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ぼっこし大工

 何にでも興味を持ち、最後にはいじり壊してしまう人を
私の地方の方言で、ぼっこし大工と言います。

カセットデッキの修理 AKAI GX-F25

2020年03月12日 14時11分55秒 | オーディオ
この赤井電機製のカセットデッキは、今から10年ほど前に会社の後輩から譲り受けたもので、当時は全機能、問題無く動作していたのですが、最近、再生動作は良好なのだが、早送りと巻戻し動作がダメになってしまった。
 赤井のカセットデッキは当時、世界初のオートリバースをいち早く採用、性能も高く、一部マニアには絶賛されていた。1980年代に入り、赤井電機はデジタルオーディオへの対応が遅れ経営危機に陥り、幾多の変遷を経て現在では、山水電気、ナカミチとともに香港のグランデ・グループに入り、一般向けのAV機器、浄水器などの製造・販売を行っている。 (一部Wikipedia抜粋)

 そんな経緯のあるカセットデッキを捨てるには勿体無いので、ネット検索していたら、同型のデッキを修理した人の記事が載っていたので、参考にしつつ、何とか修理した。
 
 画像と簡単な説明が書いてあったが、実際に分解するには、判らない事だらけで外さなくても良いネジを外したり細かいスプリングが外れてしまったり、元に戻らないのではないかと思いながら、どんどん解体した。





この画像の部分を外すと例のアイドラー部分がある。
 

 それでも故障原因と思われる、アイドラーと言う部品のゴムパイプ部分が減った為に早送りと巻き戻しが出来ない事を確信し、今回の修理のポイントは専用の部品など有るのか無いのかさえ不明で、ネットの修理記事を書いた方が採用した。水道工事の部品で、平型パッキンの外径17mm、内径13mmがほぼ同じサイズとの事で近所のホームセンターに買いに行った。3個セットで180円くらい。

 左が新品のパッキンで真ん中がアイドラープーリー、右が外す時に硬化して切れてしまったローラー


 これを古くなったゴムローラーの代わりに装着してサイズを測ったら、純正より外径にして2mm程度大きいので、電動ドライバに装着してサンドペーパーで削って純正の減ったっサイズより少しだけ大きめに修正し装着した。これで組み立てて、動作を確認しバッチリ治った。他にもゴムローラー2箇所、ゴムベルト2本が有り、かなり伸びてはいたが、スリップまでは、していないので今回は交換は見送った。

 ついでにケースの周りが錆ていたので、グレーのカラースプレーで塗装する。
 
塗装前




塗装後




 これで、又、しばらくは昔のカセットを聴きながらバイクでもいじろうかとチューナー&アンプと一緒にバイクの車庫に設置した。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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プロ級の技だ (ja-fmm)
2020-03-12 17:58:33
お見事です。よくも組み立てなおしたものです。私も中断していた機器の再生にチャレンジしてみます。
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fmmさんへ (ぼっこし大工)
2020-03-13 00:10:16
 コメントありがとうございました。
 もう少し順を追って画像を撮影すれば良かったのですが修理に気を取られて、さっぱり判らない画像ばかりですみません。
 とにかく細かいので根気が必要です。”誰かが組み立てたのだから、何とかなるはず” がモットーです。治らなかったら「ぼっこし大工」です。
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