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Raspberry Pi Pico MicroPythonのセットアップからLED点滅まで

2021-10-26 11:57:11 | Raspberry Pi Pico
 Raspberry Pi PicoへのMicro Pythonの導入については、ネット上にたくさんの記事があり、参考になりました。しかし、簡単にいくかなと思って作業を始めたのですが、思わぬところでひっかかり、LED点滅(Lチカ)ができるまで、半日もかかってしまいました。

 ということで、トラブルシューティングも含めて、丁寧に書いてみますなお、パソコンのOSはWindows10です

 まずは、本家のRaspberry Piのホームページを開きます。Raspberry Pi PicoのBOOT SELボタンを押しながらパソコンにUSBで接続すると、パソコンにはメモリデバイスRPI-RP2として認識されエクスプローラに下のような画面が表示されます。

 INDEX.HTMアイコンをクリックするとRaspberry Piのホームページが表示されます。
 赤丸印のMicroPython Getting started with MicroPythonをクリックします。



 MicroPythonのページに移動したら、下の方にDrag-and-Drop MicroPythonという記事があり、簡単なアニメーションがあり、下にPythonのセットアップの手順が書いてあります。

1 MicroPython.UF2ファイルをダウンロードします。(この記事を書いたときはrp2-pico-20210902-v1.17.uf2でしたが、逐次アップデートされると思います)このファイルはRaspberry Pi Pico上で動作するMicroPythonのファームウェアです。

2 Raspberry Pi PicoのBOOTSELボタンを押しながらパソコンにUSB接続します。

3 PI-RP2という名前のストレージ・デバイスとして認識されます。

4 ダウンロードしたUF2ファイルをドラッグアンドドロップします。PicoのフラッシュメモリにUF2ファイルが保存されると、先ほどの表示が消えて、Raspberry Pi PicoでMicroPythonが使える状態になります。

5 これで、Raspberry Pi PicoとパソコンがUSBシリアル通信で接続されてREPL(Real Event Print Loop)でMicroPythonのプログラミングが可能になります。

 次に、MicroPythonのプログラミングに使う、Python IDEとしてThonnyをダウンロード・インストールします。Thonnyのサイトは、こちら。右上の赤丸印(Windows)をクリックします。

 

 インストールが終わったら、Thonnyを立ち上げます。初期設定で言語は「日本語」にします。Thonny IDEの画面です。


 ネット上にあった、Pico本体上のLEDを点滅させるプログラムを書き、実行しましたが、shellウインドウにエラー表示され、動きません。PicoとThonny間の通信がうまくいっていないようです。画面右下の赤丸印の部分をクリックし、Configure interpreterをクリックして開きます。「インタプリタ」タブを開き、デバイスをMicroPython(Raspberry Pi Pico)に、PortをUSBシリアルデバイスのPicoが接続されているPortを指定します。

 これで、PicoとThonnyの通信ができるようになり、名前を付けて保存し、「実行」をクリックするとPico本体のLEDが点滅しました。

 では、次にGP15に接続したLEDを点滅させてみます。回路図です。
 プログラムです。

 このプログラムをmain.py(拡張子pyを付けます)という名前でPicoに保存するとPico単体(スタンドアローン)で動作することができます。つまり、PicoをUSB電源に接続するだけで動作させることができます。ブレッドボード上でGP15に接続したLEDが点滅している様子です。







 

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