萩堂顕氏の作品を読んだのは初めてでした。
第二次世界大戦終結後の米軍占領下の琉球,その最西端の与那国島与那国,そして台湾が舞台とした長編の作品です。
主人公の武庭純はサイボーグの密売の貿易商人です。
彼は島の警官から元憲兵の探しの依頼を受けます。
さらにアメリカ側から,姿も形も知れない 『含光』というものを手に入れるよう依頼される。
相棒の島人である玉城とともに奔走する主人公は,壮絶な戦いへと入っていきます。
戦後の琉球と台湾の歴史も併せて読み進むことができますよ。
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