョン。自在な人です。 
 

 で、実行。
 
 成功。
 
 現場でほくそえむポジョン。
 
 ポジョンから報告を受けるピダム。
 
立ち姿…カッコええわぁ。後ろの人がちょっとジャマだけど。

 司量部の部屋で、ユシンは新羅の敵になった…と満足げに言うピダム。
 覆水盆に返らずだってさ…
 


 ヨムジョンの屋敷で秘密の会議。
 
 
 明日の便殿会議で、復耶会が起こした騒ぎの深刻性を、各々が女王に強く訴えて朝廷を動かし、
各部を改変する…とピダム。
 
 そして兵部令の地位に、その場にいたチュジン公を推すとも…。

 ピダム、朝廷を仕切ろうとしています。これじゃ、ミシルと同じ、ユシンみたいに信用されないよね。
 それにそれに、このチュジンっておっさん。ミシルからチュンチュへ、今回はピダムへ。餌をくれる人のところへ、フラフラ行く。
 で、最期は…へへへ、しょうがないよね。




 
 図らずして、逆賊になってしまったユシン。
 
 でも…復耶会の立場を力説するウォルヤの話を聞いて、なるほどそんな気持ちなら復耶会の活動を急にやめてしまうことはできないな…納得。
 単純なpokoでございました。




 ピダムとトンマン二人きりの時に…
 
 即位式の前日に、聖君について話したことがあったらしい。
 「聖君とは、側近にはいつも厳格に接し、民には慈悲の心で接するもの」と、トンマン。
  
             ヒゲなしピダム。初々しくてかわいい
 
 そして、この時のことを引き合いに出して、
…ピダム「ユシンは一番の側近であることは周知の事実。厳正な処置をとらないと、臣下や民を納得させることはできません」

 トンマンも追い詰められた。

 聖君の話は昔のエピソードとして挿入されたシーンなのだけど、若いころのピダムと現在のダーク・ピダムでは声質が違うことが判明。
 ナムギルは声を変えて演技するって記事があったけど、ここで確認出来ちゃいました。
こんな凄い俳優さんのファンになれて、なんだか嬉しい
 

 でもトンマンも、ピダムや彼のとりまきの貴族たちにとって、この処罰が利益になることをちゃんと知ってました。
しかも、大義に背かない形で…。

 この一致について、トンマンから意見を求められたピダム。
…「大義とわたしの利益が一致するなら、何よりです」

 トンマンの不信感が最高潮…と思われます。
 

 この後の間も、冷えた感じ



 ピダムの計略は決して破られない(必ずユシンは逆賊となり、新羅に戻れない)はずでしたが、
コドたちに守られて宮殿に戻ったユシンの真心が、それを突破します。
 

 処罰を請うユシンを、トンマンは捕えさせます。
 でも、処罰を受けることで、ユシンはこれ以上立場が悪くなることはないし、
時期が来れば復帰するできるかもしれないし…。

 なにより大義に背かず、ユシンを助ける道筋ができたということ
 
 ラッキーって感じのトンマンがラストでした。
 
  
 ピダムのこと
 愛する人を誰かと分かち合うことはできない、
だから遠慮せずにその人を自分のものにするべきだ…というのが本当だと思うけど、
ミシルは意図的に言い換えて、
世間知らずのピダムに「全てを奪え…」と刷り込んだのでしょうが…


 トンマンの全てを自分のものにする(愛する)ための一歩だったにしては、
ピダムの恋心があまりはっきり見えないので、
ひたすら強欲に権力を欲しているだけのように見えてしまう。

 もっと、目線とかで何度もキュンキュンさせて欲しかったな、脚本家さん。



 うふふのピダム


善徳女王52話

2010-10-19 00:12:17 | 善徳女王
 あまりに素直に母の言葉を信じるピダム。
 愛とは容赦なく奪い取るもの…一理あるけど、それは一つの側面にしか過ぎないのに。
 確かに、ピダムは幼く危ういです

 
 御前会議で、
 ミシル派が退いた役職を、トンマン派の人々が埋めます。
 
 ヨンチュン公は、セジョンの後釜で、上大等に、
 ソヒョン公は、ソルォンの後釜で、兵部令に。

 ミシルの乱は闇に葬るとトンマン。
 
 
 司量部令になって、正式な会議にも出られるようになったよ。

 
 
 御前会議とは違う、密談的な?政策会議で、

 「徳業日新 網羅四方」を実現するべきだと言うユシンやアルチョンに対し、
生活を充実させ財産をえてこそ、それを守るため、民は国のために働こうとするようになるとトンマンは言います。
 そういう民がいてこそ、三韓一統が成し遂げられるのだと…。
 

