明日は大荒れの天気、その気配すら感じないほどの穏やかな日和...............天気予報など無縁だったじいちゃんの頃、たよりになるのは柱にかかっていた気圧計だった、気圧計のはりの動きをみては「針がさがったから凪ぐとか、あて針をこえたから時化になる、こえた針が戻るときは風がふく」など経験とをあわせて正確なピンポイント予想をしてた、おもえば小さなサンパ船を櫓と櫂で操り、蓄積した技術と経験が全てだったあの頃のじいちゃんは孫娘からみても誇りたかく海の男の色気をそなえた全くの漁師だった.......。
ばばは朝から正月用の草もち作りに集中...........春早く摘んだヨモギを混ぜてつきあげたもちは濃い緑色、ばばがちょうど良く甘くしたあんこを包んで食べるのが一番、.冬は収穫した畑や海山のものをゆっくりと美味しく頂くときかも.........。