昨晩、かなりすごいオーロラが出たようだけれど、渡井さんは見損なったそう。
今日はどうだろうか?
私は今日、昭和基地の地図に悪戦苦闘したけれど、まだできあがらず。
私がのろのろやっていたせいか、へたくそだったせいか、ソフトがご機嫌を損ねてしまいました。
また明日にでも取り組んでみます。
では、渡井さんからの南極だよりです。
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2006年3月10日(金) 晴れ 11倉庫前片付け
11倉庫は建設資材と非常食の保管庫になっている。
倉庫に入らない長大物は屋外に保存してある。
しかしながら、まだ使えると大事に取っておいたせいか、持ち帰りが面倒になっていたせいか、大半の物資がゴミとなっているのだ。
隊毎に必要な物資を調達するため、残って残置されてきた量は莫大だ。
それをサンダーやカッター、ガス溶断で切り刻み、スチコンに入れる作業を行った。
とにかく量が多いため一日仕事だ。
いや、一日だけでは終わりそうもない。
雪が根雪になる前に何回か作業することになるだろう。
晩になると目がチクチクするのに気が付いた。
カッターで鉄を切る作業を行っていたので、鉄粉が眼に入ったのかもしれない。
そのうち取れるだろうと思っていたが、水で洗っても、一晩寝ても取れなかった。
そんな訳で翌朝原ドクのお世話になる。
長さ1mm弱の細い鉄くずが入っていた。
非ステロイド性炎症点眼剤と広範囲抗菌点眼剤の2つを処方してもらった。
教訓:
使えると思ってもいたずらに物資を残置しない。
カッターやサンダーを使う時にはゴーグルをする。
-----本日の作業-----
・11倉庫前片付け
・金曜ロードショー「猟奇的な彼女」
・星空撮影
<日の出日の入>
日の出 5:39
日の入 19:22
<気象情報3月10日>
平均気温-7.0℃
最高気温-4.8℃(1507) 最低気温-10.1℃(0535)
平均風速9.7m/s
最大平均風速16.4m/s風向E(0420) 最大瞬間風速21.2m/s風向E(0016)
日照時間 11.1時間
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こういうの、分かる気がします。
きっと、みんな「まだ使えるよね」「これは捨てるにはもったいないよね」といって残されてきたものなのでしょうね。
うちの職場のように、しまっておくところが少なくても、毎年まだ使えそうなものや捨てるにはもったいないような気がするものは残されているものです。
決心して処分するときも、どうにかして何かに使えないものかと考えるのですが、それもなかなか見つからず「捨てることができる人」に促されるようにして処分されます。
昭和基地のように広いところで、しかも何でも節約したり大切にしたりする観測隊であれば、それはもう・・という感じがします。
たぶん、この中のものは使おうと思えば使えるものがまだ多く残されているのだと思うのですよね。
でも毎年運ばれる物資のほうが機能が優れていたり使い勝手がよくて、使うのに手間のかかる不揃いなものや一手間かけないといけないようなものは、あの忙しい夏作業中に使うのは難しく結局残されてきたのだと思います。
今回は、思い切って片付けることにしたのですね。
私ならちょっとは残しておこうかなと思ってしまいそうですが、結局使わなくてやっぱりもったいないことになりそうでもあります。
「勿体ないとは本来の役目を果たせずにいるもの(こと)だよ」と子どもに説明している(諭している)お父さんを見たことがあります。
なるほどなぁと思うのです。
本来の役目が果たせずに、ずっと置きっぱなしになるのであれば、やはり持ち帰った方がいいのかもしれません。
写真を見ても膨大な作業だということは、よく分かります。
まだ、何度かあるんでしたよね。
ずいぶん寒くなってきた昭和基地での作業、本当にお疲れ様です。
渡井さんはまたケガをしたようですね。
最近熱した鉄をたたいていて外側の酸化した部分が飛んで目に入ったケガを間近で見ていたので、目に鉄くずが入ったと聞いてびっくりしました。
目の傷は治りやすくもありますが、細菌感染を起こしたら取り返しのつかないことにもなりかねませんので十分に注意してくださいね。
そうそう、原ドクに教えてもらったかもしれませんが、目薬は下まぶたの上に落とすのが一番いいです(あまり痛みを感じない部分らしい)。
ひとみに落とすと目がびっくりするんですよね。
この方法はお母さんよりうまいと子どもたちにも好評です。
今日はどうだろうか?