 そんなトンマンを見守るピダム。
 



 そしてそれは、伽耶人に対しても例外なく実施するつもりだとトンマンはユシンに話します。
 
 差別を行ってはいけないことを律令で定め、
伽耶の優秀な人材を要職につけるということらしいです。

 それは、伽耶が新羅に取り込まれ、完全に無くなる方向へ進むということなのですが、ユシンはそれでも喜んで賛成します。

 ということなので、復耶会という名前は新羅にとって反逆になります。

 復耶会を解体することにも賛成するユシンですが、ウォルヤだけは考えが違うだろうとトンマン。
 必ず、ウォルヤも一致させます…と言うユシンですが。



 ユシンとウォルヤ。
 
 これから伽耶がどうあるべきか話しあいます。
 ユシンは新羅の中に溶け込んでゆくことを進めますが、
ウォルヤは伽耶が新羅の中で力を持つことを望んでいました。

 トンマン女王の夫になり、ユシンが新羅の王になること…ウォルヤはそれが望みだと言いますが、
そんな気はさらさらないと、ほぼ決裂状態。



 司量部の仕事がはっきりします。
 
 買占めや高利貸し、貴族や既得権層の不正を徹底的に取り締まること。
 国内外の情報を管理すること。
 
 …だそうです

 ここで、トンマンはピダムに「わたしの剣になってくれ…」と言います。
 剣と言えば、以前、ムンノがピダムを柄のない剣に例えた悲しいエピソードがありました
 
 でも、それを乗り越えてピダムはトンマンの剣になります…と答えます。
 
 やっと、ピダムは柄を得たはずでしたが、この剣は、再び暴走してトンマンを苦しめることになります。



 民の生活を充実させる政策は順調。
 
 以前、荒れ地を与え、一級の鉄製の農器具を貸し付けた農民たちが、最後の返済をするために王宮にやってきます。
 
農器具が良いため、荒れ地の開墾もうまく行き、生活も充実したうえで返済もできる…とのこと。
 彼らの経験はこれからのモデルケースとして最高の結果を残したみたい。

 成績が優秀だった人は役職までもらったし…
 
 やる気でるよね


 
 百済を撃破したと、知らせに来たチュンチュ。乗馬が上手になってます
 
 中央がチュンチュ

 軍事系の政策も順調らしい。



 勝利を収めた将軍として、ユシンが凱旋します。
 
 トンマンが王位についた時、上将軍はお父さんのソヒョン公だったけど、今はユシンが上将軍。
 

 
 この辺りから、トンマンのためなのか、自分のためなのか…ユシンを蹴落とすことに執念を燃やすようになるピダム。
 
ヒゲが生えて、前髪がなくなってます。

 その手法が、ミシルそっくりだとミシル派の人々は噂しています。

 ダーク・ピダムの登場です。


 不正を行った大等を尋問、表ざたにはせず、警告(ほぼ脅し)を与えて釈放します。
 
  手前には焼きゴテがいつでも使えるように熱されているし、壁には拷問道具が一杯かかってます。
 いくらピダムと二人っきりになれても、こんな恐ろしい部屋はイヤだぁ


  
 でも、不敵な笑いと、押しの強さ……好きです。


  
 一方で復耶会の存在を暴くために、ウォルヤの部下のソルチを逮捕していますが、でも何も証拠は出てきません。
 
 祝勝会の帰りのユシンと会ったピダムはにっこり笑って、肩を抱き、手柄を褒めます。
  

 でも…ユシンが立ち去った後のピダムの表情。
  
 ダークです…


 
 ピダムはトンマンに、仕入れた情報の説明に行きます。
 
 百済のこと。
 国内で起きている横領のこと。

 それと、例の問題…伽耶とユシンのこと。
 慎重に調査を続けるようにとトンマン。
 


 元の龍華香徒の面々と祝勝の飲み会。
 みんな、立派になってる。
 


 逆に、ハジョン。
 
 お父さんのセジョンの命日だというのに、飲んだくれてます。
 
 弟のピダムやポジョンの方が出世したり、女婿のユシンが上将軍になったり…
気に入らないらしいです。自分は無官なのかしら…。


 ピダムが、伽耶系の人々を一斉に逮捕し始めます。
 
 他二名も…



 ソルチが逮捕されていることを聞き、ユシンはピダムの所へ…
 
 仕事でやっているだけのこと、無実の人間に罪をかぶせることはないから安心しろ…とピダム。
 それに対し、素直にうなずくユシン。

 でも、ユシンが席を立つと…
  
 再び、ダークです。



 伽耶の文字が使えるピダムは、それを使って文章を書き、逮捕した伽耶人たちを罠にはめて、復耶会が未だに続いていることを探り出します。
  
 
 ついに、ウォルヤも連行されてしまいます。
 



 復耶会のことを知らないユシンは、ウォルヤ連行の理由を聞きにピダムのところへ。
  
 陛下から許可を頂いて行っている調査だ、理由を知りたければ陛下に直接尋ねるのだな…とピダム。
 言葉の応酬から、二人は緊迫状態へ突入。
  


 悩むトンマン。
 
 ユシンの背後にある伽耶勢力が不穏なだけで、彼自身は信頼に足る…とトンマンは思っているはず。
 しかし、ピダムが上げた報告が本当なら、ユシン自身にその気がなくても処罰の対象に。


