OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。明日の活力にと、スパイスの効いたサプリのような。

●聖域化した趣味は、さほど発展しない。

2024年06月13日 | 社会風刺

一昨年、地域の写真サークルに入った。しかし『2回』で『やめた』。アマチュア無線同様に『時代遅れな昭和のおっさんの集まり』だったのと、先生と呼ばれる写真館の経営者が『大ボス』、大ボス不在時に『あれがいけない、これがいけない、ああすべき、こうすべき』と、いろいろ注文を付けてくる『中ボス』、そして会員から会費を徴収し『諸般の取りまとめ』をする『小ボス』と、そこに群がる『会員』という『典型的な軍隊式組織だった』のである。何だか『道楽を聖域化している』のが発展しているのを、私はあまり知らない。そもそも『党三役』のような人がいないと成り立たない『自民党』を見たら、そんな組織が『どうなるか?』くらい、フツーの頭なら、わかるでしょ。

【写真:写ルンですで『どれだけ撮れるか』の方が、おもろいと思います】
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◆結局、儲けているのは『大ボスだけ』やん。
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くだんの写真サークル入会に際し『スマホ不可』と案内書に書かれていた。

 

要するに『デジタル一眼レフを持っていること』だ。

1万円前後で購入できる『レンズ交換不可のコンパクトデジカメ』も、

遠回しには『ホンマは不可なんですけど』という空気が流れていた。

 

私は、パナソニックのデジタル一眼風コンデジを引っ提げて入会した。

 

コンデジなので『レンズ交換はできない』ものの、

広角から超望遠までの『ロング・ズームレンズ』だったので、

会員の誰もが『コンデジとは気づかなかった』のが笑えた。

 

よーするに、自分のカメラ自慢しかしていないし、他人のは興味がない。

 

・出来のいい風景写真はたくさん見せてもらったが

・おもしろい写真は、ひとつもなかった

 

確かに『絞り』ひとつで変化が見られる写真の出来は、楽しい。

 

・構図

・ライト

・シャドウ

 

写真の基礎なんて、この3つくらいちゃうのん?。

 

構図とか言い出すと『なんか、難しそう』と感じる人が多い。

確かに『知らないよりは、知っていた方が楽しい』とは思います。

とはいえ、おもろい写真って『インスタ』にバンバン上がっています。

写真サークルの人たちの写真って、きれいだけど、おもろないわけです。

 

なんか、ムセン界みたく『シンニアマ』が『聖域化したいだけ』のような。

 

理論なんて追いかけ始めたら『キリがない』です。

かつて『写ルンです』が流行りました。

今でも売っているくらいですから『根強い人気』があります。

 

写ルンですで写真を撮る人って、いちいち構図だの、考えていません。

 

あるいは『スマホ』で『バシバシ撮る』人も、

そんなに考えずに撮っていますし、

あの眠い写真が『かえって新鮮!』とか言われたりします。

 

つまり紙焼きしたら、写ルンですでもデジタル一眼レフでも、どうでもいい。

 

1,商業写真(いわゆる広告物の写真)

2,報道写真(新聞や雑誌、週刊誌などの写真)

3,芸術写真(アート系。個展やら何人展に出すような写真)

4,個人写真(家庭写真とも呼ばれる。一番多い、個人の取るスナップ)

 

撮影系で『お仕事』、つまりおカネに変えられるのは『1と2だけ』です。

 

私は、広告屋にいましたので、商業写真は『毎日見ていた』わけです。

商業写真は『広告物』を表現し『その商品が売れる前提で対価を頂く』。

あたりまえですが『すべて、トリミングありき』です。

 

1,トリミングしてはいけない

2,撮影は『RAW』で撮れ

3,適正、オーバー、アンダーの3種撮れ

 

こんな風な伝説を、相変わらず写真サークルはやっています。

 

まあ、気持ちは『わかルンです』けど、

どうせ紙焼きするときに『物理的にカットしてトリミングするやん!?』。

だったら、作品づくりの工程でトリミングしてもええのとちゃうん?。

 

こんな『取るに足りない些細なことで衝突するのもバカらしい』ので、やめた。

 

写真の撮り方なんて、自由なはずです。

デジタルで撮っても、SDカードに入れっぱなしで、

作品として出展する『一点ものだけ紙焼き』なんて、もったいない。

 

写真なんて、紙焼きして『残してナンボ』です。

 

私は、父の一周忌を迎え『アルバムの複製』をやってみました。

これができたのは『80~100年前の紙焼きがあったから』です。

ホンマだったら、複製もRAW(生)で撮るべきとか言われそうですが、

 

撮って出しのJPEGでいいや、と。

 

なんでRAWではなく『撮って出しのJPEGをOKにしたか』。

それは、液晶画面の再生色数が『1,670万色しかない』からです。

さらに、複製した写真をフォトブックにする際も、

カラートナーのオンデマンド印刷で粒子が荒れる上、

液晶画面よりも発色数が『間引きされる』からです。

 

RAWで撮っての、現像工程も『時間のムダ』と判断しました。

 

デジタル一眼も、上手い人が撮れば『おぉ!』という写真が撮れます。

これって、第一級(1アマ)のkWerが、DXを一発で終わらせるようなもの。

フツーに運用する分には『3アマ的運用で十分、ハイスペックやろ?』。

 

写真と無線を対比させてみましょうか。

 

1,高額なデジタル一眼レフ:シンニアマ

2,コンデジや個人のスマホ:3アマ的

3,機材は選ばす:ホンマモンの第一級

 

人の内的要因は『さほど違いがない』のです。

 

要は『機械の性能がよくなっただけ』のことです。

ムセンなんて、運用を続けていれば、

200~250エンティティくらいまでは『誰でもできる』。

写真も、数をこなせば『おもろい写真は、必ず撮れる』。

どっちも『数をやったら、結果が出る』わけですな。

 

1,そこのボスを神格化しては、発展しない

2,そこの集まりを聖域化しては、発展しない

 

写真なんて『3分割構図』の『日の丸構図』で撮っときゃ、とりあえず失敗はない。

 

冒頭の写ルンですは、

『カメラや写真に興味がない人も客にできたこと』が、

私は、ホンマ、フジフィルムはすごい会社だ!と感じました。

デジカメの台頭でコダックは名前こそ残ったものの『潰れた』のはなぜ?。

 

コダックが自分たちの商圏を聖域化していたからではないでしょうかね。

 

写ルンですで撮った写真であれ、

デジタル一眼レフで撮った写真であれ、

業者が写真集を作ったら『素人目には見分けがつかない』です。

 

そんなところに値打ちこいで、聖域化しても『しゃあないやん』と思っています。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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