
大型の台風が日本に近づいているそうなので,その前に最後の8月の山に行こうと思って,奥多摩の三頭山に登ってきました。
今週の月曜日のお話です。
この時期は朝7時に駐車場が開くので,7時半過ぎに到着したら,すでに10台ほどの車が入っていました。
上空は快晴です。

家を出るときに自宅のベランダから富士山が見えていたので,今日は景色も楽しめそうです。
登山口の気温は22度。
爽やかな風が流れています。
ここから登り始めます。

三頭山はコースバリエーションが豊富なので,山頂へはどのルートを辿るか,歩き始めてから決めることにしています。

この山はその名の通り三つの山頂から構成されていて,最高峰が西峰になります。
今日は三頭大滝からブナの路を辿ってムシカリ峠を経て,西峰に登り,中央峰と東峰には寄らずに,下山は深山の路,石山の路を経るコースをたどることにしました。
ウッドチップの敷かれた登山道を三頭大滝に向かって登っていくと,鹿よけの柵がありました。

最近はどこの山でも増えてきましたね。
緑がとても綺麗ですけど,すでに山は秋が始まっていました。
柵の上にちょこんと乗った栗の実。

三頭大滝が近付いてくると流れ落ちる水の音が聞こえてきます。
ただし,午前中は陽が当たらないので,帰りに立ち寄ることにします。
今日は水量がかなり多いようです。
橋を渡るとブナの路と石山の路の分岐が現れます。

往路は右手に進みます。
沢に沿って登り何度か沢を横切ります。

次第に傾斜が増して汗が出てきますが,沢のせせらぎに癒されます。
ムシカリ峠に出たら,左手の木立の合間から富士山を望みながら登るのですが,木立を覗いても富士山の姿が見えません。
尾根沿いに階段を登り詰めて山頂に到着しましたが,富士山はてっぺんが少し見えただけでした。

20分ほど粘ったのですが,雲がどんどんわいてくるので下山としました。
この間に山頂に登ってきたのは一人だけでした。
復路は冒頭に記載した通り,深山の路,石山の路を経るコースを下ります。
このコースは西側の尾根を回って三頭大滝に下りるロングコースで,大沢山を越えるなど,いくつかのアップダウンがあります。

三頭大滝で小休止。

立派な滝ですね。

駐車場まで下りて時計を見ればまだ11:30。
数馬の「井上食品」さんでお土産に刺身こんにゃくを購入して帰路に着きました。