 そこへ、ユシンがやってきます。
  
 ウォルヤが逮捕された理由を尋ねるユシンに対し、ウォルヤや伽耶を捨てるようにトンマンが迫ります。

 理由が分からずにいるユシンに、復耶会の活動が続いていることを告げます。
 びっくりユシン。
 

 ユシンを守りたいがために、更にトンマンは伽耶を捨てるように迫ります。


 それでも伽耶を捨てたりしないユシン。
 トンマンの前にひざまずいて、
 
…今まで長年にわたって差別され続けたために、不安だっただけです。決してよからぬ考えがあってのことではないはず。

 復耶会のことをかばいます。

 更に、
…伽耶の民は…と、言いかけたユシンの言葉をさえぎって、トンマンが激怒します。
  
 めっちゃ、怒ってます。

 みーんな新羅の民、差別をなくしたから、伽耶人も新羅の民になってほしかったのに、まだ伽耶の民であることにこだわるのか
ということらしい。

 わたしが分からないのは、ユシンはトンマンに伽耶という言葉を二回ばかり使っていますが、
一回目は、伽耶人、
二回目は、伽耶の民。

 同じ意味だと思うのに、伽耶人の時は怒らず、伽耶の民と言った時すごく怒りました。

 何か違うのでしょうか。




 トンマンがピダムを呼びつけます。
 
 トンマンがピダムに調査の結果を聞くと、ウォルヤが復耶会の長であることがはっきりしたとのこと。

 そして、ダーク・ピダムの一言
…ウォルヤが復耶会の長なら、ユシンとの関係も調査せねば…

 更に顔の強張るユシン。

 最後の追い打ち
…上将軍ユシンの取り調べをご許可ください。 
 
                    
                      ここで、今回はおしまい。

 
  うふふのピダム


 
 

善徳女王51話

2010-10-17 00:31:14 | 善徳女王
 えぇ~こんなところで終わるの~とテレビ前で叫びたくなるような切り方をして次回につなげるのが、韓国ドラマの王道。
 ご多分にもれず、前回も…

 

 ミシルの死を目にして涙ぐむトンマン。
 
 大きな敵だったけど、ミシルがいたからトンマンも大きく成長できた。
 トンマンは、その死に敬意を示しました。


 でも その横には涙を流すピダムがいた。
 
 何の縁もない敵方なら、そんなことはしないはず…なぜ…理由を聞きたいのに、ピダムはトンマンの制止を振り切って出て行ってしまった。
 
 領主の間の外で、ピダムとユシン、アルチョンが鉢合わせ。
 
 トンマンはユシンにピダムを連れてくるように命令します。

 トンマンの命令も無視するぐらいだから、ユシンが呼びかけても後ろを振り返ることすらしないピダム。

 早歩き、
 
 馬で
 
 降りてからは取っ組みあって、殴り合い、剣まで取り出すし…
 ピダマ、悪い子です。ユシン君はただまじめにトンマンの命令に従っているだけなのに…
  

 その頃、トンマンはピダムを気にしつつ、引き継ぎがうまく行くようチュジン公とソヒョン公に命令を下します。
 


 チュンチュからミシルの自死を聞くミシルサイドの人々。
 
 ハジョンとポジョンは城主の間へと走っていき、
 弟ミセンと夫セジョンは、ヘナヘナと座り込みます。



 速攻でピダムを追うトンマン。
 
 それでも、ピダムはひたすら先へ行こうとする。
 
 ユシンを制してトンマンはピダムを追い、二人きりで事情を聞く。
 
…トンマン「なぜ、ミシルとは無関係だと言ったのに、ミシルが死んだ時涙を流していたのだ?
 政変を起こした時、なぜミシルはお前を遊山に行かせたのだ?
 ミシルが王になると決意した場に、どうしてお前が一緒にいたのか?」

 それでも黙っているピダムに、トンマン、キレました。
…トンマン「理由を言うのだ
 
…ピダム「母親…だそうです」
  
…トンマン「まさか…」

…ピダム「似合わないことに…わたしは廃位されたチンジ王とミシルの間の子だそうです」
 宮殿で育てられたとしても、相当にやんちゃな王子様になったでしょうね。
 ムンノに、山よ川よと育てられて良かったのよ


…ピダム「璽主は死ぬまでわたしを息子とは認めなかった。だから関係を聞かれた時、答えようがなかった。
 母親が認めないのに、息子だなんて言えるはずがないじゃありませんか」
 
 胸を叩いて、本当に辛そうなピダム。
 …ピダム「政変の時、殺さないで遊山に行かせようとした理由を、わたしこそ知りたい。
 わたしを殺そうとした方が、その方が簡単だった。楽だった。
 こんな風に苦しまなくて済んだ」


 ピダ~ム 

 トンマンもピダムも親に捨てられた子。
…トンマン「(ミシルに捨てられたと)わたしには話してほしかった」

…ピダム「話したとして…公主様にまで捨てられたら…」
 
…トンマン「苦しかったでしょうに…」


ピダムの手が後ろに回ってる~



 
 武装解除するように言われても、解かないチルスク。
 
 璽主の死、加えてソファの死も、チルスクを死に誘ってます…て感じ。
 軍を引き渡すように迫るトンマンサイドの使いを、チルスクは一刀のもとに斬殺、
 
 初めて璽主の命令にそむく…と宣言。

 でもその代わりに、璽主の命令の中で果たせなかった唯一の命令=トンマン討ち取り を実行する
 別にチルスクは好きでもなんでもないけど、男の気概っていうか…すご味を感じます。
  
 気概に忍耐に…今の日本人にはないよね。ソンドクの人たちって、そういう所でも見せてくれます。


…チルスク「ここがわたしの死に場所だ。この機会を逃さない」 ソファの死以来、思いつめてきたこと

…チルスク「ソップム、兵を連れて帰れ」
 ここがまた男だな…と思います。周りを巻き込まず、一人で…と言う所が。

…チルスク「これは、チルスクの乱だ」

…ソップム「厭です。これはチルスクとソップムの乱なのです。」
 
 大義より璽主への恩を優先することしかできない…自分の器が小さいのだと思ってしまった二人、敵なのに泣かせてくれるわ。


 降伏した大耶城の城門を攻めるソップム。
 対するは、ウォルヤとアルチョン。
 
 チルスクに公主を討ち取らせるためのオトリだったソップムは、結局敗れ、自害します。 
 はしょりますが、じっくり見ると泣けますよ、ここのシーンも。何度も言うけど、敵方の行動にも説得力のある理由があって泣けるんだな。

