最勝四天王院の障子に宇治川かきたる所 　　　　　　　　　　　　太上天皇御製 はし姫のかたしき衣さむしろにまつ夜むなしき宇治の明ぼの ...

　　　　　　　　　　　　　　　　　昔孝標 三千仙人誰得聴含元殿角管弦聲 　　　　　　　　　　　　　　　都良香 鶏人暁唱聲驚明王之眠鳧 ...

          五十首哥奉りし時　　　　雅經 はかなしやさてもいく夜か行水に数かきわぶるをしのひとりね めでたし。　三四の句、本哥...

  波越すと 　　　　二見の松の 　　　　　　　　見えつるは 　梢にかかる 　　　　　　　霞なりけり 　　　　　　　　　　　　西行 ...

        摂政大納言に侍ける時よませ侍ける山家雪 まつ人のふもとの道は絶ぬらん軒端の杦に雪おもるなり めでたし。　軒端なる杦に、雪のふりつもりて、次 㐧...

　　　　　　　　　　　　　　　　　　同 王喬一去雲長改早晩笙聲歸故渓 　　　　　　　　　　　　　　　　後江相公 商山月落秋鬚白潁水波揚左耳清 　　　　　　　　　　　　　...

      題しらず　　　　　　　西行 昔おもふ庭にうき來をつみおきて見しよにもにぬ年のくれ哉 こは年の暮に、年來とて、薪をつむことあるをよめるなり。 それをうき木...

八雲抄巻第二作法部     　　　　　　　内裏　仙洞　已下万人會同之一　尋常會　此中　或有略事 先出御　或御◯　簾中　寛治月宴如此。講歟　関白 進給...

尾張廼家苞　四之上       　恋歌三 　　　百首歌に　　　　　　式子内親王 あふ事をけふまつがえの手向草いく夜しをるゝ袖とかはしる 　本歌万...

  　　　　　　よみ人しらず   大淀の 　　松は 　つらくもあら 　　　　　なくに   う...