ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

Compromised

2009年07月23日 | M-N-O
Kate Noble. 2008. Compromised. Berkley Sensation.

なんだか高尚なリージェンシーのお話を期待していたのにナニコレ?という読者がアマゾンではチラホラみられますが…。
ハイ。普通のリージェンシーロマンス小説です。

Story:    
Dialogue:  
Hero:     
Heroine:   
Sensuality:  

外交官である父のおかげで、これまでほとんど海外で暮らしてきたGaill一家がロンドンへ帰ってきました。ちょうど年頃になったGailと美しい姉のEvangelineを結婚させるためにも家族は社交界デビューの準備で大忙し。

そんな忙しさから逃れるためGailはある日の早朝乗馬に出かけ、Max(Fontaine子爵)と出会います。
Maxが馬をコントロールしかねているところをGailが助けようとしたため、二人は池にボチャン。
MaxはGailが無理なことをしたと責めたため、二人の出会いは最悪なスタートとなります。

Maxは若い頃から父との確執が続いており、今年の社交界シーズンが始まるのを目前にその父から、今年中に結婚しないと勘当すると言い渡されてしまいます。
まず最初に適当に出席したパーティーでEvangelineと出会います。
月の光が差す人気のない温室…というロマンチックな雰囲気の中、美しいEvangelineについついキスしてしまったところを召使に見られてしまい、Maxは次の日に結婚を申し込み、二人は晴れて婚約。

が、Evangelineの妹があの気が強いGailだと分かり愕然…するも、会えば会うほどMaxは自分の婚約者よりもその妹であるGailのことばかりが気になってしかたありません…。

と、ここまでダラダラ話が進み、後は予測可能の展開でした。

アマゾンでは絶賛の読者がいますが…。

確かに文章表現のせいで出だしは「おっ、本格的か?」と思わせるものだったけど、その後徐々に表現は怪しくなってくるし、内容も先に読み進ませる面白みに欠けます。
H/Hのロマンスも生ぬるく、結果もお定まりです。

でもWallpaperのヒストリカルやリージェンシーロマンスが多い中、よくがんばったのと^^;、キャラクター達の個性が生きていたので、欠点はカバーできていたかと…。


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