やはり、新型コロナは耐熱性・耐多湿性でしたね!
60人台に“乗せる”と聞いています」から、まさかの「100人超え」
――。衝撃の展開に東京都の小池都知事もさぞ驚いたに違いない。 【関連】新宿、渋谷、六本木は立ち入り禁止を指示…“在日米軍アラート”の信ぴょう性は?
2日、都内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数が107人となった。1日当たりの感染者が100人以上となったのは、緊急事態宣言下だった大型連休中の5月2日以来、2カ月ぶりだ。新規感染者数は一体、どこまで増えるのか。
元東京都衛生局職員で、医事ジャーナリストの志村岳氏がこう言う。 「緊急事態宣言が解除され、潜在的な感染者が繁華街などに出るようになったことに加え、PCR検査(遺伝子検査)を増やしていることが感染数字の増加につながっているのでしょう。おそらく実際の市中感染者はもっといるはずで、今後も増加する可能性が高いと思います」
廃止された政府の専門家会議に試算を提示していた北海道大学の西浦博教授(理論疫学)はかつて、感染者数について「現在確認されている感染者数は氷山の一角。実際は10倍以上かもしれない」との見解を示していたが、仮にその通りであれば、新規感染者は1000人以上ということだ。
それにしても、新型コロナは当初、高温多湿の夏に入れば落ち着く
――と言われていたはずだ。それなのに落ち着くどころか、逆に勢いを増しているように見える。 「オーストラリアやアフリカ、インド、南米でも猛威を振るっているように、新型コロナの感染に気温や季節は関係ないことがはっきりしています。ここがインフルエンザとの違いと言えるでしょう。このまま、手をこまねいていれば、確実に感染者は増え続けます。小池知事は、言葉遊びではぐらかすのではなく、状況を受け止め、(PCR検査拡充など)きちんと対応するべきです」
築地市場の豊洲移転をめぐる検討過程の文書が残っていないことを会見で問われた際、「それは(私が)AI(人工知能)だから」と答えていた小池知事。今こそ、その自慢の「AI」をフル活用して対応してほしいものだ。