北信濃寺社彫刻と宮彫師

―天賦の才でケヤキに命を吹き込んだ名人がいた―

■03 武田常蔵義虎とは

2016年05月31日 | 03 武田常蔵義虎(二代)
常蔵(ときぞう)と読む。 二代武田常蔵(義虎) のことで、天保年間生(推定)―明治35年没。 山嵜儀作の師匠(初代武田常蔵)の息子で、儀作と兄弟弟子になる。幼名は伊三吉、義虎、重信とも名乗る。  長沼村史では、「通称、伊佐吉、赤沼の人。父は初代常蔵氏。業を父に受け、その技術初代常蔵に並び称され二代常蔵を襲名し、斯道に従事しこれ又近隣にその技を奮いその手に成れる顕著なものを挙げれば、大田神社の . . . 本文を読む