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新型コロナが婚活業界に及ぼす悪影響…震災後は結婚が増えたのになぜ?
最近は新型コロナウイルスの影響で、多くの人が外出を控えるようになりました。私自身もさまざまな仕事を自宅で対応するようになり、打ち合わせやコンサルはzoomで行い、飲み会までもオンラインでするような状態に。
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このような状況がいつまで続くかわからないですが、それでも私たちの時間は進み続けています。新型コロナウイルスの影響が今、婚活業界にも影響を及ぼしているのです。
人は何か不安や恐れなどを抱えると、失いたくないものに初めて気がつけたり、本当に大切にしなければならない毎日の「当たり前」を知れたりします。
東日本大震災の際は多くの方が悲しい思いをしながらも、それ以降、結婚や出産が増えました。これもまた失って初めて、今生きているということだけでも尊いのだと気がつき、近くにいる本当に大切な人と一緒になる決断をできたからだと考えられます。
新型コロナ騒動下の婚活で何が起きているのか?
しかし、同じ非常事態でも今回は結婚に対して逆風となってしまっているケースが見受けらます。 その理由は「終わりの見えないストレス」にあるように感じられます。
人は自分の知らないものに強くストレスを感じる生き物です。環境の変化を好まず、環境が変わるだけで強いストレスがかかるようにできています。
特に目に見えないものに不安や恐れを抱きやすく、例えば、幽霊という目で見えない存在に対する不安や恐怖心が反射的に出てしまいます。人間関係における「相手の気持ちがわからない」なども目で見えないものへの不安といえます。 このところのネガティブな報道と、終息の気配すら見えない新型コロナウイルスは、人にそうしたストレスを私たちに与え続けています。
そして、継続的なストレスがかかり続けると、人はそのストレスから解放されるために考え方にバイアスがかかるようになるといわれています。精神的な平穏を守るため、「自分だけは大丈夫だろう」と認識を歪ましてしまうことを、心理学用語では「正常性バイアス」と呼ぶそうです。
例えば、婚活中、子供が欲しくて焦っているのにいい方になかなか出会えず、思うように活動が進んでいないと、多くの人は「よくよく考えたら結婚を本当にしたいのかわからなくなった」「もしかしたら結婚したくないのかも」などと話します。
しかし、これは「辛い思いをするくらいなら婚活をやめたい」という自分への言い訳にほかなりません。無意識のうちに自分の思考にバイアスをかけ、ストレスを解放するために「自分だけは大丈夫」だと思うようになるわけです。
ハプニング」をチャンスに変えるためには? それではなぜストレスによる心理的バイアスが婚活に悪影響を与えてしまっているのか。それは現状の受け止め方が、人によって大きく異なってしまっているためです。
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相手は新型コロナウイルスに強い不安を抱えているのに、自分は何の根拠もなく、「自分はコロナにかからないような気がする」となってしまうと、配慮のなさからきっと嫌がられてしまうことでしょう。
実際、「自分は大丈夫」と話していた男性と、とても気にされている女性がマスクをしてお見合いをしたというケースでは、少し様子を見れば女性のほうはまだ不安を抱えているということはわかるはずなのに、男性が適切な対応をしなかったため、結果的に「男性はまったく配慮がなかった」と女性からフィードバックされたこともありました。
こうした非常事態には人の価値観や性格が普段以上にあらわになってしまいます。そのため、だんだんとお互いのことを知っていければ受け入れられたかもしれない違いが、初対面から強烈に伝わってしまい、残念ながらご縁が続かないケースが増えてしまっているわけです。
恋愛は「タイミング」「フィーリング」「ハプニング」といいますが、まさしく今回は「ハプニング」にあたります。こうした状況だからこそ、「どう対応するか」がとても大切です。 新型コロナウイルス騒動以降、結婚相談所の入会は全体的に減少傾向にあるそう。だからこそ、今、婚活を諦めずに行っている人はとてもチャンスだと感じています。
3・26・2020
皆さんは日常が変わりつつある今、自分の時間をどのように使っていますか? 今回の騒動が落ち着きを見せたとき、「自分自身がどうなっていたいか?」を考え、動き始めることこそ、幸せな将来を手にいれるために必要なことだと感じています。