私は今日、昭和基地の地図に悪戦苦闘したけれど、まだできあがらず。
私がのろのろやっていたせいか、へたくそだったせいか、ソフトがご機嫌を損ねてしまいました。
また明日にでも取り組んでみます。
では、渡井さんからの南極だよりです。
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2006年3月10日(金) 晴れ 11倉庫前片付け
11倉庫は建設資材と非常食の保管庫になっている。
倉庫に入らない長大物は屋外に保存してある。
しかしながら、まだ使えると大事に取っておいたせいか、持ち帰りが面倒になっていたせいか、大半の物資がゴミとなっているのだ。
隊毎に必要な物資を調達するため、残って残置されてきた量は莫大だ。
それをサンダーやカッター、ガス溶断で切り刻み、スチコンに入れる作業を行った。
とにかく量が多いため一日仕事だ。
いや、一日だけでは終わりそうもない。
雪が根雪になる前に何回か作業することになるだろう。
晩になると目がチクチクするのに気が付いた。
カッターで鉄を切る作業を行っていたので、鉄粉が眼に入ったのかもしれない。
そのうち取れるだろうと思っていたが、水で洗っても、一晩寝ても取れなかった。
そんな訳で翌朝原ドクのお世話になる。
長さ1mm弱の細い鉄くずが入っていた。
非ステロイド性炎症点眼剤と広範囲抗菌点眼剤の2つを処方してもらった。
教訓:
使えると思ってもいたずらに物資を残置しない。
カッターやサンダーを使う時にはゴーグルをする。
-----本日の作業-----
・11倉庫前片付け
・金曜ロードショー「猟奇的な彼女」
・星空撮影
<日の出日の入>
日の出 5:39
日の入 19:22
<気象情報3月10日>
平均気温-7.0℃
最高気温-4.8℃(1507) 最低気温-10.1℃(0535)
平均風速9.7m/s
最大平均風速16.4m/s風向E(0420) 最大瞬間風速21.2m/s風向E(0016)
日照時間 11.1時間
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こういうの、分かる気がします。
きっと、みんな「まだ使えるよね」「これは捨てるにはもったいないよね」といって残されてきたものなのでしょうね。
うちの職場のように、しまっておくところが少なくても、毎年まだ使えそうなものや捨てるにはもったいないような気がするものは残されているものです。
決心して処分するときも、どうにかして何かに使えないものかと考えるのですが、それもなかなか見つからず「捨てることができる人」に促されるようにして処分されます。
昭和基地のように広いところで、しかも何でも節約したり大切にしたりする観測隊であれば、それはもう・・という感じがします。
たぶん、この中のものは使おうと思えば使えるものがまだ多く残されているのだと思うのですよね。
でも毎年運ばれる物資のほうが機能が優れていたり使い勝手がよくて、使うのに手間のかかる不揃いなものや一手間かけないといけないようなものは、あの忙しい夏作業中に使うのは難しく結局残されてきたのだと思います。
今回は、思い切って片付けることにしたのですね。
私ならちょっとは残しておこうかなと思ってしまいそうですが、結局使わなくてやっぱりもったいないことになりそうでもあります。
「勿体ないとは本来の役目を果たせずにいるもの(こと)だよ」と子どもに説明している(諭している)お父さんを見たことがあります。
なるほどなぁと思うのです。
本来の役目が果たせずに、ずっと置きっぱなしになるのであれば、やはり持ち帰った方がいいのかもしれません。
写真を見ても膨大な作業だということは、よく分かります。
まだ、何度かあるんでしたよね。
ずいぶん寒くなってきた昭和基地での作業、本当にお疲れ様です。
渡井さんはまたケガをしたようですね。
最近熱した鉄をたたいていて外側の酸化した部分が飛んで目に入ったケガを間近で見ていたので、目に鉄くずが入ったと聞いてびっくりしました。
目の傷は治りやすくもありますが、細菌感染を起こしたら取り返しのつかないことにもなりかねませんので十分に注意してくださいね。
そうそう、原ドクに教えてもらったかもしれませんが、目薬は下まぶたの上に落とすのが一番いいです(あまり痛みを感じない部分らしい)。
ひとみに落とすと目がびっくりするんですよね。
この方法はお母さんよりうまいと子どもたちにも好評です。