JAHPON LAND( Pucci )

スケートファニチャーやステンドグラス作品などJAHPON.comとして活躍する作家 土屋隆亮(プチ)のメッセージ!

INTO THE MILD 5

2009年01月28日 | INTO THE MILD
 京都に決めた経緯は、何か適当なカンかな?おれは時々大事な事を直感に託して盲目に信じるんだ。
 男として 独立国家を目指すから、静岡の実家にだけは帰れない!と 岡山にある空家になってる父親の実家に住む気になっていたんだけど 土地開発で無くなる事に。東京の匂いが届かない関西に住みたい意思は固く インターネットでチェックしていた素敵な京都の古民家を直に見て 全財産を懸けて即決で購入「安い」と感じる程 揺るぎない価値を感じたんだ。価値と言ってもアンティーク骨董品みたいな感覚 シンプルで質素ながら丈夫な構造の家屋と日当り、裏に山を背負っていて畑と大きな木が3本!ツリーハウスと スケート用のコンクリートボウルに露天風呂!夢が膨らむ最高な空間なんだ。いつもながら記憶が無いくらいのスピードで「通った」感じだった。運命を感じる位パーツがハマってスムーズに進む時「通った」を感じるんだ。そう呼んでいる。
 田舎だから 広い空はパノラマで 小振りな お碗を伏せた様な綺麗な形の山々は、メルヘンチック!リアル ペンギン村!雨を降らせてる雲や 山を登ってる雲、霧が流れているかと思ったら、向こうの方は陽が差してて やがて晴れ間が ここまで来たり、ドラマチックに光が移り変わる様子に感動して見とれていたら 一日があっという間に過ぎてしまうんだ。夜だって 雪だって、おれを惹きつけて 虜にされちゃうよ。霧は現実のCGエフェクト!霧が晴れる瞬間のリアルなフェードインなんて体験したら誰でも鳥肌もんだよ!雪景色の晴れた夜なんて、部屋は青く光って眩しい程!だから部屋の電気は殆んど付けないんだ。そして何よりも、世界ってこんなに静かだったんだ!って静寂に、自分の中のスケール感が一気に拡がって 抱えていた悩みや苦しみが どんどん小さくなって行くのを感じたんだ。雨だって 雪だって、降っていても 必ず遠くに晴れ間があったり、一日中同じ天気な日が無いんだから不思議!天気予報を無視した晴れ方を見せたりして、日本の中心の謎の穴の様な場所なのかもしれない!と感じるよ。
 そして、ここに来てスタッドレスタイヤを履いた キャンピングカーが大活躍している。行ってみたい場所も沢山あるし タフで荷物もトラックばりに運べる。一瞬「車宅の人」で挫折し 手放す事も考えたけど、連れてきて良かった!京都ナンバーは「999」だよ!ちなみにベレットは「666」車好きに 信号も車も無い緩やかな道をクルージングするには最高の土地だよ!もちろん 緩やかな田舎道は、永遠に流せるダウンヒルで どこまでもスケート出来るんだ。