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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京都東山緑色鉄 (2) 京阪1000系

2014-07-12 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 最近、米国に拠点を置く旅行雑誌のアンケートでは、世界で最も訪れてみたい都市ナンバーワンの座に京都がランクインしたとのことですが、そりゃあ緑が豊かでオリエンタルな魅力がある名所旧跡てんこ盛り、そこそこ歩きやすくてメシも茶も美味い……とくれば、少なくとも一度は訪れてみようかという気になるのでしょう。同じような条件で考えれば、個人的にはイスタンブルも良くね?と思うのですが、あちらは石造の世界、こちらは木造の世界。同列には論じ得ない独自の魅力があるということでしょうか。
 そんな京都の中でも、とりわけ日本人に人気なのは東海道線から北の東山エリアであるわけですが、何と海外からのお客様からみると伏見稲荷が隠れた魅力第1位らしい……。あの寄進された鳥居が無限に続いているのがファンタスティックなのだそうな (^^;)。京都駅から奈良線で2駅、しかも駅前、さらに東山の核心部へも京阪電車ですぐ……というお手軽さもウケているようです。そういえば、約2ヶ月前の京都出張ついで鉄でも、103系を狙っていたら周りに外国人観光客の皆様が「これでもか!」というほど出現しており、むかし伏見稲荷を参拝したり、数年前に同じ場所で103系を撮った際には、平日であれば観光客のかの字もなかったのがウソのようです (笑)。



 というわけで、そんな東山~伏見界隈での撮り鉄ネタの続きです。自分が線路脇に立ったときに限ってウグイス103系が全然来ないことに業を煮やし (それもそのはず、後日神保町書泉で『普通列車編成両数表』の最新版をゲットしてチェックしたところ、その時間は221ばかりになっていたという……爆)、「もうJRWは終了!」ということですぐ脇のおけいはんへ。撮りやすい駅で撮りながら、久しぶりに出町柳まで乗ってみようか……ということです。そういえばおけいはん自体、初代3000→8030系の引退以来ご無沙汰気味ですので、久しぶりに普通or準急で用いられている7連のボロめな車両に乗りたいとうことでもあります。
 そこでカメラを構えてみたところ……ををを!少数派の1000系が短時間のうちに2本も姿を現してくれたではありませんか! 個人的に1000系は、正面貫通扉の窓形状が少々イマイチであるとはいえ、基本的に釣掛700系時代以来の雰囲気を良好に伝える扉間ダブル田の字窓の直線的デザインボディが最高に好きですので、塗装が変わろうが何だろうが、ファインダーの奥から現れた瞬間「キターッ!」という気分です♪ 一応、元のボディが1967~70年製、昇圧に際しての下回りカルダン駆動化から36~7年が過ぎたということで、関東であれば既に消滅していても全くおかしくありませんが、おけいはんの場合には他にもっと古い車両もあるため、まだまだ現役を続けてくれることでしょう~! というわけで、久しぶりに1000系に触れ「やっぱエエわぁ……またそのうち撮り貯めなアカン」と思ったのでした。とゆーかマイクロ様……そのうち1000系の新旧塗装も宜しくお願い申し上げます。労働争議の影響で他の既発表分の生産が大幅に遅れ、だいぶ先の話にならざるを得ないでしょうが……(汗)。