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変異コロナは抗体効かない? 英科学者が研究報告、「集団免疫→変異助長」の重大局面 国防ジャーナリスト小笠原理恵氏が緊急寄稿
1/10/2021
新型コロナウイルスの感染急拡大が続くなか、英国の科学者による新型コロナのゲノム(全遺伝情報)解析プロジェクト「COG-UK」が注目すべき報告を発表した。何と「抗体が効果を発揮しない変異種」が発見されたという。国防ジャーナリストの小笠原理恵氏が緊急寄稿した。
英国を再びロックダウンさせるに至った新型コロナの変異種は、日本にも流入しつつある。この変異種は従来種よりも感染力が強い可能性が指摘されている。
新型コロナの変異について、英国の「COG-UK」コンソーシアムのラビンドラ・グプタ教授が先ごろ驚くべき報告をした。
罹患(りかん)して101日目で死亡した患者のウイルスを経時的に調べたところ、抗体が効果を発揮しない性質を持った変異種が見つかったのだ。幸い、この変異種は、現在英国で爆発的に感染拡大している変異種とは異なっているが、同教授の報告には重大な意味があるのかもしれない。
新型コロナは2週間に一度程度の変異を起こす。ほとんどの感染者は10日程度で回復するが、免疫が低下している患者の場合、罹病期間が長くなるため、その体内では何度もウイルスのコピーが繰り返されることになる。その分、変異が起きる確率も大きくなる。そして、変異した中で、より生存しやすいものができれば、それが生き残っていくことになる。
グプタ教授の発見した変異種は、治療に使用した回復患者血清の持つ抗体が効きにくくなっていたという。
もし、英国や南アフリカで感染が広がっている変異種が、偶然ではなく自然淘汰(とうた)によって強い感染力を獲得し、ようやく見えてきた「抗体療法」などの治療法が効
スウェーデンのグスタフ国王は集団免疫獲得を目指していた同国政府を、「死者を大量に出す。ひどい状況だ」と批判した。感染者を増
日本政府も、これまでの予測
ようやく欧米で接種が始まったワクチンが効かない変異種を出さないためにも、基本的な予防を徹底して、感染者数を地道に減らすしかない。