 

 抱き合った後の二人が、ゆっくり帰っているところに、馬に乗ってやってきたチルスクが斬りかかります。
    
 チルスク、強いです。ピダムが一刀でひっくり返っているもん。

 ユシンも駆けつけますが、
   
 チルスク得意のとび蹴りで、二人いっぺんにやられてます。
 最期なんで花をもたせてもらってるのかな…

 
 ここのピダム、ヒーロー立ちっぽいです。構えながら腰を入れる時、身体をひねって…仮面ライダーとかやってそう。  
 
 ここでの疑問、鎧の上からでも斬れるんですね。
 
 チルスクの最期も自害っぽいです。
 
…チルスク「これで終わりだ。ついに…トンマン、わたし、そしてソファ」




 大耶城で、戦後?処理の話しをしている時、王様の容体が悪いという知らせが飛び込んできます。

 自ら馬を走らせてソラボルに帰るトンマン。
 トンマンの後ろについて走るのはイケメン部下ばかり。羨ましい。

 心臓が悪かった王様は、亡くなります。



 王様の葬儀
 

 一方で、遺体引き取りをゆるされたミシルの遺族も葬儀を行っています。
  

 ミシルの位牌。
 字が歪んでいるのが気になります。
 

 そこに現れるピダム。でも服喪中の恰好じゃないような…
 

 祭壇の前で、例のミシル刺殺を命令する勅書が残っていた理由を、ソルォンから聞かされます。
 
…ソルォン「あれはお前に渡すはずだった、お前に大義を譲るために、功績を立てさせるために。
 政変を起こす前から璽主はすでに決意されていた。失敗した時…」

 チョンミョン、トンマン、チュンチュ、ここに加えてピダム。大義が移るとか、譲るとか…。
 アホなんで、なぜそういう風に移っていくのか、納得できるレベルまで理解できません。


…ピダム「つまり、わたしに、母親が失敗した夢の後始末をしろと…」

 ソルォンが怒ります。
 
…ソルォン「母君の志を侮辱するな お前の母君は、お前に大義を託して命を絶たれた。
 屈辱に耐えて、お前を王に立てよと言い残された」

…ピダム「なぜだ…」
 
…ソルォン「お前が勅書を公開できなかったのと同じ理由だ」
 
 


 ミシルの遺族をどうするか…議論されます。
 みんな当然、殺してさらし首にするべきだと…
 王妃様も同意見。

 でも、トンマンはそうしません。
 ミシル派の人々を全て粛清するということは数千人以上の人間を処刑することになり、すなわち人材を失い、処刑した人たちの遺族の恨みをかうと…

 生じた恨みを抑える努力よりも、味方にする努力の方が価値があると…。


 最終的にミシルの遺志を尊重することで、周囲を説得。
 乱の責任はチルスクとソップムにあるということにし、それ以外の遺族はゆるされることになりました。
 その代わり、私兵や領地を没収されたり、兵部の監視を受けたりと、それなりの不利益もこうむってます。
 


 サンタクがファサダンにソップムの位牌をこそっと置こうとして、チュクパンやコドたちに見つかります。
  
  ここがまた泣けます。ソップムは厭な奴だったけど、部下にこんな風に思われているなんて、見えないところではいい奴だったのかと…。
 サンタクの思いに泣かされます。




 トンマンとピダム。
 
 例の勅書をどうしたのか、再びトンマンがピダムに尋ねます。
 ミシルの心を動かず為に使われたことを悟って、トンマンはピダムに礼を言います。(バックの曲は、トンマンの返歌だった) 
 




 トンマンは司量部という部署を新設します。今までの既得権のことや、ミシルが牛耳ってきた組織を掌握するための情報を得るとか…そんな仕事をするらしいです。

 ミシル一派の前に、司量部令として現れたピダム。



 
…今後はミシルではなく、ピダムに従え! わたしのやり方と意向を尊重し、わたしだけに従ってもらう。分かったか。
 と、笑顔も交えつつ、一発かましました。


 ヨムジョンのおっさんは何を考えているのでしょう???
 チュンチュには、今回のことは残念だったでしょうといい、地位のこと(王位につけなかったこと?)の心配をし…
 ピダムの横柄な司量部令ぶりにニヤリとし…
 どっちを王にした方が得か…選択肢が増えて喜んでるように見えちゃうんですよね。

 



 ピダムを要職につけたことに賛成できないユシン。ミシルの子だって分かったからね。
 1.ミシル派の不安を払しょくするため
 2.ミシル派をまとめるのはピダムにしかできない…ミシルの血筋だし
 3.公主の味方として、ミシルを排除した功績もある


 四番目の理由は、トンマンは口ごもって言いませんでしたが、チュンチュは分かってました。
 
 力をつけてきたユシン、アルチョン、チュンチュを牽制させるため、ピダムを要職につけたのだと…

 そして、昨日までのトンマンと違い、もはや誰も信じていないと、王への道を歩み始められたと言います。
 
 それを聞いて、ユシンはトンマンに同情。
 人と深く交わることが好きなのに、それができなくなるなんて…。


 トンマンの即位式。
 
 ピダム、ユシンのこれからの行く末を示すセリフが象徴的なシーンです。

…ユシン「陛下、惜しみなくわたしの全てを捧げます」忠臣だねぇ
  
…ピダム「陛下、容赦なく全てを奪いとります(愛しますってことよね)」  容赦なく…てところが淫靡だわん。
 

                                                  おしまい

 うふふのピダム







 
 
