以前の当ブログで
その1:前部欄間3枚(鳳凰、仙人)
その2:内陣欄間(1) 近江八景4枚
その3:内陣欄間(2) 近江八景4枚 と紹介してきました。
今回は、山嵜儀作が作った欄間15枚の残りの4枚、内々陣の十六羅漢を紹介します。
下図は欄間⑮の拡大で鬼に肩もみをさせている羅漢。
改めて蕃松院本堂の欄間の配置図です。
本堂の内々陣の四方に欄間4枚 ⑫~⑮があります。題材は十六羅漢です。お釈迦様の弟子になります。
4枚の欄間には、実際には14人の羅漢しか確認できなかったのですが、⑫3人、⑬2人、⑭5人、⑮4人となっています。また、それぞれの欄間には羅漢像の他に霊獣(⑫虎、⑬龍、⑭象、⑮獅子)が配されています。
山嵜儀作の所持していた和本から引用したものですが-下図のようになっています。
―4枚の欄間を紹介します。
欄間⑫の全体像。 羅漢3人と虎
欄間⑫の拡大。椅子に座って何かを見上げている羅漢。
欄間⑫の拡大。虎に乗った羅漢。
欄間⑬の全体像。羅漢2人と龍。羅漢2人が静と動の対照になっています。
欄間⑬の拡大。羅漢の足に雀が止まっています。
欄間⑬の拡大。甕から龍が飛び出してきています。(龍は写真外)
欄間⑭の全体像。羅漢5人と象。
欄間⑭の拡大。象に乗った羅漢。
欄間⑭の拡大。
欄間⑭の拡大。
欄間⑮の全体像。羅漢4人と獅子。
欄間⑮の拡大。獅子と羅漢。
欄間⑮の拡大。鬼に肩もみさせている羅漢。
欄間⑮の拡大。
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