--Katabatic Wind-- ずっと南の、白い大地をわたる風

応援していた第47次南極地域観測隊は、すべての活動を終了しました。
本当にお疲れさまでした。

南極大学inしらせ(初日)

2006-03-07 | 夏隊のしらせ便り
「しらせ」乗船中の福井さんと高野さんからメールが届いています。
南極に向かっているときと同じく「南極大学」が開講されているようです。
それでは福井さんからの「しらせ便り」です。
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本日6日(月)、南極大学講座が開講されました。
4日間、9人の教授陣による講義です。
学長は田坂茂樹先生(46次越冬隊、岐阜大学生涯教育センター教授)です。
学長挨拶のあと、下記の講義(9:00-10:30)が行われました。

1.行松 彰教授(46次)
 「短波レーダーとオーロラ」~宙空系観測の概要等~

2.白石和行教授(47次隊長)
 「南極航空事情」~南極における航空観測の動向等~

行松教授はオーロラの発生メカニズムについて動画を用いながら、易しく解説していただきました。
白石隊長は日本の南極研究観測において航空機の利用がますます重要になること、そのために解決しなければならないことなどを諸外国の事情と比較しながら示唆されました。

往路の「しらせ大学」では船の動揺が激しく、大変な思いで開講いたしましたが、復路の「南極大学」では穏やかに、聴講できそうです。
終了証書をいただけるように、しっかりと学びたいと思います。

現在「しらせ」は、南緯64度、東経90度地点に向かっています。
明日から日本との時差は3時間となります。
着々と日本に近づいているような気がします。

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高野さんも「南極大学」で講義を行うそうです。
海洋観測をやりながら,その準備を進めています.私の授業は,「南極の生物と歴史」です.
と書いてありました。
「しらせ大学」や「南極大学」は講義内容を聞くたびに私も受講したくなります。
今回の短波レーダとオーロラも最近の話題だし、航空機についても今回は日独共同で航空機を使った観測をしていますし、ドームふじにも47次の夏隊は航空機で入り航空機で帰国しています。
昭和の周辺は滑走路を敷けるところがなく、大型飛行機の離発着が難しいとも聞いたことがあります。
そのあたりの話、とってもおもしろそうなのになぁ。
話も聞いていないのに、質問だけがたくさんあるのですけれど、どうしましょう?

しらせは海洋観測に合わせてジグザクと後悔を続けているようです。
昭和を離岸してから今週末で1ヶ月になるのですね。
あっという間です。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
しらせ大学 (うみんちゅ)
2006-03-08 09:16:42
大したことではないですが、

往路が「しらせ大学」で、

復路が「南極大学」のはずです。
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うみんちゅさま (み・くり)
2006-03-08 10:37:18
あ、うっかりしてました。

すっかり思い込みで書いていました。

いつも、大事なところで書き込んでいただいて、本当に助かります。

ありがとうございます。

うみんちゅさんは「しらせ大学」や「南極大学」の講義をされたことはありますか?
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Unknown (み・くり)
2006-03-08 10:37:55
本文も訂正しておきました。
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Unknown (うみんちゅ)
2006-03-08 21:34:06
講義なんてとんでもありません。

船酔いで聴きに行くこともできませんでしたから。
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Unknown (み・くり)
2006-03-10 21:44:33
私は幸い船で酔ったことはないのですが、しらせが暴風圏を通るときの揺れは生半可なものではないのでしょうね。
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