中国事情、対日募集、日本上陸&在中和風

技術や文化などに関する中国産学官や在中日系企業などの動き、日本関係者へのメッセージやイベントなどを随時掲載

中国におけるMBA教育の現状と動向に関する一考察

2016-11-05 | 中国の政策・業界の動き
日本では、2000年からビジネススクールの設立ラッシュが進み、「ビジネススクール・ブーム」を引き起こした、といわれることと同様か、中国でも、1991年に、MBA(中国では一般に「工商管理碩士」」と訳される)の学位を発行できる大学院、すなわちMBA教育を行える大学院に関する第1回の認定が中国教育部(日本旧文科省に相当)によって行われ、9校であった。現在、その数が230校も超えている。そこで、

第一に、1991年に認定された第1回目の9大学から始まったMBA教育が、今はどのような実情にあるのか。端的に言うと、中国におけるMBA教育は今も「欧米型」なのか、それとも「中国型」にシフトしつつあるのか。どこを目指しているのか。

第二に、筆者自身は、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科(RBS)において、「知財(経営)論」、「イノベーションマネジメント」、「ビジネスモデル入門」、「産業クラスター」という4科目、及び院ゼミ(修士課程、博士課程)を担当するが、中国(上海)のビジネススクールではそれがどのように設けられて、展開されているのか。

第三に、中国でMBA教育を行うビジネススクールは米欧の大学と多様な提携を行っているようであるが、日本のそれとはあまり見られない。これはなぜなのか、日中関係に影響されているのか。MOTも含めて、中国大学が日本の社会人教育をどう見ているか。

これらについて関心を持たれる方は、文献の例示として、日本におけるMBA教育との比較も念頭に置きながら、とくに中国におけるMBA教育の現地調査、特徴及び課題について、定性的な考察を行った拙稿「中国におけるMBA教育の現状と動向に関する一考察」 (「立教DBAジャーナル」、第6号、2015年12月)をご参照されたらいかがでしょう。


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