ヒストリカルロマンスアワー

Historical Romance Hour

What I did for a Duke

2012年01月13日 | L

Julie Anne Long. 2011. What I did for a Duke. Avon Historical Romance.



タイトルにDukeが入っているのには弱い私。
シリーズ自体にもあまり興味がなかったのに、Julie Anne Longで失敗した記憶もあまりないし…と即買いでしたが…。
私からはダメだし。ハートマーク一つ。
                       

妻殺しや決闘、面白半分で人を撃つなどのうわさと悪評につきまとわれ、Duke of Falconridgeは何年も社交界から恐れられていました。
ある晩、Ian Everseaが公爵の婚約者の部屋へ忍び込んでランデブーしているところを捕まえ、必ずこの仕返しはさせてもらうとIanに宣言します。

その仕返しの方法とは、Ianの妹Genevieve Everseaを誘惑し、処女を奪ったあと、彼女を捨てること。

しかし、Genevieveに実際に会ってみると、彼女の率直で誠実な面や、静かな表情に隠された情熱に気づき、惹かれています。

              

公爵としての地位やお金がある人がリベンジにやけに執着したり、処女を誘惑して心を傷付けたあと捨てるなんてひどいことを考える人間が恋愛小説のヒーローだなんて・・・。

それに、いくらWallpaperものだと分かって読んでいても、もう少し貴族の敬称など気をつけてもいいんじゃないの?
編集さんも何も思わなかったの?
公爵に対してYour Graceと言わないばかりか、"Falconridge"と誰もが呼び捨てはないでしょ…。

憎しみが愛に変わる、身分が高い人とか、お金持ちとか、おとぎ話の要素はあるけど、お話に深みはないし、ヒーローがいやな感じで、最後まで読まずに捨てようかと思いました。

よく参考にする一般の読者のブログDear Authorでは大絶賛のA評価。
彼女が指摘するように、H/Hが会話を通してお互いを知り、絆を深めるとかのくだりは分からないでもないけど、私には特に感動する部分はありませんでした。

私からは、「買って損した一冊」。



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