開局して、一番最初に購入したので、マスプロアンテナの50MHz帯4ele八木です。一番の理由は、八木アンテナにしては安かったからです。学生時代に開局したので、リグ・アンテナの購入代金は厳しく、なるべくお安く調達したかったということです。
リグは、当時の50MHz帯で一世を風靡した、ナショナルのRJX-601です。それまでは、TRIOのTR-1200が人気でしたが、スペック的に優位なRJX-601がダントツに売れました。RJX-601はAM/FMの3Wでしたが、マスプロの4ele八木を使って、国内Esで大活躍でした。
マスプロアンテナは、工具いらずで簡単に組み立てができます。蝶ナットをつかっており、エレメントの穴も開いているので、取説を見なくても組み立てられます。しかし、重たい・耐久性に欠けるというデメリットがありました。特に取付金具が亜鉛メッキなので、数年もすると発錆びがひどくなって、ぼろぼろになります。ただし、エレメントや給電部はしっかりしているので、劣化はあまりありません。
その後、マスプロの144MHzや430MHzの八木アンテナも購入して使いました。やはり、価格が安くお手頃だったためです。
マスプロのアマチュア無線用あんてなは「ハムテナー」という愛称で売られていました。マスプロ電工は、アマチュア無線の製造・販売から撤退していて、TV用受信設備関係や、セキュリティ機器等の販売を行っています。
ブーム長は短めなので、あまりアンテナゲインは期待ができないのですが、手ごろなサイズということで人気がありました。マスプロアンテナの売りは「データに嘘が無い」ということですが、妥当な性能かなとは思っていました。
そういえば、マスプロのアマチュア無線用アンテナは、買っては劣化して廃棄、また買ってということを繰り返していました。(引っ越しの度に、錆が酷いので廃棄していた)
マスプロアンテナで、現状で使っているのはFM放送受信用の5ele八木のみです。これは、30年以上使っているので取り付け金具は相当錆びついているのですが、外すこともないので放置しています。(撤去する場合は、切断するかも)エレメント・給電部はまだまだ大丈夫です。
FM放送受信用のアンテナは「FMテナー」という愛称でした。
給電部の設定で、75Ωの同軸ケーブルでも300Mのリボンフィーダーでも使用できる仕様です。FM5(5ele)を屋根に設置して、75Ωの5C2Vで給電しています。