今日は北日本を中心に大荒れの天気になりました。
隊員さんのご自宅やご実家は大丈夫かな・・と心配しています。
現在0時18分です(8日になってしまいました)。
先ほど東京新聞webに毛利さん、今井さん、立松さんが昭和基地到着したというニュースがアップ(2007年01月08日00時08分)されました。
(追記:あれ?今見たら、写真がアップされている・・00時38分に)
ニュースになるなら東京新聞webが一番早いだろうとチェックしていたのは大正解でした。
東京新聞社もですが、配信元の共同通信社、そしてソース元の48次隊に同行している共同通信社の記者、山村学さんの記事が大変早くて頭が下がります。
たぶん報道されているものよりも、もっともっとたくさんの記事を書かれているのでしょう。
山村さんの記事を全部まとめて読んでみたいです。
それでは、渡井さんからの南極だよりです。
---------------------------------------------------------------
2007年1月6日(土)晴れのち曇り S17再び!
今夏、行われる日独航空機観測。
エアロゾル観測がメインだが、温室効果気体濃度を測定するために、航空機に大気採取装置を取り付け、高度別のサンプリングを行うことも計画に含まれている。
この航空機に大気採取装置を取り付けるために、午後から1泊2日でS17に来ている。
およそ2ヶ月ぶりのS17は冬の間とは大きく趣を異にしていた。
ヘリを降りた時の第一の感想は、なにはともあれ暖かい、ということ。
素手でいても全く問題ない。
観測拠点の周りが賑やかなのにも気づく。
拠点の近くには5台のSM100Sと3台のSM50S、それにミニブル、除雪機、青いウェザーヘブンテント3棟と賑やかだ。
エプロン(といってもただの雪面だが)にはドイツ隊のドルニエ機と、オーストラリア隊のCASA212機。
そして拠点の前には日本、ベルギー、スエーデン、オーストラリア、ドイツ、カナダの国旗。
昨年の日本、ドイツ、カナダの3旗よりさらに賑やかだ。
日本の南極観測が国際化しているのを感じる。
もうひとつ驚いたことはインターネットが使えること。
接続速度も昭和基地にいるのと大差ない。
これは昭和基地から西オングルを経由して、S17まで無線LANが開通したことによる。
冬季を知っている身としては隔世の感が強い。
今日のS17滞在は、ドイツ人4名、47次神山隊長と自分、それに48次S17隊5名、の11名だ。
48次S17隊は、平澤さん@気水がリーダー、昨晩POLAR2でS17入りした原さん@気水は航空機での観測の担当だ。
なお原さんは46次で越冬しているので1年ぶりの再会。
藤沢さん@調理&47次夏隊とも1年ぶりの再会だ。
尾塚さん@同行者とは以前に会ったことがある。
初めてお会いしたのは木塚さん@機械。
冬場に通いなれていたところというのもあって、なんだか家に帰ってきたような感覚を覚えた。
#賑やかになったS17
手前にはPOLAR2(ドルニエ機)
#旗が6旗!
拠点の上に立っているのが無線LANのアンテナだそうです
#航空機が現在2機
左がPOLAR2で右がCASAの航空機
-----1月6日本日の作業など-----
・一般物資空輸(JARE43ユニックでAヘリ<>気象棟)
・S17大気採取装置セッティング
ナットとフェルールが送られてきた物資の中にない!
