スーパーで売っている梅干しを買って食べる家庭は多いでしょうが、市販のものは梅干しとして売られているものはありません。
梅干しのパックに添付されている能書きを読むと「調理梅干し」と書かれています。
梅農家が昔ながらの方法で仕込んだ、塩分量20%の本当の梅干しを、食品工場が買い占めて、その梅干しを水に入れて、塩抜きします。
本来の梅干しを水に浸すので、塩分と同時に梅の旨味や栄養分まで抜けてしまいます。その塩抜き梅に、着色と味付けを施した物が、市販の梅干しなので「調理梅干し」となります。本来の仕込み方で作った梅干しは誠に美味しいのですが、健康志向で減塩が叫ばれ、旨味や栄養まで抜いた調理梅が珍重されるようになりました。
科学調味料で味付けされた梅干しが体に良いとは思いません。
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