OTA(Now On The Air)

JF3TBMの無線道楽雑記帳。その他、社会随筆も不定期に掲載。明日の活力にと、スパイスの効いたサプリのような。

●偽装迎車。

2024年07月31日 | タクシー

タクシーが実際には空車にもかかわらず迎車中と表示し、アプリでの配車依頼にすぐに対応できるようにしてマッチング率を引き上げようとする動きがある。道路運送法違反であり、『見せかけアプリ配車のマッチング率を作るものだ』と非難したい。

【写真:最近、やたら『迎車』のタクシーが増えているが】
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◆実際は『偽装迎車、偽装予約』である。
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日本式ライドシェアはタクシーの不足分を補うという位置づけで、

タクシー配車アプリのマッチング率は、利用状況を測る重要な指標となる。

 

実際は『アプリ会社が一定の配車を確保するために迎車専用車』を募集した。

 

ライドシェアの拡大を避けたいタクシー会社にとって、

マッチング率が高ければ住民の『移動の足』が、

十分確保できているといえる材料になるのだが・・・。

 

アプリ迎車専用車は『17:00~19:59まで、アプリを取ること』。

 

空車にもかかわらず『迎車中にするように』と、

乗務員は会社から指示され、

駅付け、流し、その他の『乗り場』での待機が『禁止』ときた。

逆らうと『アプリ配車』が入らない『ペナルティ』が科せられる。

 

あたりまえだが、駅にタクシーがいなくなる。

 

国土交通省の幹部は『アプリ配車は迎車料金をとり、

ドライバーの実入りが増える。流しや駅での乗り場を避け、

アプリにいっているのだ』と指摘。

 

空車にもかかわらず迎車表示を掲げることは『道路運送法上も問題』との見解を示した。

 

・通常の平均客単価は『1,500円』ほど

・迎車料金は『400~500円』ほど加算される

・駅付け、流し、乗り場待機より『33%』ほど『上積み』される

 

コロナ禍で『社会福祉協議会』から『緊急小口資金』などの貸付を受けたり、

その他の『借金』や『いろんな事情』を抱えた運転手ほどアプリに走っている。

アプリが普及すれば、アプリ迎車で33%も営収が増える。

調子に乗って、アプリを取りまくる運転手は、

翌年の住民税も『ドカン!』と増える。

 

もう、負のスパイラルだ。

 

貯金をしていない運転手も『大人としてどうなのか?』と感じる。

コロナ禍でも貯金があれば『しのげたはず』だが、

60%以上のタクシー乗務員が『貸付』を受けた。

さらに、コロナ禍が明けると、人流が戻って営収も急増した。

当然だが、社会保険料、所得税、住民税も『一気に増える』わけだ。

駅付け、流し、乗り場より『アプリの方が手っ取り早く営収が稼げる』。

当然、駅のタクシーは半減して『利用者が困っている』。

 

さらに、経営破綻したタクシー会社の営業権をアプリ系タクシー会社が買い漁る。

 

従来、駅仕事をしていたタクシーの権利を買って、

そのまま『大阪市内のアプリ専用車』が増えたら、

駅付けの待機車両がなくなる。

 

アプリは、地域交通を崩壊させる一因にもなっているのである。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!


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●私、とっくの昔に役職定年過ぎています。

2024年07月18日 | タクシー

おおかたの会社では『50歳~55歳』が『役職定年の目安』。私の場合、38歳のときに『こんな会社でやってられないわ』と、次長職を捨て『起業』した。まあ、回収した手形がジャンプさせられたり、焦げたりで清算しましたけどね。そこで『自分のペースで仕事をして、時間をコントロールしやすい今の仕事に就いた』。やる気なんてなくても『仕事をしていたら、それなりに楽しく生活できるもの』である。やる気よりも、多少の根気と『いろんなことを少しずつやれるスキル』の方が大事だと思う。

【写真:いつまでも出世競争に参加しても、しゃあないのが凡人ですな】
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◆仕事は『ただの通過点』。
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これだ!これしかない!という生き方は『つぶし』が利かない。

 

そういうのは、長い人生で『いざ』というとき、

しょーもないことで、すぐに『コケ』る。

趣味にしても、アマチュア無線しかやっていないと、

ふとしたことで『なんか、しょーもないわあ』となったとたん、

 

いきなり『無趣味』に転落してしまう。

 

人生では『これしかない』より『これが飽きたら、次はこれ』みたく、

複数の『どーでもいいスキル』も必要だと思うのである。

もちろん、アマチュア無線も『さまざまな楽しみ方』はあるが、

 