 

  



 


 

  


 

 
 

善徳女王50話

2010-10-15 01:00:46 | 善徳女王
 ピダムの出生についての質問で終わった前回。

 
 ミシルは、ミセンの問いに対し正直に答えます。
 1
…ミシル「ピダムは、このミシルとチンジ王との間に生まれたヒョンジョンです」

…ハジョン「でぇ~」 だいたいこんな感じ。

 どっひゃ~んって感じの夫セジョン、弟ミセン。



 トンマンもピダムに同じ質問をしています。
 
 でも、ピダムは…
…「何の関係もありません」

 でも、さすがに嘘だと見抜くトンマン。
…トンマン「お前が言うなら事実だろう…」
 
 口では言ってても、嘘をつくピダムに不安を感じるトンマン。


 ミシルサイドの作戦会議。
 でも、ミシルは上の空。
 ピダムのことで悩んでいるのか、内戦になるのを気に病んでいるのか…


 トンマンサイドも。
 
 やはり、ピダムはいない。ソヒョン公の養子になったウォルヤはいるのにね…

 内戦を起こすしかないと、ソヒョン公=ユシン・パパ
 でも、それを避けたいのも確か…
 同じ国の人間同士が血を流しあうことに、トンマンは抵抗を見せる。 

 ウォルヤが百済との国境付近の兵力を動かして、大耶城を攻めるのはどうか…と提案。
 
 百済にスキを見せれば、すぐにでも攻めてくるだろう…とトンマン。
 国境付近の兵士は絶対に動かせない…と言う。


 ミシルも同じ考え。勝つために国境付近の兵士を動かせば、内戦に勝てたとしても百済との戦争の引き金になるかも…それは避けたい。


 
 悩むトンマンのもとへピダムが現れる。
 
…ピダム「お悩みなのですか?」

 内戦になった時の国が受ける傷について、トンマン話し始めます。

 そこへ、チュクパンとコドが登場
 
 中国の故事にならって、大耶城を水攻めにするはどうか…と提案します。

 でもピダムの指摘で、今は乾期で水量が少ないことに気づき、あえなく退散…という時に、ピダムが何かを思いつきます

 
 で、作戦会議に直行
 
 この時期に水攻め?といぶかるアルチョンに、その逆だ…とピダム。

 大耶城に流れ込む川の流れをせき止め、小さな支流には大量の毒をまけば…

 大耶城の人々は物資が断たれても一年以上持ちこたえるだけの兵糧があるとすっかり安心していたけれど、
水がなければ何にもならない。


 そうなれば(飲み水がなくなり)、大耶城は地獄と化す…
 
 悪魔さん

 こんなことを本当にするのですか…と、ユシンはピダムの策に反対。周りの雰囲気が一気に凍りついた感じに…

 この策を利用して新たな策をトンマンが考案 ピダムが言ったことをする…と偽情報を流し、混乱させるという方法です。
 一気になごむ会議。 
 


 でも、この作戦もトンマンが目標とする着地点への布石にしか過ぎなかったよう。

 ミシルを窮地に追い込み、会談に持ち込むつもりのトンマン。
 その会議へと誘う使いにピダムが選ばれます。 
 
  トンマンの手にミシルへの手紙が。

 なぜ、わたしのなのです? とピダム。
 この間のことを疑われている…嘘をついたのは事実なんだけど…事にピダムは気付いたもよう。
 

 
 
 ピダムの白旗突撃
 ミシルに会って、会談を要請。
 
 勝算があるつもりのミシルは拒否。
 その時、ソルォンからもたらされた情報に驚くミシル。
 
 例のわざと流す情報⇒水をせき止め、毒を流す…ですね。
 
 追い込まれたミシルは会談を承諾します。


 トンマンはミシルが色んな人材を取り込んで重用したように、ミシルをとりこむつもりで会談を画策。これがトンマンの考える着地点。
 でも他の人々に理解されず、先行き不透明。


 会談の日。
 ミシルが遠くから輿に乗ってやってくるのを見つめるピダム。その時の音楽の曲調がピダムの気持ちを代弁しているかのような感じ。
 

 トンマンは、ミシルサイドの人間を全て人材として受け入れることを提案、その中でも璽主ミシルが最も欲しい人材だと伝えます。
 
 トンマンの人材になるということは、つまりミシルが新羅の主=国王になる可能性はなくなるということ。
 国王になることは諦めてくれと言うトンマンに対し…
 
…ミシル「井泉郡、道薩城、韓多沙郡、早含城…これらが何なのか分かりますか?」

…トンマン「神国の国境なのでは?」

…ミシル「いや、違う。このミシルの血を注いだ場所だ。このミシルが愛する戦友と郎徒たちと兵士たち…
亡きがらも引き取れずに埋めた場所だ。
それが新羅だ。
チヌン大帝とこのミシルが作り上げた神国の国境だ。
お前に何がわかる?」
 
