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体調悪くても出勤する「闇の感染」。ドラッグストアやコンビニ店員が心配する自分と同僚の生活

2021年07月04日 20時30分33秒 | 雇用と職のこと
体調悪くても出勤する「闇の感染」。ドラッグストアやコンビニ店員が心配する自分と同僚の生活

新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が発令され、4月10日、東京都は基本的な休業要請の対象施設や業種を発表、政府も職場への出勤者を7割減らすよう要請した。だが、こうした中でも外出して大勢の人と接し、働かざるをえない職種の人たちがいる。そうしなければ生活できない人たちもいる。

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首都圏のドラッグストアに勤めるAさん(女性)もその1人だ。

ドラッグストアは不特定多数の客に接するため、従業員は感染のリスクに晒されている。Aさんも日々、感染の危険や不安を抱いて働いている。

しかし今、Aさんが不安に思うのは、こうした“既に予想されている”感染だけではない。予想できない「闇の感染」が、人々に広がることをとりわけ懸念している。 体調悪くなっても「バレたらどうしよう」
 
Aさんは数年前大病を患い、フリーランスで続けていた仕事が思うようにできなくなり、収入が激減した。現在は、フリーランスの仕事を細々と続けながら、派遣社員としてドラッグストア2店舗に勤務。早朝と夜勤のシフトをこなすことで生計を立てている。

一緒に働く同僚の多くはシングルマザーだ。60代以上の高齢者も少なくない。皆、低収入に苦しんでいる。

特に感染の不安を感じるのは、早朝のシフトだ。いまだに連日、マスクや消毒用のアルコールを求めて、開店前から長蛇の列ができ、狭い店内に客が密集する。

スーパーやドラッグストアの従業員への感染防止策は、海外と比べると、日本はまだ手薄な印象だ。Aさんの働く店でも特別な予防策はされてこなかった。客同士で距離をとらせたり、従業員が勤務前に体温を測ったりすることもなく、マスクも自分で用意しなければならない。

東京都などは4月10日にようやく列に並ぶ人同士の距離をとるよう求めたが、その要請以前に、レジでの客との間に防護シートを下げるなどの対策を講じたのは大手コンビニくらい。これから、どれだけの店舗や業態が適用するかはわからない。

「自分は大丈夫だろうか?」「もし感染したら?」「自分の感染で店が閉じたら、クビになる?」

さまざまな不安がよぎるようになった3月初旬。Aさんは風邪の症状に悩まされた。微熱と咳が出て、4、5日経っても治らない。コロナかもしれないと怖くなった。

もしコロナだとしたら、このまま出勤すると、周囲や客に感染させてしまう。

ところが頭に咄嗟に浮かんだのは、「ヤバイ!バレたらどうしよう!」だった。コロナ疑いで2週間も隔離されたら、収入がなくなる。店にすぐ申告する気には、とてもなれなかった。

「私のように症状が出ているのに、申告しなかった人間は『過失犯罪者』です。でも、 ここで休んだら、シフトが減って少ない収入がさらに減ってしまう。疑いがあるとなれば、店も閉めないといけない。正直に申告したことで、 コロナ疑いで店がクローズしたら……。店や同僚の損害を考えると恐ろしくて。

みなに顔向けできず、自分から店を辞めるしかない。やっぱり、収入はなくなる。それが怖かった 」

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