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地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

07年・東武ファンフェスタ開催!

2007-11-25 19:48:07 | 大手民鉄 (東武)


 余りにも天気が良い三連休の最終日、南栗橋の車両管理区にて恒例の「東武ファンフェスタ」が開催されました。昨年は、引退間際の5050系と東急からのスペシャルゲスト・8614F「伊豆のなつ」が並ぶという、東急ファンと東武ファンを掛け持ちしている人間にとっては鼻血ものの素晴らしい光景が見られたのに比べ、今年は個人的に「これは!」と思う車両の展示が赤い1800系ぐらいなものであったことから、行くか行くまいか迷っていました。しかし、やはり今年は東武110周年。車両展示会場で貼られるステッカーHMにも、110周年記念号と同じような工夫があるのかも知れず、それを記録するのも良かろうと思いまして出かけてみました。
 今回は、自宅を出た時間にちょうど良い東急8500系急行がなかったことから、小田急と湘南新宿を利用してまず栗橋へ (何と北浦和付近で神々しい輝きを放つE655系を追い抜いたのにはビックリ! その後は東北線沿線がパニックになっているのを車内から冷やかしまくり ^^;)。そして10時12分、南栗橋に着いてみますと……やはり天気が良いことから、昨年よりもスゴイ人出! それでも正門前で10分ほど並んだだけで入場できたのは、さすが広大なスペースを誇り、多くの来客を吸収できる検修庫の威力というものでしょう。



 その検修庫に一歩足を踏み入れてみますと、まずは鉄軌道と平坦面の両方を走行可能な大型アントがお出迎え! さらに、多くの車両がバラされて検査を受けている庫内奥深くへ歩みを進めて行きますと、さすが鉄道趣味のツボを押さえた東武イベントのイキな取り計らいでしょうか、いろいろな車両の種別・行先幕が現行ダイヤでは有り得ない組み合わせになっていました (*^^*)。その中でも個人的に最も感動しましたのは、6050系・野岩所属車による「特急連絡・会津田島行」! 事前の展示車両一覧には6050系の名はなく、ガックリときて期待しておりませんでしたので、まさか庫内でバラされた貴重なシーンを眼にすることが出来るとは思ってもみませんでした。しかもレアな野岩車が有り得ない表示……この隠し球、個人的には今回の東武ファンフェスタにおけるベストシーンです! (*^^*) 
 この61103号、せっかくクハと切り離されて1両だけで展示されていましたので、貴重な中間連結面シーンも撮影してみました。天井の明かり窓から差し込む光が神々しく6050系に降り注ぎ……今後の動向が気になる6050系と野岩鉄道ではありますが、これからも首都圏近辺で最も「旅」を味わうことが出来る列車として、明るい光を受けて走り続けて欲しいと思わずにはいられませんでした。
 これらのシーンを撮影後は、11:40からの屋外撮影会に備えて11時過ぎに並び始めたのですが、その収穫 (?) は気が向いたらアップしてみることにしたいと思います (^^;)。せっかく1800系の編成写真を超順光で撮影できると期待していたのに……何故「特等席」は東急5000系に譲ることになったのかと……(-_-;)。
 そんなこんなで忙しく撮影している間に、いつの間にかこの日の次の目的地へ移動する時間となってしまいましたので、12:12発の東急8500系・急行中央林間行きに乗って南栗橋を後にしました。目玉展示はなかったものの、特に庫内を楽しめましたので、まあ訪れて良かったと思っています (^_^)。果たして来年はどのような展開になるのでしょうか……。「彩野」189系と東急8500系の並びなんて実現すれば、いとおかしかりなん……と早くも妄想しています (笑)。

東上線50090系登場記念・初期ステンレス車

2007-11-22 21:09:19 | 大手民鉄 (東武)


