アマチュア無線の何がおもしろいのかって、私は『AWARD』という『目標』を立てて、それを達成するために『何を、どうすればいいのか?』を考えて、日々の運用につなげています。無線機も『目標達成のための「道具」』に過ぎない位置づけになっています。したがって、その無線機が壊れたりしない限り、買い替えの必要もないのです。電信も『AWARDの特記のための手段』に過ぎません。FT8も『交信の可能性を高めてくれた道具』に過ぎない、こんな位置づけにしています。JARL会員数減少に歯止めがかからないのは、高齢化が一番大きな要因なのは間違いありません。しかし、考え方が昭和のままの『マンネリ化した、ただ交信をしてQSLカード交換』では『飽きて当たり前』です。飽きやすい趣味だからこそ、再開組が多くいらっしゃいます。逆に言えば『一時期は飽きたから無線やめたんでしょ?』です。とはいえ、こういう類は、ムセンに限らず、多くの趣味にも当てはまります。昭和の時代の『写真クラブ』は『ちょっとカネを持ったジジババの集まり』です。めんどくさい近隣の写真クラブなんかに入らなくても、一般の人は『スマホで撮影した写真や動画をインスタアップ』で遊んだり、あるいはビジネスにもつなげています。近隣の写真クラブは『スマホ、コンデジ不可』と入会のハードルを上げていますが、きっとスマホの性能を認めたくないのと『裾野人口が増えたら対処の仕方がわからない』のだと思っています。写真クラブの活動は『撮影会』『講評会』『発表会』くらいです。すごくマンネリ化していますね。こんな状態だったら、スマホ派の人がデジタル一眼を買って・・・にはつながらないでしょう。JARLも日本のアマチュア無線も『要は、マンネリ化しているだけ』で、時代と乖離しているということだと、私は考えています。

【写真:いい歳こいだ世界中のおっさんが、アメリカのAWARDを追いかけているのって知ってますか?】
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◆遊び方を教えないから、年寄りの遊びにしかならない。
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会員数減少に歯止めがかからない・・・。
アマチュア無線に限ったことではありません。
先日、東京都議選が執行されました。
公明党が『絶対死守の大田区』の二議席を『共倒れ』させたのは多くの方が知っていることでしょう。
支持母体の創価学会員数が減少しているのと比例して、
票読みを誤ったのか、メンツで大田区から2人の立候補を擁立して共倒れしたのか?。
国政選挙では、かつて『自民党からのバーター票を含め、比例区総数1,000万票』が公明の総数になっていました。
これが、今や6~700万票に下がっているのですから、
ざっくりといえば『かつての勢いから、30~40%の学会員が亡くなったのと比例』していますね。
創価学会員が増えないのも、次の3点でしょうね。
1,マジメ過ぎ
2,アバウト過ぎ(選挙のときだけ『誰それさん頼むわ』式、hihi)
3,何がしたいのか伝わらなさ過ぎ
アマチュア無線界、JARL会員数減少に歯止めがかからないのも、
理屈や仕組みは『まぁ似たようなもんだろうな』と感じるのは私だけではないでしょう。
さて、JARLは、アマチュア無線での『遊び方』を、うまくPRしていません。
例えば『AWARD』を挙げてみましょう。
AWARD申請にはQSLが必要です。
AWARD規約は改正され、電子QSLも有効ですし、
LoTWでのコンファームも有効になりました。
RSレポート等がLoTWには記載されませんが、
『業務日誌(ログ)で確認できればよい』という拡大解釈に変わってきました。
交信のみならず、AWARDやコンテストなどの『目標設定』を、
JARLは『若い人が興味を持つような、ゲーム感覚のプログラムを作るべき』と、
某ゲーム会社の役員さんが、IC-705の発表展示会で指摘されています。
交信の都度、ポケモンゲームのような『持続可能な、発展性のある遊び』をPRすべきと、
再々、JARLには意見具申していますが、
AWARDのPRは『2021年・夏号に掲載されたのみ』です。
ARRLのLoTWは、ADIFをアップすれば『自身のスコアが簡単に見られる』ので、
紙のQSLカードをLoTWのような電子コンファームシステムに置き換える必要があると考えています。
要は、どんなゲーム感覚に誘導できるか、どのようなインセンティブが得られるのか。
そこが時代と乖離しているゆえ、
JARL会員が増えないどころか、減少に歯止めがかからない結果につながっていますね。
PRしないから『AWARDなんか興味ない』『コンテストにも関心がない』という局がほとんどです。
飽きて当然ですね。
メーカーも、販売店も、工業会も、どう思っているのでしょうね。
ちなみに、海外製、とりわけ『中華製アマチュア無線機』は安価で、世界中に流れています。
中国は『商機』をしっかり捉えているからこそ、量産し安価で販売できています。

▲中華製無線機の一例。FT-818の後継機か?と思わせるデザインはGood。14MHzでLSB?は笑ってしまう。
中華製無線機の視点では『新興国の商機』があるのですから、
アマチュア無線が絶滅するのは、まだまだ先のことと考えています。
ひょっとして、アジア州では、今後は中国がリードし、
JAはオブザーバーとしての役割を果たすようになるのかも知れませんね。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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