岩風呂

ラーメンを中心に食べ歩きとかレシピを乗せてます。そして時々猫が登場するブログです。

作るぞ竹岡式!「本家梅乃家の魂注入で竹岡自作熱再燃!」

2011-07-27 23:59:41 | ラーメンレポ


ええ、先日遂に富津は竹岡、梅乃家にて本場の、本物の竹岡式ラーメンを食べました。
そのときの記事にもありますように、梅乃家では乾麺を使用しています。
この乾麺、都一という会社の製品なのですが、実は我が家の極近所で売られていました。
っていうか、以前になんちゃって竹岡式を作ったときにも使っていまして、まさかその乾麺が梅乃家で使われていようなんてことは考えていなかったのです。

というわけで、本日は本場の味を知った上で竹岡式の自作に挑戦してみようじゃありませんか!

ご存知の方も多いと思いますが、竹岡式のおさらい。

1.乾麺を使用
2.豚肉を煮込んだ醤油だれ
3.スープは取らず、この醤油だれをお湯で割るだけ。

「あれ?」って思った人もいるかもしれません。
「乾麺のゆで汁で醤油だれを割るんじゃないの?」
と思った方も多いと思います。自分もそう思ってました。
しかし最近の梅乃家では、スープは別に沸かしたお湯で割っているそうです。
理由は「ゆで汁だと味がぼやけるから」らしいです。

非常にためになる参考文献【ラーメン梅乃家@富津: 美味とはずがたり 〜フードジャーナリスト山路力也ブログ】

今回の記事を書くにあたり、このブログを参考にさせていただきました。
というわけで、竹岡式作っていきましょう!

★★材料(4人前)★★

 

 豚肉固まり肉・・・・・・・1kgくらい
 醤油・・・・・・・・・・・500mgくらい
 都一の乾麺・・・・・・・・3袋(6個)
 薬味(玉ねぎ)・・・・・・1/2をみじん切り
 味の素・・・・・・・・・・適量(ハイミーとかでも全然可)
 ねぎの葉・生姜・・・・・・適量(無くてもいいです)

 ※都一の乾麺は1袋に2個入り。1人前は1個半を使用

★★作り方★★

 

 1.醤油を入れた鍋に豚肉を漬けてから、中火にかける

 

 2.鍋がぐつぐつしてきたら弱火にして、灰汁を取る。あればねぎの葉や生姜を臭み消しに加える

 
 

 3.落し蓋をして1時間ほど煮込んで、醤油だれとチャーシューが完成。豚肉はそのままにしておくとしょっぱくなってしまうので、引き上げておく
 ※このチャーシューはラーメンに乗せる他、良いビールのつまみになります。ご飯も進みます。

 4.みじん切りした玉ねぎを3分ほど水にさらして、ざるで水を切っておく

 

 5.鍋に湯を沸かして麺を茹でる。湯で時間は5分と結構長い

 

 6.チャーシューを切っておく。1人前は4枚程度

 
 

 7.丼に醤油だれを50ml、味の素をティースプーン2/3程度加える

 

 8.沸かしておいたお湯を200ml入れる

 9.茹で上がった麺をざるで湯切りし、丼へ。豚肉と薬味を乗せて完成

 
 
 

★★ポイント★★
なんといっても醤油だれとチャーシューを作るときに豚肉をケチらずたっぷり使うことです。
写真を良く見ていただくと判りますが、今回は豚固まり肉の他にスペアリブも一緒に煮てます。
これは後の自分用のおつまみになりました。ホッピーが超ススミます。
お湯を別に沸かすのが面倒なら、もちろん麺のゆで汁を使ってしまっても構いません。
ただしその場合でもきっちりと分量を量ることをオススメします。
梅乃家風に丼にナミナミのスープで行きたいときには、醤油だれの量、スープの量を調整、加減してみてください。
都一の乾麺が手に入らない場合ですが、チャルメラとかサッポロ一番などの袋麺でも代用できますが、今回食べてみて思ったのは、

「都一を使うことでかなり梅乃家になる」

ということです。
都一の乾麺が手に入ったら、是非試してみてください。

■まとめ
いつも作っているラーメンに比べると、かなり簡素で単純なラーメンになりました。
しかし、だからと言って美味しさが負けているわけではなく、費用対効果として考えればかなり手軽に作れる自作ラーメンだと思います。
あと今回は時間短縮のために、本家である梅乃家なら入っているはずのメンマは割愛しました。

にもかかわらず、嫁、子供たちからも好評を得られまして、嫁曰く「かなり似た味」になっているそうです。自分でも「これはかなり梅乃家!」と思いました。
材料がそろっていれば2時間もあれば出来てしまうレシピなので、暇な休日にでもどうでしょう?

