北信濃寺社彫刻と宮彫師

―天賦の才でケヤキに命を吹き込んだ名人がいた―

ちりめん本『さかさまの国・日本』(長谷川武次郎)

2018年03月11日 | ●全般
明治29年に長谷川武次郎が発刊した本。ちりめん本とは、浮世絵のように、絵師が和紙へ絵を描き、その和紙を特殊加工で圧縮し縮れたようにして、独特の光沢、触感を生み出した(武次郎の考案)。さらに、在日の外国人(本書はE・S・パットン)に依頼して、おとぎ話、日本の風習を英語、独語、仏語、スペイン語等で解説した。来日した外国人への販売を主とし、日本文化の紹介になった。 『さかさまの国・日本』はE・S・パッ . . . 本文を読む