 来る25日に予定されている東武南栗橋イベント、今年は昨年の超豪華な車両展示ラインナップと比べますとどうもツボに欠けるところがあり、「うーん、行くべきか行かざるべきか」と悩んでおります。そこで、先ほど改めて東武公式HPにアクセスしまして、開催要領を確認してみようと思ったところ……何と、東上線用の新型車として有料ホームライナーを兼ねた50090系が登場する旨の公式リリースが掲載されており、思わず「ついに東上線も料金制列車不毛の時代を脱するときが来たのか!」と叫んでしまいました (^^;)。しかも、近鉄LCカーや仙石線205系と同じく、用途に応じてロングとクロスを転換可能とは……。恐らく、朝ラッシュ時はロング、日中はクロス状態で京急2100系と同じような料金不要優等列車となり、夕方以降は料金制となるのでしょう。もっとも、所詮は日立Aトレインですので、椅子が恐ろしく硬いものになりそうな悪い予感もあるのですが (爆)、特に川越以遠からの利用者にとっては朗報なのではないかと思われます。名称は公募だそうですが、「フライング東上」以外に果たして適当な名称があるのでしょうか? (爆)



 というわけで、全然50000系列とは関係ないのですが、東上線料金制列車登場を言祝ぐため (?)、新河岸で撮影したステンレス車の画像をアップしてみましょう。
 東武における本格的なステンレス時代の幕開けを告げた9000・10000系といえば……思い出してもみれば、東上線において割と多数残存していた7300系を80年代前半に一気に廃車へと追いやった存在でありまして、ようやく中学生となって撮り鉄旅を親に認めてもらい、「さあ7300撮るぞ!」と勇んでいた私は、結局7300と9000・10000系の世代交代劇を見届けることになってしまったのでした……。それ以来しばらくのあいだ、9000系や10000系は怨みの対象だったはずですが、気が付いてみればそれも今から20数年前の話になってしまいまして (^^;)、いつの間にかコルゲートが多いこれらの車両を「シブい……」という視線で眺めるようになっていました。そして今や、9000系の修繕車が現れ、10000系も館林での修繕が始まっているとか。回転幕を装備したオリジナルな姿が完全に失われてしまわないうちに、今後も少しずつ撮り貯めておかなければなぁ……と思っています。

 そういえば大事なことを思い出しました。実は50090系の代わりに8000系の廃車が進むことは明らかですので、シブい車両趣味という観点からみれば、言祝ぐべきではないのではないかと……(汗)。
 あと、6050系の経年劣化に合わせて、日光線の区間快速用としてこの車両の6連を用意し、新栃木で分断、日光線北部・鬼怒川・野岩会津線の料金不要列車は完全に短編成ワンマン化……ということも有り得るのではないかと……。そうすれば伊勢崎線北千住口での混雑も緩和し、長距離客はいっそう優等列車に誘導することも可能なわけで……。来月のRP誌東武増刊号発売を前に、いろいろ今後の東武の方向性について考えさせられる車両ではあります。

※おことわり この記事は21日夜にアップしていますが、一番上に表示するため、22日付とさせて頂きました。

東武8000系原型顔を撮る@東上線

2007-11-07 18:14:39 | 大手民鉄 (東武)


 先日東武東上線を訪れた際の本命は、決して1980年代デザインの9000系・110周年トレインではなく、あくまで8000系の回転幕車であったことは言うまでもありません (笑)。特に、東武全体を見回しても残り少なくなってしまった原型東武顔車がやって来れば最高! (^^; 
 しかし、それをどこで待ち構えればカブられることもなく確実に撮影できるのか……ということは、ひっきりなしに列車が行き交う東上線を訪れるにあたっての死活的な問題です。8000系との遭遇率が最も高いのは池袋=成増間ですが、この区間ではだいたいどの駅で撮影していても普通と優等のどちらかがカブってしまうような気がしております。というわけで、取りあえず池袋から普通に乗ってロケハンしながら「うーん」と思案を巡らしていたところ、8108Fの急行池袋行とさっそく遭遇! 「これはすぐに下り準急として追いかけて来るので、素早く確実に後追い出来る駅を選ぼう」ということで目指したのが新河岸です。



