今まで使っていた八木アンテナは13エレスタックだった。タワーでは無く、車庫の屋根にルーフタワーを設置、そこに足場パイプのマストに取り付けていた。
最近少し感度不足を感じ、友人に相談したところ、20エレのスタック八木の中古があるとの事、彼はあまりビームの鋭いアンテナは使い難いとの事で、私の13エレスタックとトレードする事にして、持って来てくれた。
私のより、少し老朽化が進んでいた様子だったので、全て分解し点検。マッチングセクションの内部は少し青錆も発生しており、きれいに錆を落とす。
角エレメントは番号を付けて、全て取り外し、エレメントを固定する樹脂の部分にヒビ割れもあったので、エポキシ接着剤で補修、エレメントはサンドペーパーで磨く。
これが垂直で2本並びます。
今回、スタックブーム、エレメントブーム等も含め、電ドルにワイヤブラシを装着、ピカピカに磨いた。アンテナの保護材として、テナコートなる液体がアンテナを買うと付いて来るが、今回少し調べたら、シンナーで発砲スチロールを溶かした物と成分は同じとの事で、シンナーも、発砲スチロールもあるので、作ってみました。
シンナーを海苔の佃煮のビンに入れ、そこへ発砲スチロールをちぎってどんどん入れると、面白いように溶けていきます。かなりの量のスチロールを溶かし時々粘度をみながら、ドロリと塗料のような感触になったら完成です。これをアンテナの各部材に丹念に刷毛で塗ります。今回は1回乾燥させてから、もう一度塗って二度塗りとしました。
クリアラッカー等よりも全然長寿命で、高周波特性も良いと言う記事が出ていましたので、今回アンテナを設置してみて、様子をみたいと思っています。ほぼ再生は完了したので、後は設置だけですが、これから新潟の天気は変わりやすく、寒くなるので、気が乗ったらやりたいと思い、様子をみています。