どうあっても『交信相手が必要』というのがネックだ。

 

60歳を過ぎたら『おひとりさまを優雅に満喫したい』ものだ。

そのためには『アマチュア無線以外の趣味』も持っておきたい。

私の場合、一例が『町歩き、写真撮影、写真集づくり』である。

 

・町歩き

・写真撮影

・フォトブック制作

 

これだけでも、あんまり儲からないが、多少は儲かる。

 

もっと暇なら、バイクを磨いたり、近所のカフェに行ったり、

手紙を書いたり、電話をかけたり。

 

それなりに『有意義な時間』を過ごせたらいいのである。

 

 

▲会社人間の上手な終わらせ方を解説している。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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●寝坊から始まる1日

2023年12月27日 | タクシー

12月23日、久々に『寝坊』した。前日は寒波がやってきて、寝ていても途中にトイレに起きること3回。その時間たるや『約2時間』を『うつらうつら』と寝たような寝ていないような。結局、その2時間が『寝坊』につながった。


【写真:まあ、体が睡眠を求めているのだから、仕方がない】
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◆それでも、1日をムダにはしたくない。
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出勤時間のタイムリミットまで『40分』。

 

取り急ぎ、着替えて、洗面を済ませること約10分。

となれば、通勤時間の15分を加味しても、

何とか、15分の余裕があるので、慌てずに出勤した。

 

出勤したら、こっちのものである。

 

遅刻したら『遅刻届』を提出しないといけないし、

遅刻や早退が3回で『欠勤1日扱い』となる。

いいかえれば、月に2回までなら欠勤は付かないのである。

 

会社には『寝坊したが、ギリで間に合った』と言っておく。

 

滅多に寝坊や遅刻とかはしないので『えらい珍しいやん』と、

かえって、会社が気遣ってくれるものである。

タクシー乗務員は『とりあえず、定時までに会社に着けばよい』のだ。

あとは、通常点呼を済ませ、営業車の始業点検(日常点検)を済ませ、

異常がなければ、その報告を済ませてしまえば出庫できる。

 

とにかく、腹が減っているので『営業車』で自宅に戻る。

 

近所にスーパーマーケットがあるから、

そこでお弁当でも買えばいいのだが、

揚げ物が多く胸やけするのがイヤなのだ。

 

やはり、家で食べるごはんが、イチバンおいしい。

 

ごはんを食べて、風呂に入って、コーヒーを飲んで・・・。

これで『きっちり60分の休憩』が取れた。

8時間以上の勤務の場合、法令どおり60分以上の休憩を取らないと、

近畿運輸局や労働基準監督署の監査が入ったときに、

かならず『勤怠管理』やらで会社が絞り上げられる。

 

会社に目を付けられないように、静かに過ごすのがイチバンである。

 

タクシー乗務員の勤務体系はいくつかあるが、

大阪の場合『昼日勤』『夜日勤』『隔日勤務』が選べることが多い。

私は、15年間『夜日勤』しかやっていないので、

どうしても、週末繫忙期の翌日は、けっこうしんどい。

金・土は、深夜遅くの退勤になるし、疲れもハンパではない。

その翌日の日曜日は、深夜の酔客が見込めないので、

普段より、早く出庫して、早く入庫する・・・、

こんなルーティンである。

 

まあ、疲れが溜まる仕事ではあるが。

 

いろんなお客さんが乗ってくるからストレスが溜まると思われがちだが、

目的地について、運賃を頂いて、降車頂けたら『関係は終わる』。

普通の会社だと『うっとうしい上司』や『気難しい取引先』に悩む。

 

そういう厄介な人間関係が『ほとんどない』のは、ありがたいものだ。

 

・会社には『公休日の希望曜日』をあらかじめ伝えておく

・その希望を反映された『勤務表(ダイヤグラム)』どおり出勤する

・出庫時間と入庫時間を守り、法令どおりの拘束時間に仕事をする

・ちょくちょく休まない、遅刻や早退をしない

・たびたび公休日の変更や振り替えをしない

・体調がすぐれないときは、無理をせず休んで有給休暇を消化する

 

タクシー乗務員は、気楽な商売ともいえる。

 

チョンガー(独り者)だったら、

寝坊したら『もう、いいや』と『欠勤』の電話をかけておしまいだろう。

しかし、こちとら、家族もあるのだから、

くだらない寝坊ごときで『1日をムダ』にしてはもったいない。

さあ、明日は寝坊しないように、暖かくして眠ろう。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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●活き金の考察。

