
世界中でベストセラーとなった『ケインとアベル』の姉妹編です。ずいぶん前に読んだので,なんとなく記憶に残っている程度でしたが,読み進むうちに少しずつ記憶がよみがえってきました。20世紀初頭から現代へと,父からホテル王国を受け継いだ娘の壮大な一代記です。
ブックカバーの折り返しには小説の概要が以下の通り記載されています。
「名作の改訂版を初邦訳!
祖国ポーランドを追われ、無一文でアメリカの地に辿り着いたアベル・ロスノフスキは不撓不屈の精神で、一代でホテル王国を築き上げた。その一人娘フロレンティナは一流の教育を受けて才気煥発に育ち、当然父親の後を継ぐものと思われた。だが、父の宿敵ケインの息子との出会いがふたつの一族の運命を狂わせ――。世界的ベストセラー『ケインとアベル』の姉妹編。原書改訂版を初邦訳!」
下巻を読むのが楽しみです。