 新河岸は、川越まで真っ直ぐに伸びる線路と行き交う列車をのんびり眺めながら、広い島式ホームで安心して撮影できますので、東上線の中でも超定番なスポットの一つと言えましょう。そこでまずは8108Fの準急川越市行きと折り返しの準急池袋行き (1枚目) を決め、さらに続いてやって来た急行小川町行き8112Fを撮影し大満足! (*^^*) やっぱりこの顔があってこその東武ですし (?!)、日中も8000系が10両編成で堂々快走する姿はさすが東上線という感じです!
 この日唯一の難点は、天気が悪過ぎることでありまして、ISO感度をワンタッチで切り替え可能なデジ一眼にどれだけ助けられているか分かりません (^^;
 なお、8112Fの後追い撮影後は川越に移動したのですが、上りホーム先端で構えていたところ、某珍編成のハンドルを握っていた運転士氏が、僅かな停車時間のあいだに話しかけて下さいました。
 運:「お疲れさまです。今日は8000ですか?」
 私:「取りあえず何でもですけど、8000が来れば御の字って感じですね」
 運:「東上線に残る原型顔の8108・8111・8112は全部池袋方ですから、寄居方で待っていても撮れませんよぉ」
 私:「いえいえ大丈夫です! もう2編成撮りました!」
 運:「それなら良かった! 頑張って下さいね〜」
 私:「ありがとうございます!」
 ……こんな感じで、古き良き車両を愛するヲタ運転士の皆様が日々安全運転に努めている東武、ますます好きになってしまいました……(^^)

東武110周年記念トレイン運行開始

2007-11-02 20:12:35 | 大手民鉄 (東武)


 このたび創業110周年を迎えた東武では、昨日から東上線の有楽町線直通用編成を用いて「110周年記念トレイン」の運行を始めました。かつて中学1年生の頃、なけなしの小遣いをはたいて73・78系を追い求め東上・越生線を訪れて以来、東武の奥深い魅力の虜となっている私としましても、110周年という節目はめでたい限り (^o^)。いまの東武は業平橋の再開発や50000系列の新造に必死なようですが、これからも渋い関東私鉄の味わいを大事にしつつ発展して欲しいものです。
 ただし、だからといってわざわざ記念トレインを狙って東上線を訪れたわけではありません (爆)。昨日は仕事が早朝から午前中までだったことから、久しぶりに東上線を訪れ、辛うじて沢山走っている東上線8000系10連を記録しておこう……という目論見でした。というわけで、事前公開の110周年トレイン運用情報を全然チェックしていなかったのであります (^^;)。むしろ、どうせ8000系ではないですし (^^;;)、新木場=川越市間を1往復すると3時間かかりますので、ちょっと訪れる程度ではまず遭遇しないだろう……と割り切っていたのでした。
 それでも、新河岸に次いで訪れた川越駅で「肝心の急行が上り有楽町直通とカブりまくりだし、天気が悪過ぎるので帰ろうか……」と思った矢先、イキナリHMを貼り付けた9151Fが現れましたので、偶然すぎる遭遇に驚くと同時に、儲けモノ気分も最高潮に! (^^;



 そこで、本川越へ移動して西武新宿線で帰ろうという計画は速攻でボツとしまして (^^;;)、再び新河岸へ。光量は相変わらず少な過ぎ、感度をISO800に上げざるを得ない状況でしたが、何とか初日の勇姿を記録することが出来ました (^_^)。
 その後はすかさずアタッシュケースを持って110周年トレイン・9151Fに乗車! すると……車内の広告スペースが全て東武歴代特急の写真で埋まっているではありませんか! (一例は1枚目の画像の左下) 東上線特急の画像は、「フライング東上」の青+黄帯5310系 (モノクロ) と「さだみね」のセイジクリーム8000系というあたり、やはり本線系の居並ぶ豪華車両に比べると役不足なのは否めません。でも、とにかく「鉄」であれば眼福を欲しいままに出来る車内であることは間違いありません。
 ただ、せっかくの110周年企画が、こういう安っぽいステッカーを貼るだけというのは少々勿体ない気もします (^^;)。そこで以下、「こんな企画があれば最高だなぁ……」と思える個人的超妄想を列挙してみることにしましょう。
 *トブコに放置されている57・78系の復元。
 *5700・7300・7800・6000系の鉄道コレクション発売。
 *8000系原型顔によるセイジクリーム塗装の復活。
 *編成は何でも良いのでフライング東上号塗装の復活。
 *ミクリイベントにおける6050系前パン車と850系の並び。
 ……うーん、無理ですかね〜(^^;)。