2023年09月09日 | タクシー

昨夕、いつもの『駅待機』でお客さん待ち。すると、4人組の作業服の兄ちゃんが乗ってきた。『どちらまで?』と聞けば『鴻池新田まで』。この場合、たいていが『食事』である。その中の1人が『おっちゃん、鴻池で美味い店、知らんか?』ときた。『仕事終わりのビールで焼き鳥とかやったら、何軒かあるで』と返す。案の定『教えて、教えて!』。タクシー乗務員は『街角経済コラムニスト』でもあり『地元のグルメ案内人』でもある。そうじゃないと、なめられるのである。

【写真:運営母体が『かしわ屋』の焼き鳥屋を紹介してやった】
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◆こうやって注文するんやで。そしたら『男が上がって、活き金や』。
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むこうもタメ口なら、こっちも少しはタメ口で返す。

 

わたし『あのな、チマチマとビールの注文なんかしたらあかんねんで』

兄ちゃん『へ?、ほな、どないしたらええのん?』

わたし『こう、注文するねん』

      ↓

店に着いたら、こうやって注文するのよ。

      ↓

・まず枝豆、人数分を大皿に盛ってきてぇや(300円×4人前=1,200円)。

・ほんで、焼き鳥盛り合わせを人数分な(800円×4人前=3,200円)。

ビールは、おかわり注文するのん、めんどくさいし、

ジョッキ8杯(4人×2杯=500円×8杯=4,000円)持ってきて

 

これだけで、店側にとって『8,400円の売上』が、瞬時にわかるわけ。

それで、最後に『締めの生ビール4杯注文』で、2,000円で合計10,400円。

 

盛り合わせにするのは『店側が早く始末したい品』が盛られる。

 

そもそも、焼き鳥の『部位』を『味わう』のなら話は別だ。

しかし、仕事の後の『一杯』で『メニューを見入る』のは『しらける』

どうせ、仕事のうっぷん晴らしが目的なのだし、

タクシーのおっちゃんに『教えて』と聞く程度なら、

正直なところ『腹が減ってたら、何喰っても美味い』のだ。

さらに、席のテーブルが『いっぺんに品が並ぶ』のがいい。

 

安いかも知れないが、テーブルは『豪勢』に見える。

 

安い店でも、ぱぱっと注文してあげれば、

店側にとっても『なかなか、やるやん、こいつ』と思うわけで。

一見客には『タクシーのおっちゃんに聞いてきた』と言わせるわけ。

 

店側も、誰から聞いたかが見当つくし、私が行ったときに『おおきに!』となる。

 

それが、安サラリーマン管理職が部下を連れて『一杯、いこうぜ』となると、

ちまちまと安けなく情けない注文の仕方になる。

 

どこの店でも同じくらいの支払いになるのだが『活きカネと死にカネ』が見える。

 

同じ店に通って、毎日3,000円落とす客も大事だが、

店側にしたら『小さい雑魚扱い』である。

私は、飲みに行くこと自体が『非日常』になってしまったから、

飲みに行くときは『ドカン』と使った方がいいのだ。

 

たまに行くから、大事にしてもらえる。

 

広告屋時代に部下を連れて『打ち合わせ』と称した飲みの場でも、

同じような注文の仕方をしてきた。

 

小料理屋さんとかだと、

女将さんが『毎度ご贔屓に、ありがとうございます』と、

手がすいたとき、こちらの席まで挨拶に来る

 

何も、北新地やミナミのクラブでなくてもいいのだ。

 

目端の利く『右腕の部下』には『これで精算しといて』と、

余分なおカネを預けて『わし、次、あるから』と、早々に退散。

部下らは『うっとうしい上司がいなくなった』方がいいに決まっている。

さらに『二次会の足しになるやろ?』と、余分に渡しておく。

 

これだけでも人心掌握が可能な時代だったし、今も本質は変わらないはずだ。

 

こちとら、部下に話を合わせた挙句にタクシー帰りでは、

身もカネも続かないから、とっとと退散して電車で帰る。

部下連中は、翌日に『経理で会議費にしてもらいましたわ』とちゃっかりしている。

 

『あほか!、誰が領収書もろてこい言うた!』と、形式的に怒鳴っておく。

 

『まぁ、カネもろたんなら、しゃあない。次の軍資金にしとこか』と、

右腕の部下に預けておく。

 

今は、こんな『昭和の上司』がいないから、部下がついてこないのですわ。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!


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