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トランプ大統領の政策は今後破綻して株価は暴落する、そしてアメリカは世界の覇権国ではなくなる
3/22(土) 6:32配信
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東洋経済オンライン
王様のように振る舞うアメリカのトランプ大統領。筆者は政策がうまくいかず、株価は暴落に向かうと予測する(写真:ブルームバーグ)
今後も世界の株価の下落は止まらない。これからも一進一退を繰り返しながら最終的には暴落となるだろう。
アメリカのドナルド・トランプ大統領が方針転換をして「関税やめた」と言うか、それとも意固地になって、さらに過激に関税政策を振り回し続けるのか。そのどちらかによっても、大きく変わる。
■トランプ大統領の過激行動に「他国が団結して反逆」も
以前のトランプ氏であればもちろん、今回も自信満々の流れが続いていれば、前者の「やめた(あるいは条件変更)」になるが、流れが悪くなって余裕がなくなれば後者だろう。
これからは間違いなく後者だ。ディール(取引)だろうが何だろうが、せいぜいゼロサムゲーム。現実には、時間と機会のロス、貿易阻害、その他のあらゆるリスクが拡大し、いいことは1つもない。その結果、縮小均衡どころか、縮小崩壊だろう。
そして、ディールはうまくいかない。全員が「いじめっ子番長」の言うことを聞いているうちは、だれも歯向かわない。だが、誰かが声をあげ、いじめっ子の思い通りにならない前例が1つでもできれば、一気にそちらの選択肢に皆が流れ込むだろう。場合によっては「いじめられっ子」たちの逆襲、大衆の反逆ならぬ、仮想敵国の「小国」が団結した反逆となり、アメリカは最悪の場合、孤立どころか破綻する。
戦争において、二正面作戦はたいがい失敗するものだ。そして、そういう戦略をとること自体が、その主体の傲慢さや自信過剰によるピークアウトも象徴していることが少なくない。
■「全方位喧嘩」の結果、「国内からの反発」も招くことに
その観点からすると、二正面作戦どころか、トランプ氏の「全方位喧嘩戦法」は、確実に破綻する。例えばまったくアメリカの利益になる要素のない南アフリカに対して「少数派の白人に対して人種差別を行っている」などと非難するようでは、こうした戦法の破綻ももう間もなくだ。
なぜならこんなことをしていると、外的要因だけでなく、内的要因も同時に襲ってくることになるからだ。
外的要因とは、まずはカナダだ。ディールの余地はない。これまでの親友を裏切れば、向こうは死ぬ気で闘ってくる。しかも、トランプ氏は大国主義で、小国を馬鹿にしている。
「窮鼠猫を噛む」で、脅しによって進めようとしていたディールはスタックする(身動きがとれない状態になる)だろう。これで外的流れは一変するはずだ。つい最近までなら、「自分の国だけは目を付けられないように歯向かわない、自分だけは逃れよう」などとアメリカに「お土産」を渡し続けるとしてきた国々が、「これは様相が変わってきたぞ」、とお土産をいったんひっこめる。すべてのディールは膠着する。
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