おそまつさまでした。
ではでは

【関連記事】
【ラーメン 梅乃家】2011-06-14
【たけおからーめん 松乃家】2010-09-01
【竹岡式ラーメン】2007-03-26


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真蛸クッキング「江戸前のブランド真蛸ですぜ!」

2011-07-27 12:48:55 | 釣り魚レシピ
さて、釣れたて採りたての真蛸が我が家にやってきました。

真蛸は頭をひっくり返して腸を抜き、塩で揉んでヌメリを取ります。
1杯2杯ならそんなに苦ではないのですが、全部で14尾もいますから、それはそれは大変な作業でした。
その作業を私とK原さんで分担。

I嬢は我が家のチビどもの遊び相手をしてもらいます。I嬢はチビどもにモテモテなのです。

下ごしらえの終わった真蛸さんたちは、茹蛸チーム生蛸チームに分割。
生蛸はそのまま、刺身系の料理に、茹蛸チームは塩を加えたお湯で5分ほどゆでて引き上げたら熱々のままざるに上げておきます。

東京湾、しかも富津沖の蛸は実は結構なブランド蛸でありまして、スーパーとかではまず売ってません。
多分スーパーで売っているのは「モーリタニア産」と「モロッコ産」がほとんどだと思います。
外国から輸入した蛸は鮮やかな赤ですが、東京湾産の蛸は茹でると小豆色になります。
ちょっとくすんだ様な色ですが、この色こそ東京湾産のブランド蛸の証なのです。

あっ!この写真撮っておけばよかった!
と思っても後の祭りですわな・・・。

などと後悔しつつも、K原氏、ミミコ嫁にアシストしてもらいつつ、だんだん料理になってきます。



まずはお造り!
中心が茹蛸のぶつ切り、いわゆる「たこぶつ」
まずこれを食べて美味しさに驚嘆。さすが素材が良いだけのことはあります。

あとは一番上から時計回りに、皮を剥いだ時の吸盤をさっと茹でた「よろい」
コリコリした食感で人気、これは生の蛸でなければ出来ない料理です。

皮付きの足をさっと炙った「たたき」
よく水蛸でやるのですが、マダコでやると味が締まります。
弾力が強くてかなり顎が疲れますが、それだけの価値がある一品

皮をはいで削ぎ切りにした「薄造り」
生蛸が手に入ったら絶対やってみたい料理ですな。
この薄切りをさっと湯通ししたしゃぶしゃぶもなかなかですが、今回は底まで行き着きませんでした。
あと「薄造り」って言ってる割には意外と薄く切れていないという、これは料理人の腕が悪いせいです。

最後は頭のところを細切りにした「たこそうめん」の5種。
烏賊は頭(性格には胴ですが)がメインですが、蛸は足がメインですよね。
あんまり頭の方にスポットが当たらないんですけど、烏賊同様の料理法にしてみました。
もっと細く切れば「そうめん」らしかったかもしれません。

自画自賛ですが、以前より腕を上げていますな。



続いて生蛸の足をぶつ切りにしてキムチの素で和えた「タコキムチ」
たこわさび作りたいねえなんてK原さんと船上で話していたのですが、「わさびの季節でない」のと「作り方が判らない」ということでの代替案。
こだが意外に悪くない、悪くないどころかなかなか美味しい。これはビールが進みますねえ。
桃屋万歳!



オリーブオイルとニンニク、トマト、バジルで炒めたイタリアンな一皿。
イタリア料理の前菜とかに出てきそうな一品。
炒め物ですが意外とさっぱりしていて、蛸の持つ素材の良さを引き出していると思います。



ピンボケですみません。
おろし金でおろしたきゅうりと醤油が濃いめの三杯酢で作った酢の物、名づけて「たこきゅう」やっぱり酢蛸があるくらいですから蛸と酢は合いますね。
きゅうりとの相性も良いみたいで蛸、きゅうり、酢の3者は「出会いのもの」です。
夏の暑い時期に冷えたビンビールの横にこんなのがあったらすばらしい晩酌になることでしょう。



ビジュアル的に「?」ですが、こちら唐揚げ。青海苔を加えた磯辺上げにしてみたのですが、あんまり目立ちませんね。
生の蛸足を使ったのですが、水分が多く、びちゃびちゃになってしまったので、茹蛸で作った方が良かったかもしれません。
これは反省ですね?



そしてこれが「蛸のトマト煮」生の蛸を丸のまま、ブイヨン、水煮トマト、赤ワイン、ニンニクなどと一緒に圧力鍋で1時間煮込みました。
硬くなりがちな蛸も圧力鍋のおかげでかなり柔らかく、トマトとニンニクの旨味が絡んでます。
足を細かく切って、ソースをパスタに絡めても美味しいかも。

それにしても最初から最後まで蛸たこタコの蛸尽くし!
美味しいけれどなかなか顎も疲れますね。

このほかに出汁とお茶で煮た桜煮も作っていたのですが、見事に写真を撮り忘れました。

また茹蛸さんたちはご近所さんにお裾分け。

釣っても楽しい食べても美味しいご近所さんからも感謝されるというまさに「蛸さまさま」
ただ・・・塩でヌメリを取った後のキッチンが大変なことになってましたけどね・・・落ちまで付けてくれる蛸

また来年も蛸釣りいけたらいいなあ。
っていうか次回は何をつりに行きますかな?

ごちそうさまでした。
ではでは


【関連記事】
【真蛸クッキング】2009-08-02
【8月ダイジェスト】2010-09-19
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