東武6050系区間快速@EOS 40D試し撮り

2007-09-04 14:55:54 | 大手民鉄 (東武)


 他社から遅れながらもようやく中級機として1000万画素を搭載し、先月末に新発売されたキヤノンEOS 40D……。発表直後にニコンからD300が発表されたことから、「こういうときのキヤノンは猛烈なヤル気を出し、あっという間に次の機種にMCされてしまうのではないか??」と勘繰りつつも、これまでの800万画素・EOS 20D&30D長期政権に比べれば新機軸を打ち出していることも事実です。そこで個人的には、「待ってました」という物欲モードと、「ここは焦るな」という節制モードが千々に入り乱れる8月下旬を過ごしたのでした (^^;)。そしてついに発売日……夕方、とりあえずS宿西口のY店へ行ってみますと、デジ一眼が急速に普及して需要が沸騰した数年前とは違い、新機種といえども予約待ちということはなく、デモ機をいじってみるとミラーショックが激減してレスポンスもメチャ速っ!……というわけで、即決購入。全くもってキヤノン党の宿命ですね (高校入学時にA-1を買って以来の付き合いですので、評価基準が甘い ^^;)。
 さっそく翌9月1日の秩父行に持参しても良かったのですが、20D・30Dと比べると相当使い勝手が変わっている感じでしたのでやはり持参せず、まずは試し撮りをして習熟し、色の出方などをチェックすることにしました。目的地は……最近やや体内の東武分が低下していましたので、久々に伊勢崎線の聖地・小菅&梅島です!



 まずは中央林間から半直で北千住に到着後、小菅へ。その3分後にはさっそく区間快速がやって来ました! この1枚目が記念すべきファーストショットですが、何と急行灯まで点灯しているではありませんか!! 偶然かも知れませんが、運転手氏には本当に感謝です!!
 そしてやって来ました、梅島! 久しぶりに来てみますと、手前には背の高い保安機器箱が設置されており、低め&広めのアングルで構えるとモロに視界が遮られるようになってしまったのは残念ですが、悔やんでも仕方がありません。ビシッと撮影を決めて気分爽快! 
 試し撮りの感想ですが、取りあえずいくつか……
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【1】20D・30Dと比べてだいぶ短くなった (?) ファインダー像消失時間や毎秒6.5コマの連写速度、それにミラーショックの大幅な (?) 低減で、相当快適な撮影が出来るなぁ~という印象。
【2】新たに交換可能になったファインダーのマットを早速「スーパープレシジョンマット」に……ファインダーが相当暗くなるものの、完全にピントの山を見極め可。置きピン派には朗報! 
【3】東武の真っ白い車体 (特にスペーシアやりょうもう) のような、これまで白トビしがちだった被写体も、相当描写が向上!
【4】モニタがキレイ!……他社よりはイマイチなのかも知れませんけど (^^;)。
【5】何よりも嬉しいのは、ISO400でのざらつきが減ったこと! (^o^)
【6】いっぽうメニュー画面など、複雑になった部分も (-o-)。要習熟!
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 こんな感じで、短時間ながらも新デジ一眼の撮り心地を確かめ、東武撮影も楽しめたので大満足! う~ん、それにしても、9月は一時的に観光客が減り、東武快速が空く季節でもあります。ヒマが許せばこれに乗ってまったりと会津あたりに行きたいものです……。
 ※なお、以上のインプレは完全に個人的な感想と自己満足であり、どこかから金品をもらっているわけではありません。この記事を参考にして購入されて不満を持たれたとしても、当ブログは一切責任を負いません。自己責任でお願いします。