 トンマン完敗です。ミシルの今まで生きてきた重みに比べれば、トンマンはあまりに軽く、ただの青二才でした

 交渉は決裂。
 ミシルの熱いセリフに泣かされた後、ここから更に泣かされます。 

 決裂を知ったピダムが「しばし、ミシルに会って参ります。お許しを…」

 走って、ミシルの輿に追いつくピダム。 
 二人きりになり、トンマンの提案を受け入れるよう言います。でも、聞かないミシル。
 
 例の命令書をミシルに見せます。

…ピダム「トンマン公主の手にあったものを、わたしが隠しました」 

…ミシル「なぜだ。公表すれば、このミシルを簡単に始末できたのに…」

…ピダム「強がらないでください」

…ミシル「長期戦になれば、そちらが不利になる。なのにどうして隠した?」

 
…ピダム「とても残酷なことだから………
     …オモニ…」

 涙ぐむミシル。
 
…ピダム「あなたにとっては、人生の全てが否定されたことになる……公主の提案に応じてください。そうしないと、これを公表します」
 

 交換条件を突き付けたのに、無言のミシル。ミシルの手がピダムの頬に触れて…

 そのまま去っていくミシル。しかも…振り返りそうにみせて、振り返らない。
       


  枯れるほど泣きました。

 
 内戦を覚悟して、作戦を実行に移すトンマンサイド。

 大耶城に流れる支流をせき止め、残った水脈に毒を流すという噂を流す例の作戦です。

 
 噂が恐怖を呼び、混乱する大耶城内。
 おまけに地方の城主の中には、トンマンサイドに付く者も現れ、ますます不安を煽ります。
 そして脱走兵が増加、収拾がつかない状態に。


 井戸のそばで水が飲めないともめている郎徒たち。
 そこにソップム郎がやってきます。
 
 その場を収めるため、井戸の水を飲むソップム。
 
 お…男らしい。 

 ソップムの体を張った行動にも関わらず、脱走兵は後をたたない。
 
 この中でサンタク(ソップムの配下の郎徒、意地の悪い役回りだけど、意外にいい人)の選択に感動。
 
 この人


 
 早含城の城主が国境を離れ、ミシルに加担するため進軍を始めます。
 それを喜び勇んで報告するハジョン。
 
 でも、嬉しそうなそぶりは見せないミシルとソルォン。
 百済との国境が脅かされるのを恐れているのです。

 ミシルは、国境の様子を探るようソルォンに命じます。
 それがそんなに大事なことなのか…ハジョンはいぶかりますが、ソルォンはミシルの意図をくみます。


 トンマンサイドも、早含城の軍がミシルのために移動を始めたことを聞きます。
 周囲はどうやって対抗するか…ということ心配しますが、トンマンも国境が崩れるのを恐れ、百済の動きを探らせます。
 
 

 ここから、どちらがどれだけ新羅のことを大切に思っているか合戦になります。
 内戦での勝敗より、国の命運を気にかける方が王としての資質を備えていることになりますよね。
 特にミシルにとって、国境は心血を注いで得たもの。
 そのことがミシルの首を絞めることになります。
 


 ミシルとトンマンが心配した通り、百済は国境付近を狙うため軍を動かし、戦争の機会を狙っているようだと報告がミシルのところに入ります。
 
 内戦に勝っても、百済に国境を攻められ、例え一部であったとしても国土が失われることの方が耐え難かったのか。
…もう止めます…とミシル。
 

 早含城主に進軍を止め、守備に戻り、百済の攻撃に備えるように命令を出します、そしてその命令が最後のものである…とも付け加えます。
 
 この人もミシルに大きな恩を受けていたようで、ミシルを助けることができなくて悔しそうでした。

 
 
