岩見太市の老いを活きる語録集

 豊かな高齢社会を創造するNPO法人「シーズネット」の活動を日記風に紹介。2010年がんを発病し、その闘病も紹介。

高額療養費

2011年04月07日 | Weblog
 今日は事務所行かない休息日にしました。昨日のような快晴ではありませんでしたが、いつものようにバスで外出しました。

 他の公益法人の評議員をしていますが、過日議事録署名人を選任され、そのための印鑑証明書が必要とのことで中央区役所に向かい、同時に3月分の外来の高額医療費の申請のため領収書を年金保険課に持参しました。

 入院の場合は最初から高額療養費が設定されており、治療費が何百万円かかろうが、ぼくの場合は80,1000円に設定されていましたので、保険内ではそれ以上の負担はありません。

 ところが外来の場合は自分で保険費用の10%とか30%をまず支払い、その領収書を毎月区役所に持参して高額療養費の申請をし、数ケ月後に差額が戻ってくる仕組みになっています。

 例えば当初3種類の抗がん剤の治療を受けると保険料負担が1回約36万円になり、30%なら約10万円、10%でも36,000円を会計窓口で支払わなければなりません。
 70歳以上の場合の外来の高額療養費は現役並みの世代で44,400円、一般で12,000円になっていますので、月単位でその金額を超えた部分が後日変換される仕組みです。

 ぼくは70際になったばかりですが、年金だけの生活者で抗がん剤など高額な治療を外来で受けると3万円以上の現金を治療の度に払わなければなりません。
 支払えない人は治療が受けられない医療難民が多数おられる話は良く聞きます。

 老後の病気の治療もお金次第・・・これからますますそのような傾向が強くなるのでしょうか?

 そんなことを考えながら中央区役所を後にして大通りから最近完成した地下空間を札幌駅まで往復して、散歩による体力づくりで午前中を過ごしました。


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