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新古今和歌集の部屋

春歌上 室の八嶋

第一 春歌上

崇院に百首歌奉りける時  藤原清輔朝臣

 

   朝がすみ

 

     ふかく見ゆるや

 

煙たつ

 

室の八島のわたり

 

    なるらむ



読み:あさがすみふかくみゆるやけむりたつむろのやしまのわたりなるらむ 隠

 

意訳:朝霞が深く見える場所が、煙立つことで有名な室の八島の辺りであろうか。

 

作者:ふじわらのきよすけ1104~1177藤原顯輔の子続詞花集の撰者

 

備考:歌枕 栃木県栃木市惣社町 思川の立ちこめる霧から煙と関連して歌われる。崇徳院御時百首 歌枕名寄、美濃新古今注

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