和漢比較文学会編 和漢比較文学叢書第十三巻
新古今集と漢文学
汲古書院
和漢比較文学叢書 第十三巻
新古今集と漢文学
初版:平成四年十一月四日
編集:和漢比較文学会
発行:汲古書院
目次
廃園の風景 川村晃生
いはゆる狂言綺語観について 三角洋一
中世私家集の世界と漢文学
ーその一表現層をめぐる覚書としてー 本間洋一
漢故事題和歌からみた中世類題集の系譜
ー「王昭君」の場合ー 三村晃功
詩歌合の世界
ー『元久詩歌合』をめぐってー 大伏晴美
『百人一首』
ー「百」という数についての一考察ー 柳澤良一
『両度聞書』と『毛詩』
ー古今和歌集仮名序注と毛詩注釈ー 浅見 緑
『擲金抄』の撰者 佐藤道生
式子内親王と漢詩文
ー〈典拠〉をめぐってー 錦 仁
慈円『文集百首』考 石川 一
藤原良経の漢詩的なもののはたらき
ー初学期の連句を中心にしてー 大岡賢典
藤原定家の漢詩 佐藤恒雄
定家と『明月記』
ー詩と散文と漢文とー 松村雄二
足利直義
ー政治・信仰・文学ー 堀川貴司
新古今集と漢文学 研究史展望
ー研究史展望ー 長崎健・相田満