北信濃寺社彫刻と宮彫師

―天賦の才でケヤキに命を吹き込んだ名人がいた―

■01 富嶽百景(葛飾北斎)―宮彫師 山崎儀作(山嵜儀作)が用いた図譜2

2017年07月31日 | 01 山崎儀作
実際に山嵜儀作が所有して宮彫の仕事に活用していた和本(図譜)。浮世絵の富嶽三十六景が有名ですが、和本には富嶽百景があります。これはその二篇になります。富士山を探してみるのも楽しいかもしれません。 最初に宮彫のブログですので龍と富士山。   表紙:儀作の銘があります。 井戸汲み?の富士 信州八ヶ岳の富士(諏訪湖からでしょう)。手前には八ヶ岳。 竹林の富士 . . . 本文を読む

■01 北斎臨書初編 ―宮彫師 山崎儀作(山嵜儀作)が用いた図譜

2017年07月30日 | 01 山崎儀作
寺社彫刻を見てきますと、幕末~明治が最も華やかで彫物に使われる題材も多岐にわたりました。 2次元(浮世絵、画譜)と3次元(宮彫工、石工など)は密接に関係していたと思います。  北信地方で活躍した宮彫師、山嵜儀作が用いた和本(図譜)も沢山残っています。以前、このブログで紹介した諸職画鑑(北尾政美著)を紹介しましたが、今回は葛飾北斎の「北斎臨書初編」を紹介します。実際に儀作のものです。 . . . 本文を読む