( 09/09 撮影 )
「湯倉神社」創建370年記念大祭は今日が最終日..。“夜神輿”が繰り出され「市電駒場車
庫」付近から約1㎞の道程を6,70人ほどの担ぎ手の威勢のいい掛け声とともに湯の川温泉
街を練り歩き、湯倉神社を目指す。“夜神輿”は「20年ほど前に、温泉街を盛り上げようと始
められた」とのことだが、“夜神輿”となると御神酒も手伝い担ぎ手の皆さんも大張り切り..
神輿の宮入の前に、境内では「奴行列」の奉納..。「奴行列」は松前藩の行列を伝統芸能とし
て再現するもので、湯川祭りの会の小学生から還暦を迎えたお年寄りまで約30人が長く重い毛
槍を振りながら、神社の階段から本殿までの参道を掛け声とともに一歩一歩進む。灯りを背にし
た奴振りは幻想的な雰囲気が漂い、境内を埋める参拝客からも大きな拍手が送られていた...
温泉街を練り歩いた“夜神輿”が神社に到着すると祭りは最高潮の盛り上がりを見せ、宮入が始ま
る..。20段ほどの石段を一気に駆け上がり、露店が並ぶ参道を本殿に向かうが、御輿は一度
で社殿に入らず何度となく引き戻され、隣で見ていた方は「神様は遊び足りなくて、入りたくね
んだなあ」とつぶやいている。八度目でどうにか神輿が宮入すると、大きな歓声と拍手が沸き起
こる。境内を埋める参拝者とともに3本締めで、湯倉神社創建370年記念大祭は終わった..
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