どのようにご覧になりましたか?
ボクは改めてオリパラにかかる費用の大きさを感じました。
そして,利権に群がる企業について,このままでいいのだろうかと。
アメリカのNBCが2014年のソチ大会から2032年の夏季大会までの10回分の放映権料を120億5000万ドルで買っていることはよく知られています。
今,1ドルが約106円だから日本円にすれば約1兆3千億円ほどになります。
日本はというと,ピョンチャン大会から2024年のパリ大会までの4回分で1100億円ということです。
1回当たり,NBCが1300億円,日本は275億円。
その差を考えれば一目瞭然ですが,アメリカは自分の思い通りにオリパラをコントロールできるわけです。
東京オリパラが真夏に開催されるのもそのためです。
アメリカは自国のNBA,MLBそうしたスポーツと重ならない季節を要求したということです。
アスリートファーストではなく札束ファーストということですね。
東京は,秋の開催を強く推すべきでした。
アスリートファーストにならないならキャンセルすればよかったのです。
税金使って暑さ対策をするなんて本末転倒としか言いようがありません。
この道路の舗装。
グレーに塗られているでしょう。
遮熱舗装と言って,暑さ対策の一環だそうです。
なんでそこまでしなければならないのか。おかしいと思いませんか。
これも税金を使っているんですよ。
もう一つは選手にかかるお金です。
メダルはお金で買うものという印象がますます強くなりました。
スピードスケートなどタイムを競う日本の選手は風洞実験の施設など最新の設備を使用しています。
さらに酸素濃度を調整することが出来る施設も使うことが出来ます。
しかし,それらはすべての国の選手が使用できるわけではありません。
そうした設備がない国も多いでしょう。
不公平がまかり通って,その上にメダルがあるんです。
「補完性」という言葉をご存知でしょうか?
民間ではできないことを地方の自治体が行う(たとえば,戸籍の事務,水道,下水,道路などのインフラ,課税,納税業務など)。
地方の自治体ではできないことは国が責任を持って行う(たとえば,立法,司法,外交など)。
これが「補完性」ということになります。
ということはオリパラを当てはめるとどうなるか。
もはや,1964年の東京オリンピックの時代ではないんです。
商業主義に移行したオリパラは民間が行うことがふさわしい時代です。
先日行われた東京2020オリパラに対する世論調査の結果,「関心がある」と答えた人の数が前回調査より減りました。
この結果をどう思いましたか?
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