 ミシルは大耶城の城主の座に座ります。
 
 美しくて気高いミシル様…
  
 ソルォンに死ぬ決意であることを伝えます。
…「ご一緒します…」とソルォン

 でもミシルはそれを許さず、最後の命令を下します。
…ミシル「わたしに従った者を助け、導くのです」
   
…ソルォン「なぜ、こんな時にまで人を気遣い、労わるのです?」 

…ミシル「色々な段階を踏んで計画通りに進めているだけです」  

 そして命令書を袖から出し、渡します。
 
…ミシル「ソルォン殿には申し訳ありません」
 涙ぐむミシル。
 涙なくして見られません。ミシル様
 
 
 早含城の軍が国境に引き返したと聞いて、胸騒ぎを覚えたピダム。
 
 城門前まで走っていき、様子を見ます。でもいつも通り、ほっとして?その場を立ち去ろうとした時、
 
 大耶城に白旗が一斉に立ちます。

 
 白旗が立ったことを聞きつけ、城門前に集まるトンマンサイド。
  
 その時城門が開き、白い服でソルォンが現れ、全て武装解除し無条件で降伏することを伝えます。
 



 その頃、
 ピダムはミシルのいる城主の間に駆けつけます。
 
 そして、ミシルの足元に毒が入っていたと思われる多数の瓶を発見。


 ミシルが息を引き取るまでの会話が、この後のピダムの行動に強く影響を及ぼします。
…ピダム「…それでは、母上とお呼びしましょうか?」
  
 でも、ミシルは鼻先で笑います。
…ピダム「捨てて悪かったと謝る気は? 心の底では愛していたとか…」

…ミシル「このミシルの中に、そのような感情はない。母上と呼ぶ必要もない。謝るつもりもない。

 愛だと? 愛を何だと思っている? 愛とは容赦なく奪い取るもの。それが愛だ。

 トンマンを愛するなら、そうしなさい。
 

 恋心、大義、新羅…何一つ分け合うことはできない、ユシンともチュンチュとも。誰ともだ…分かったな」

 
 自分の恋は自分で叶えるというピダムに対し、
人を得ることを目的として行動することは非常に危険だとミシルは諭します。

 そして、「お前の夢はあまりに幼い…」
 
 ミシルは最期を迎えます。


 そこに、ソルォンに案内されてトンマンが入ってきます。
 
 ミシルの死を知って涙ぐむトンマン。

 ミシルの死に対しピダムが泣いたことを、トンマンが責めるのは次回のお話

                            おしまい

 うふふのピダム
 

 ラブラブ


善徳女王49話

2010-10-13 01:53:38 | 善徳女王
 前回、トンマンの危機一髪で終わった48話。
 


 冗談かと思ったら、本当に弓を放ったミシル。

 当然のこと、主人公は死んだりしないのですが、命拾いした理由は…
 ソヨプ刀。
 
 
 懐に入れていたソヨプ刀に、矢じりがちょうど当たり助かったということらしい。
 まさにご先祖様のご加護。

  無理に突っ込むようで悪いけど、矢を胸に受けた衝撃ってすごいと思うんだけど。かなり痛いと思うよ。
 ソヨプ刀で逆に怪我しそうな。それなのに…
 チルミネーターと張り合うだけのことはあります。


 
 天意がトンマンにあるかも…と衝撃を受けたミシルは、ソルォンの勧めに従って宮殿を捨てて逃亡。

 間際にソルォンが配下の兵士に命令します。目配せだけですが、「殺れ…」と。
 
 敵に囲まれるトンマンサイドの人々。
  
 と、その時
 
 敵方の兵士を射ぬく矢が飛んできます。
 
 矢を放った者たちが、兵士に切り込み、武芸道場の扉を開くと…

 ピダム登場
 
 
 まず、弓で攻撃。チュクパンも一緒に頑張ってます。
 

 この後、両刀使いで戦うんだけど、動きが早すぎて画像キャプチャー出来んかったです
 凄くカッコイイのに…

 戦って戦って、トンマンの側にたどり着いたピダム。
 
…ピダム「今度、無茶な真似をされたら、助けませんよ」 
 すみません、わたし、しばらく気絶しててもいいですか?
 ここのピダム、メチャメチャ好きなんです。


 ミシルを宮殿から出すな…と命令を受け、目が泳いでいるピダム。
 
 トンマンが、みんなに作戦を授ける間も、落ち着かなさげ。
 ピダムの迷いをよく演じているナムギル

 ミシルがピダムを使っていたら、彼の心の乱れを読んでいたと思うよ、チルスクの気持ちを察したように。
コイツは迷っているって。


   
 宮殿の正門を突破し、脱出に成功したミシルサイド。
 大耶城の城主がミシルの味方をしてくれるということで、そこに逃れます。
 

 

 トンマンたちが宮殿を掌握したのはいいけど、ずっとミシルが支配してきたから、色んなことが思うようにならない。
 まっ、言えば政権をとったころの民主党みたいな感じ? 未だにギクシャクみたいだけどね。
 
 みんなで作戦会議。でもここに、ピダムの姿はない。
 
 ヨムジョンと二人でヒマそう~


 ピダムには官職がないから会議に出られない。
 それと言うのも、皆は父や叔父の後ろ盾があるからだけど、ピダムには何もないからだ…というヨムジョン。

 それでも、意に介する風もないピダム…と思いきや、早くもトンマンに重用されていないのか心配になっている。
 
 突然やってきたトンマンに命令を受けるピダム。お前だから信用して任せられると言われて嬉しそう。
 
 単純に喜ぶピダムに、それは違う…とヨムジョン。
 
 みんなは内省や兵部を任されているのに、お前は外回りで情報収集だろ…
 また少し不安なピダム。
  
 

 それで、内戦状態に突入。

 普段は、意地悪だし、男の割には背も小っさいし、イケメンじゃないし…
気にもとめないソップム郎ですが、ここで少ししんみりとさせてくれます。
 
 チルスクとの会話で、
…ソップム「卑しい身分のわたしを引き上げ花郎にしてくれて、家の生活も楽にしてくれたのは、神国ではなくて璽主です」

 花郎にとって大義を貫くことは大事だけれども、この恩があるから誰より璽主を守ることを第一に考えていたソップム。

…ソップム「でも、こうなって悟りました。 わたしはこの程度の器なのだと…」


…チルスク「わたしも同じだ…」

 恩人に報いるのは、人として大事なこと。でも大儀を捨てるのは花郎にあるまじきこと。でも璽主には恩を返したい。
こういう苦しみ方って辛いよね
 



 宮殿内のトンマンたちは苦労続き。
 お金の流れも、人間関係も、あまりにミシルやソルォンやセジョン上大等の在位が長くて、流れるはずのない重要な情報が大耶城のミシルたちに行く始末。
 
 そんな時、日本から送られてきた弓がミシルたちに横取りされる。これも、ミシルたちに情報を流している者が宮殿内にいるから。 
 おまけに地方から上がってくる情報も、ミシルたちに流れている。

 存在を無視されているかのようなトンマンサイド。
 宮殿を掌握するには、ミシルサイドの人間を焙りだして、締め出すしかないと思っていたトンマンは方向転換。 

 便殿会議を開きます。
 
 今までのことは不問に伏す代わりに、政治に関する一切の報告を、トンマン以外の者(ミシルのこと)に伝えた場合は、身分の上下を問わず打ち首にすると宣言。
 また、大耶城周辺の要所を押さえ、神国の政治に関する情報がミシルに入らないよう寸断します。