テフロンチューブについていたものを無理やり単管にたたきこんで組み付ける
<日の出日の入>
日の出 なし
日の入 なし
<気象情報>
平均気温0.1℃
最高気温3.8℃(1322) 最低気温-5.3℃(0159)
平均風速2.6m/s
最大平均風速4.5m/s風向NE(0300) 最大瞬間風速6.1m/s風向ENE(0252)
日照時間 7.6時間
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渡井さんは本当にS17に行っていたようです(疑っていたわけではないのですが)。
昨夜S17からメールをもらったときには、とても不思議な気がしました。
冬季にあれだけ通っていたS17は、ただ真っ白な雪原で写真にも写るほどカタバ風が吹き渡っているところという、ちょっと心細くなるような場所だったのです。
それが、こんなに賑やかになっているなんて驚きです。
昨夏の共同観測のときの写真も見ていたのですが、やはり私にとっては凍り付いたドラム缶と格闘した場所というイメージだったのです。
昨日は「S17に行く」とだけしか聞いていなかったので、なんのために行くのか、いつまで滞在するのか分からなかったのですが、航空機に温室効果気体濃度を測定するための大気採取装置を取り付けるために行ったのですね。
「今日の作業など」を見ると、なんだかまた南極らしいやり方でアクシデントを乗り越えたようで、さすがだな、と思ってしまいました。
越冬すると、本当にたくましくなりますよね。
48次隊の原隊員はなんと!航空機で南極入りしたのですね。
ドームふじ航空隊と、しらせで来る隊員さんの他に航空機で南極入りする隊員さんがいたのは初耳でした。
原さんが乗ってきたPOLAR2はどっち?CASAの航空機はどっち?というのは、やはり気になります。
POLAR2には大気採取装置をつけて飛ぶ予定になっているので、知っておきたいと思うのです。
昨年共同観測で使用したドルニエ機と同じ模様の方かな、と思って写真のサイズを大きくしてみると、書いてありました「POLAR2」と。
#見つけましたPOLAR2の文字
これからS17でどのように観測が行われるのか、また南極だよりで届くでしょうか?
楽しみにしています。
あ、渡井さんの滞在は1泊2日だったそうです。
#緑の線は冬季に雪上車で通った道。
赤の線は夏季、ヘリコプターでひとっ飛び。
青の線は今回つながるようになった無線LAN
西オングル島は地図からはみ出しているけれど、昭和基地のある東オングル島のすぐ西側にある島です。
しかし、無線LANはどうして直に飛ばさずに西オングル島経由なのでしょうか?
隊員さんのご自宅やご実家は大丈夫かな・・と心配しています。
現在0時18分です(8日になってしまいました)。
先ほど東京新聞webに毛利さん、今井さん、立松さんが昭和基地到着したというニュースがアップ(2007年01月08日00時08分)されました。
(追記:あれ?今見たら、写真がアップされている・・00時38分に)
ニュースになるなら東京新聞webが一番早いだろうとチェックしていたのは大正解でした。
東京新聞社もですが、配信元の共同通信社、そしてソース元の48次隊に同行している共同通信社の記者、山村学さんの記事が大変早くて頭が下がります。
たぶん報道されているものよりも、もっともっとたくさんの記事を書かれているのでしょう。
山村さんの記事を全部まとめて読んでみたいです。
それでは、渡井さんからの南極だよりです。
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2007年1月6日(土)晴れのち曇り S17再び!
今夏、行われる日独航空機観測。
エアロゾル観測がメインだが、温室効果気体濃度を測定するために、航空機に大気採取装置を取り付け、高度別のサンプリングを行うことも計画に含まれている。
この航空機に大気採取装置を取り付けるために、午後から1泊2日でS17に来ている。
およそ2ヶ月ぶりのS17は冬の間とは大きく趣を異にしていた。
ヘリを降りた時の第一の感想は、なにはともあれ暖かい、ということ。
素手でいても全く問題ない。
観測拠点の周りが賑やかなのにも気づく。
拠点の近くには5台のSM100Sと3台のSM50S、それにミニブル、除雪機、青いウェザーヘブンテント3棟と賑やかだ。
エプロン(といってもただの雪面だが)にはドイツ隊のドルニエ機と、オーストラリア隊のCASA212機。
そして拠点の前には日本、ベルギー、スエーデン、オーストラリア、ドイツ、カナダの国旗。
昨年の日本、ドイツ、カナダの3旗よりさらに賑やかだ。
日本の南極観測が国際化しているのを感じる。
もうひとつ驚いたことはインターネットが使えること。
接続速度も昭和基地にいるのと大差ない。
これは昭和基地から西オングルを経由して、S17まで無線LANが開通したことによる。
冬季を知っている身としては隔世の感が強い。
今日のS17滞在は、ドイツ人4名、47次神山隊長と自分、それに48次S17隊5名、の11名だ。
48次S17隊は、平澤さん@気水がリーダー、昨晩POLAR2でS17入りした原さん@気水は航空機での観測の担当だ。
なお原さんは46次で越冬しているので1年ぶりの再会。
藤沢さん@調理&47次夏隊とも1年ぶりの再会だ。
尾塚さん@同行者とは以前に会ったことがある。
初めてお会いしたのは木塚さん@機械。
冬場に通いなれていたところというのもあって、なんだか家に帰ってきたような感覚を覚えた。
#賑やかになったS17
手前にはPOLAR2(ドルニエ機)
#旗が6旗!
