続・今日も跳び蹴り

声出して行こうぜ!

焼き付ける

2007-06-09 | OKINAWA
さぁさぁ、沖縄の夜は長いから。
ってことで、まずは腹ごしらえと一行が向かったのは『ステーツサイズ』

閉店の噂は噂ではなく事実で。本当に今月一杯とのこと。
何かもったいないよなぁ・・・・。
他にいっぱいあるだろ。閉めてもいいような店は。
何でここが閉めなくちゃいけないんやろうか。

数年前、何かの雑誌で『ステーツサイズ』の存在を知ったとき、いつか絶対行こうと心に決めた。
店の外観や内装など、何もかもに心惹かれた。

そして今宵、多分ラストになるであろう『ステーツサイズ』
注文するのは、やっぱりニューヨークステーキ。
ニク旨っ!って誰が馬やねんっ!(火の当番 談
ま、それ(駄馬)はさておき、ホントに肉が旨い。
2人には黙っていたが、喉元を過ぎた肉を無理矢理、咥内へ戻して反芻していた。
それほど旨かったし、これが最後かと思うと、簡単に飲み込むのがもったいないなかった。

火の当番なんか、掛けたソースをわざわざ落として肉の味を楽しんでいた。
ホント、ソース不要。だね。

お土産にチキンフライをと思ったが、グッと思いとどまる。
「別れは盛大よりも静かなほうがいい」
って、自分でも何言ってんだか分からないことを口走ってみたり。

結局、静かに会計を済ませ「事情により7月一杯までってことはねぇよな」などと淡い期待を抱きながら店を出る。

流れる涙もそのままに。次は『おとん』へ。
見知らぬ顔も、見慣れた顔も、見飽きた顔も。
とにかく一緒に飲みまくる。

同じ日程で来沖していたMAHALO特製のキーマカレーも旨いじゃねぇか。
ナン代わりの『宗像堂』のパンがみるみるうちになくなっていく。
ステーキで腹一杯なのがチョット悔やまれたなぁ。

『おとん』の後は、二夜連続で『しぃぐぁー』へ。
今夜もテラス席で風に吹かれる。

目の前の景色は桜坂を訪れるたびに醜悪なものへと変化している。
開発の手は緩むことなく、桜坂社交街自体が、もともとなかったかのように次々と踏み潰されていっている。
名残までもこの場所から一掃しようというのか。
数年後、目の前に広がる景色は確実にないに違いない。

この景色を、そしてこの感覚を。

ジッと眺めながら、目に心に焼き付ける。

そんなカンジで、今夜も上等な夜はゆっくりと過ぎていった。




何かこう、てんもりさんと火の当番と一緒にいると、一緒にいるんやけど一人になれるっつーか。
わざわざ一人にならなくても、そばにいても一人になれるような感覚なんよね。
もともと、3人とも数に頼っていないっつーか、群れることを望んでいないっつーか。

もちろん、一緒にいて楽しいから連るんでるんやけどね。


贅沢な時間

2007-06-09 | OKINAWA
朝、目が覚めると、てんもりさんが台所で何やらゴソゴソし始めた。
油断していたら、朝から『うめ~家』の水餃子と焼き餃子をお見舞いされる。
じゃじゃぁ!と朝からブラックニッカのお茶割を呷る私。てへ。ボクご乱心。
そのあまりの体たらくぶりに、てんもりさんから「オマエ、(車を)運転する気ないやろぉ!」と一喝される。

火の当番も目を覚まし、身支度も終えたところで、昼前に行動開始。
まずは買出しのためコンビニへ。
すると、火の当番から「財布忘れた」とカミングアウトされる。
「この駄馬めがぁ~!」と睨みつけるも、キョトンとした顔で見つめ返す彼。
えーっと。
キミ、あれだ。
後で硬くて重くて尖ったものを脳天にお見舞いしてやっから。
そして、寝る前にはシャクティパット10,000発な。な、頼んだぞ。

コンビニの後は、今夜の『おとん』での飲み会で摘むパンを購入するため『宗像堂』へ。
てんもりさんがパンを購入している間に、隣の家の犬4匹に囲まれ、顔中ベロベロ舐められる。
いや~ん、ボクご満悦。


買出しを済ませた後、火の当番たっての希望で聖地マエハラへ。
高校球児が甲子園を、ラガーマンが花園を、Jリーガーを夢見る高校生が国立を目指すように、オッサンはマエハラを目指す。
そこには、オッサンのハートを掴んで離さない何かが、確実にある。

数分後、一行は禁断の地へと足を踏み入れた。
ショップが立ち並ぶ細い路地を、まるでサファリランドのように車をゆっくりと走らせる。
しかし、人影は殆んどない。
どのショップも準備中らしく、店員の姿も見えない。
開いているショップがあったので、車中からチラッと覗いてみると、年配の店員さんで、若い店員はまだ出勤していない様子。
もちろん、バイヤーの姿も全くない。
夜行性の生き物なんだね。あの人たちは。

そんなこんなで、聖地を後にし、次に向かったのは久茂地の『我楽そば』
スープ旨っ!って誰が馬やねんっ!(火の当番 談

まるで、3人で競い合うかのように、ものの数分でスープまで飲み干す。
「おかわりっ!」と叫びたいのを我慢して、静かに勘定を済ませる。

一行はそのまま南下し、シャッターの下りたガレージの外に、無造作に置かれた軍の払い下げ品などを物色した後、糸満のビーチへ。

テーブルなどを設営した後、早速ビールで乾杯!

てんもりさんが横になったビーチベッドのロックが甘かったらしく、背もたれの部分が不意に後ろに倒れ、てんもりさんが「倒れまいっ!」と両腕をビンッ!と後方へ伸ばして必死で踏ん張っている姿が笑えた。
彼、プルプルしていました。

ビーチにはアルミ缶を拾っている婆ちゃんがいて。
年金だけでは暮らせないらしく、こうやってアルミ缶を拾い回っているらしい。
その婆ちゃんが連れていた犬が俺らのそばを通るたびに、てんもりさんの車にションベンをかけていたのが、妙に笑えた。

そうやって、数時間、思い思いの格好でボケーっと過ごす。

旨い酒に絶妙な会話

いやぁ、実に贅沢な時間を過ごせました。

お二方、改めまして、ありがとう。
キミらなくして、こんな時間の過ごせ方は出来なかったと思う。


夕方になり、一旦帰宅。
シャワーを浴び、着替えを済ませ、夜の部へと出発。

さ、今夜も飲むぜぇ~。


沖縄にて

2007-06-09 | OKINAWA
今日、海水浴に行った時に、イキナリ現れた陽気なメキシカン。
昼は神父さんで、夜はルチャの覆面レスラー。

名前を訊いたら
「今は言えない。しかし、いずれ本当のことを話す時がくるかもしれん」との返事。
意外にも流暢な日本語でした。

数分後、高々と笑いながら走り去って行きました。
20mくらい走ったところで足首をヒネっていました。


もう、夏ですね。