 一応これで宮殿を押さえますが、まだ不安なトンマン。
 物思いにふけっているところにピダムがやってきます。
 
…ピダム「何をそんなにお悩みですか? わたしに手伝えることは…ないのですか?
わたしはあまりお役に立てないようで…」
 そんなこと言わないで…ピダム。
ヨムジョンがいらないこと言うから、ピダムが傷ついているじゃないの
そんなに悲しそうな表情で言われると、胸がズキズキする…


…トンマン「お前がいなければ、数々の危機をどうやって乗り越えられただろうか。
落ち着いたら、お前に 重責を任せようと思う。
宮殿内に秘密部署を一つ作る。お前にはそういう仕事がよい。
お前になら、どんな秘密であろうと完全に信じて任せられるから…」
 
 それを聞いて満面の笑みを浮かべるピダム。 無邪気な笑顔。

…トンマン「お前は子供のようだ。嬉しいか?」
 うちのわんこにおやつを見せた時、目じりの下がった表情を見て、思わず言ってしまうわたしのセリフ。
「うれしいか?」
おんなじなのよね


…ピダム「はい、公主様が信じてくださるので」


 で、最初の任務をトンマンはピダムに与えます。
 それは、以前ソファが持ち出したミシルの刺殺命令書を持ってくること。場所は復耶会の砦の木の下だから、そんなに遠くはない場所。

 ピダムが郊外を走っていく場面。
 凄く身軽で、嬉しそうに一回ぴょ~んて飛んでる。
 うれしい~て感じが全身から溢れてる。かわいい
 
 
 トンマンの命令通り、箱を見つけ出すピダム。
 
 そのまま、持って帰るべきなのに好奇心に負けて盗み見てしまい、ショックをうけてその場に座り込んでしまう。  
 
 
 自分がこの命令書をトンマンのところに持っていけば、母ミシルは殺されてしまう…でも、これは公主の命令だし…
 ピダム、フリーズ。
 
 さっきまでの喜びようは失われて、ドーンと落ち込んでしまう。

 
 夜になってもピダムはソラボルに帰らず、逆にミシルに会うため大耶城に向かう。
 それを、ピダムの代わりに大耶城を見張っていたチュクパンとコドに見られる。
 

 ミシルに会うため、危険を冒してまで侵入。
 
 
 あの命令書を今まで残してきた理由を、ミシルに聞きたかったはずなのに…
 ピダムがミシルを大事に思う気持ちと、ミシルがピダムを思う気持ちとのバランスを知りたくなったのかな?

…ピダム「なぜ、あの時、ヨムジョンに俺をつれて遊山に出かけるように言ったんだ?」

…ミシル「邪魔だったからだ」

…ピダム「あんたのご立派な夢を叶えるために邪魔だったと? 俺はいつでも邪魔者なんだな…」

…ミシル「そういうことだな…」

 お互い本心じゃないのに

…ピダム「ならば、また捨てればよかったのに。殺してしまえば良かったんないか?」

…ミシル「そうだな、あれは失敗だった」
 
 失敗と聞いて、辛そうなピダム。
 母を思って、命令書をトンマンに渡すのを躊躇していた気持ちを無にするようなミシルの言葉に、と~ても傷ついている様子。

…ピダム「じゃあ、どうして…」
 やっと本筋に入ろうかという頃に、ミセンとポジョンが侵入者の知らせを持って、ミシルの部屋に飛び込んできます。

 
 みんなで鉢合わせ。

 捕えようとするミセンとポジョンに対し、
…ミシル「わたしを訪ねてきた客人です」
 驚く二人。
 
 ミセンさん、驚いた表情がうまいです。実は、ちょっぴりミセンも好きって言ったら、ヘンタイかな…

 さっきのやり取りでも、殺さなかったのは失敗だった…て言ってたのに、またまた命を助けようとするミシルに、ピダムも戸惑う。
 

…ミシル「行け…」

 逃げ切ってから…涙ぐむピダム
 最初からミシルは自分を殺す気なんてなかった…て思ったのかしら。


 
 ピダムが感傷に浸っている頃、ピダムが大耶城に入っていったことがトンマンに報告されます。
 
 ミシルと通じているのではないか…ユシンが不安を口に。トンマンはそんなユシンをたしなめますが、更に微妙な立場になっていくピダム。

 
 
 ピダムは、夜遅くなってから宮殿に戻ります。
 
 そして、トンマンが言っていた物は既になかったと嘘の報告をします。

…トンマン「わたくしは、お前の言ったことを固く信じる。それが、我々の関係の土台となるのだ。本当になかったのだな?」 

…ピダム「はい、ありませんでした」

…トンマン「では、大耶城に行ったのは? ミシルに会ったのか?」

…ピダム「はい。手ぶらで帰ってくるのがイヤで、ミシルを暗殺しようとしましたが、阻まれてできませんでした」

…トンマン「お前とミシル、どういう関係なのだ?」


 
 ミシルサイドでもこのことは話題に。
…ミセン「姉上とピダム、一体どういう関係なのです?」
 38
…ミシル「息子です」
…ハジョン「はい」 
 この時のハジョンの反応、笑えます。この方もなかなかいい味出してます。


 今回は、ここでおしまい。
 前半は、昔のような無邪気な笑顔のピダムが見られたのに、後半は出生の暗い秘密には打ち勝てず。
 次回はミシル様がカッコイイです。


 うふふのピダム