拠点の上に立っているのが無線LANのアンテナだそうです
#航空機が現在2機
左がPOLAR2で右がCASAの航空機
-----1月6日本日の作業など-----
・一般物資空輸(JARE43ユニックでAヘリ<>気象棟)
・S17大気採取装置セッティング
ナットとフェルールが送られてきた物資の中にない!
テフロンチューブについていたものを無理やり単管にたたきこんで組み付ける
<日の出日の入>
日の出 なし
日の入 なし
<気象情報>
平均気温0.1℃
最高気温3.8℃(1322) 最低気温-5.3℃(0159)
平均風速2.6m/s
最大平均風速4.5m/s風向NE(0300) 最大瞬間風速6.1m/s風向ENE(0252)
日照時間 7.6時間
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渡井さんは本当にS17に行っていたようです(疑っていたわけではないのですが)。
昨夜S17からメールをもらったときには、とても不思議な気がしました。
冬季にあれだけ通っていたS17は、ただ真っ白な雪原で写真にも写るほどカタバ風が吹き渡っているところという、ちょっと心細くなるような場所だったのです。
それが、こんなに賑やかになっているなんて驚きです。
昨夏の共同観測のときの写真も見ていたのですが、やはり私にとっては凍り付いたドラム缶と格闘した場所というイメージだったのです。
昨日は「S17に行く」とだけしか聞いていなかったので、なんのために行くのか、いつまで滞在するのか分からなかったのですが、航空機に温室効果気体濃度を測定するための大気採取装置を取り付けるために行ったのですね。
「今日の作業など」を見ると、なんだかまた南極らしいやり方でアクシデントを乗り越えたようで、さすがだな、と思ってしまいました。
越冬すると、本当にたくましくなりますよね。
48次隊の原隊員はなんと!航空機で南極入りしたのですね。
ドームふじ航空隊と、しらせで来る隊員さんの他に航空機で南極入りする隊員さんがいたのは初耳でした。
原さんが乗ってきたPOLAR2はどっち?CASAの航空機はどっち?というのは、やはり気になります。
POLAR2には大気採取装置をつけて飛ぶ予定になっているので、知っておきたいと思うのです。
昨年共同観測で使用したドルニエ機と同じ模様の方かな、と思って写真のサイズを大きくしてみると、書いてありました「POLAR2」と。
#見つけましたPOLAR2の文字
これからS17でどのように観測が行われるのか、また南極だよりで届くでしょうか?
楽しみにしています。
あ、渡井さんの滞在は1泊2日だったそうです。
#緑の線は冬季に雪上車で通った道。
赤の線は夏季、ヘリコプターでひとっ飛び。
青の線は今回つながるようになった無線LAN
西オングル島は地図からはみ出しているけれど、昭和基地のある東オングル島のすぐ西側にある島です。
しかし、無線LANはどうして直に飛ばさずに西オングル島経由なのでしょうか?
ご存じかもしれませんが、「47news」という年末からオープンしたサイトで南極のニュース(動画など)を見ることが出来ます。
古い記事は消えてしまっている可能性もありますが、現在でもいくつかの動画があります。
ご参考までお知らせさせて頂きました。
さっそく検索してみました。
すると、リンク済みの紫の文字になっている?!
履歴を辿ってみると、どうやら12月28日に見ていたようです。
そのときは動画を見た覚えはないのですよね。
きっと教えていただかなければ再び訪れることなく過ぎていたかもしれません。
今日からは毎日チェックすることにします。
ありがとうございました!!