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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

相鉄・5/20大幅ダイヤ改正発表!

2006-04-28 22:04:00 | 大手民鉄 (相鉄)


 西横浜の新しい電留線が完成し、そろそろあるだろうな……と思っていた相鉄のダイヤ改正がこのほど正式に発表されました (土日ダイヤは5/20、平日ダイヤは5/22から)。
 詳しくは公式HPのPDFファイルをご覧頂ければと思いますが、個人的に一番ミソだったのは、星川駅付近の立体交差化工事に伴って待避線が使えなくなるという問題を如何にクリヤするのかという点でした。そして、その秘策は何かを読み取ってみますと……
 ●日中→快速列車を間引きして、毎時「海老名急行6、湘南台快速3、湘南台各停3,大和各停3」という構成にする。
 ●夕方→湘南台快速を20分間隔で運行し、二俣川で大和各停に接続させる (という趣旨に取れる)。
……という点にあるようです。昼間は敢えていずみ野線のサービスダウンというリスクを冒してでも快速を減らして各停とし、急行と快速を合わせた横浜・二俣川発車間隔をいじることによって、星川で退避できない各停が何とか二俣川・横浜まで逃げ切れるようにすることと、急行・快速のスピード維持を両立させようとしたのでしょう。
 また夕方も、急行に比べれば足が遅い快速を (恐らく急行の代わりに) 増やすことによって、二俣川or横浜の手前で急行が詰まってしまう傾向を緩和させようとしたのでしょう。その代わり、横浜と二俣川以遠海老名方面の間を利用する客 (私もです ^^;) は、横浜でまず快速に乗せられて、二俣川での乗り換えを強いられることになる回数が増えそうです (T_T)。

 もっとも、二俣川での快速←→各停乗り換えは、日中毎時「海老名急行5、湘南台快速5、大和各停5」というパターンダイヤであった旧ダイヤでは日常的だったわけですが、二俣川~大和間の利用客から見て、大和往復の各停は12分間隔の急行の僅か3~4分後くらいにやって来るという余り使えない列車だったため、ほとんど使った経験はありません (^^;)。実は、この運用は晩年の新6000系の指定席でもあり、現ダイヤで日中の各停の運行区間が横浜~二俣川に縮小されたことによって運用が余った結果、残っていた3編成が突如として運用から離脱してしまった……という悲しい記憶とともにあったわけで、もっと乗って撮っておけばよかった……と後悔しています (-_-)。
 そんな日中の大和&湘南台各停が復活することにより、恐らく7000系8連の運用が増えると思われますが (10000系8連の絶対数がすぐに増えるわけではないので)、今度こそきちんと記録しておかなければ……と思っているところです。

 日中の運行本数の総和という点から見ますと、快速3本が純減ということで、これは工事の都合上やむを得ない減量ダイヤかぁ……とも思えますが、6+3+6=15という数字は、実は5+5+5=15という旧ダイヤと同じなんですよね。むしろ、二俣川~大和間に限っていえば、20分に急行2本・各停1本の運行がうまい具合にほぼ等間隔化されれば、本数は多かったけれども使えなかった旧ダイヤよりははるかにマシかもなぁ、と期待しています。但し、そうなると急行の完全10分間隔は崩れ、大和以遠の客からはブーイングが起こるわけで、果たして大和で時間調整が入るのかどうかも要注目かと思われます。

 ここからは今後に向けた深読みなんですが、最近の神奈川新聞の記事によると、相鉄は将来の特急新設を検討中だとか……(途中停車駅は多分二俣川と大和だけ?!)。すると、星川駅の待避線が再び完成したあかつきには、新ダイヤで間引かれる快速3本分のスジを復活させて、これを特急に充てる……という将来像もぼんやりと見えて来るような気がします。さらに、これが小田急の本厚木・秦野方面に乗り入れるスジになったりして……(相鉄と厚木以西自治体は非常に熱心なのに対し、海老名駅の配線を大いにいじらなければならない小田急と、始発列車が減る海老名市は消極的なようです)。
 
 というわけで、まだ具体的な時刻表も見ていないにもかかわらず、PDFファイルを見て抱いた妄想を書き連ねて大変失礼しました (^^;;)。地元ネタなうえ、かなり大幅にいじったダイヤなもので、ついつい……(^^;;;;;
 あと、星川駅の待避線に停車中の各停二俣川行はもうすぐ撮れなくなりますので、まだの方はお急ぎあれ……。

 一方で気になるのは、天王町の踏切で7000系が横から車に突っ込まれた事故が起こったことで、廃車直前から奇跡的に復活した5050系の今後です。命拾いから約1年が経った最近でも、独特の大音量のVVVF音を立てながら相変わらず快走していますが、まさか10連急行・快速の間引き運転・運用減に伴ってついに廃車なんてことは……??? (-_-) そうならないことを切に願わずにはいられません。