こないだ新門司⇒徳山⇒有明という、日本で2番目に長いフェリー航路に乗ったのであります。新門司を夕方に出航すると、翌日に徳山港に寄港し、さらにその翌日の早朝(つまり2日後)に有明ふ頭に到着するスケジュールです。
せっかくなので、船の左舷側個室を予約して、APRSとマリンバンドのワッチをしてみました。窓は比較的小さかったので、APRS用に設置した長いRH770だと少し上部が窓枠にかかってしまいます。マリンバンドワッチ用には、中華製受信機(に改造済み)の、VU5K(8)を窓際に置いて、呼び出し周波数の156.80MHzをワッチします。それと、デュアルワッチ機能で145.00MHzの呼び出し周波数も同時に聞きます。
全体の航路は、こんな感じです。
①北九州を出航
・関門海峡関係の基地局や船舶局からの通信が良く聞こえる。
・APRSは九州や四国の基地局が聞こえる。145.00MHzは、全く聞こえない。(もともとアマチュア局が少ない地域である)
②串本通過
・マリンバンドは静かになり、なにも聞こえない。
・串本の西部では、関西のAPRS基地局が良く聞こえていたが、串本を通過後は全く聞こえない。
③知多半島・渥美半島の南方通過
・名古屋近辺の、マリンバンド基地局が聞こえるが信号は弱い。
・APRSは聞こえない
④御前崎通過
・マリンバンド聞こえない
・2エリアのAPRS基地局が聞こえる。
➄伊豆半島通過
・静岡方面のマリンバンド少し聞こえるが、信号は弱い。
・2エリアのAPRS基地局が聞こえる。
⑥東京湾に入る
・マリンバンドめっちゃ混雑している。
・APRSは複数局聞こえる。
【総括】
・串本を超えて太平洋の東側沖合は、陸からの距離もあり、ほとんど電波が聞こえない。
・伊豆半島あたりから陸に近づくので、ある程度聞こえてくる。
・144MHz(たまに430MHzをワッチ)していたが、呼び出し周波数でのCQは全く聞こえない。東京湾に入った時間が早朝4時ころなので、関東地方は局数が多いといっても、そんな時間に運用している局はまれと思われる。(なので聞こえない)