江戸を起点に広がった街道には、東海道、日光街道、奥州街道、中山道と、当地を抜ける甲州街道の五街道があります。
八王子は甲州街道の6番目の宿場で、八王子の中には今でも○○宿という地名が残っています。
街道筋の宿場なので、市が保存する文化財の中には、今でも商売を営む老舗があって、煎餅や饅頭が売られています。
蔵もたくさんあって、文化財ですから家主が保存に尽力しています。
以前は街道沿いにたくさんの老舗があったのですが、開発で無くなってしまった老舗も少なくありません。
酒の蔵元も数軒さりましたが、今では “桑の都”一軒だけになり、この蔵元も八王子では酒を仕込まず別地の酒蔵に酒造を委託しているようです。
首都圏に雪が降ると、JR八王子駅にレポーターが派遣されて、駅前遊歩道から現地中継されます。
盆や年末の帰省時期の道路混雑の際には、大体は中央道八王子バス停が中継されるのが定番です。
毎朝、道路交通情報で「高速道路の渋滞では、中央道高井戸インターで○kmの渋滞」と報じられます。
首都圏の渋滞の定番と言えば中央自動車道です。住宅街では遮音壁が敷設されているので、近場を高速道路が通っていても、騒音に悩むほどのことはありません。
我が家の近隣にも中央道に繋がる圏央道が通っていますが、山の中をトンネルが通っているので、高速道路自体の存在は地図でしか知り得ません。
自然破壊や動植物への影響や水源への影響を訴えて、行政を訴えた民衆もいましたが、道路が開通した後に、環境への悪影響が出た話は聞きません。