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イーロン・マスクが去ってレームダック化が進むトランプ政権、浮き彫りになった第一次政権時との「決定的な違い」

2025年06月16日 11時03分25秒 | 国際情勢のことなど


イーロン・マスクが去ってレームダック化が進むトランプ政権、浮き彫りになった第一次政権時との「決定的な違い」
6/6(金) 11:51配信





ちなみに2.0政権にも、ポンペオ氏やヘイリー氏のように、自らの考えで活動計画を立案し、トランプの覚えめでたいことを確認した上で、成果を得るために活躍する人物がいた。政府効率化省(DOGE)を率いてきた実業家のイーロン・マスク氏だ。


 だが、派手なパフォーマンスで、時に執務室内でトランプ大統領よりも目立つ態度が「政権の和を乱す人間は排斥する」と公言してきたスージー・ワイルズ首席補佐官の不興を買い、トランプ氏には惜しまれながらも就任4カ月足らずでホワイトハウスから消えることとなった。


 確かにマスク氏の言動には賛否あったが、彼の存在がなくなったことで、トランプ2.0政権を目立たせるような力のある屋台骨が一本なくなってしまった感じだ。




JBpress
迷走続くトランプ政権(写真:ゲッティ=共同通信社)


■ もはやトランプ大統領の「暴言」も国際社会に響かない


 「私はこれまでロシアのウラジーミル・プーチンと非常に良好な関係を築いてきたが、彼に何かが起こったようだ」


【写真全14枚】マイク・ポンペオ氏ほかトランプ1.0政権で存在感のあった閣僚たち


 5月24日から25日にかけて、ロシアによるウクライナの町や都市へのミサイル・ドローンによる攻撃が相次ぎ、少なくとも12人が死亡、数十人が負傷したことを受けて、トランプ米大統領は25日、一向にウクライナ戦争を終わらせようとしないロシアのプーチン大統領への不満を繰り返し記者団にぶちまけた。そして、その数時間後にはSNSに「プーチンは完全に狂ってしまった」と書き込んだ。


 超大国とされる国の大統領が、他の国の大統領を名指しで狂人呼ばわりするのは、極めて異例のことである。ましてやその国が5580発の核弾頭を保有する世界最大の核保有国ロシアであることを考えると、深刻な異常事態である。


 だが、この出来事がさらに興味深いのは、多くのメディアや国際関係者が、このトランプ発言を事実上ほぼ無視したことだった。「トランプ大統領、プーチン大統領を狂人と指摘」という見出しの記事が国内外の主要メディアに掲載されはしたが、なんの切迫性も緊張感も、あるいは記事自体のパンチも感じられなかった。


 理由は簡単だ。トランプ大統領の発言は、もはや国際社会に響かなくなっているのだ。「どうせ、トランプはプーチンの“しもべ”だから、大した制裁の動きは取らないだろう」という反応の表れとも取れる。ことプーチン大統領の話になると打ち出しは派手だが、強気に出た後は、ぱらぱら火の粉が落ちてしぼんでしまう花火のようにしりつぼみになるのが「トランプの発言力」だと、人々は考え始めている。


■ 初めからロシアへの制裁など「やる気なし」


 そもそも過去の米国大統領であれば、直ちにホワイトハウスで国家安全保障会議を開催し、国務省、国防総省、CIA(中央情報局)に対して事態の把握と警戒の強化を呼びかけただろう。


 また、米国連大使に命じて、国連の場での緊急の安全保障理事会の開催を呼びかけ、民主主義を旗印に掲げるアメリカとして同盟国と一致団結し、ウクライナへの残虐な軍事侵略を止めようとしないプーチン氏とロシア政府に対して非難決議の一本でも取りまとめるために全力を尽くしたことであろう。


 少なくとも過去40年余りで言えば、共和党のレーガン元大統領から民主党のバイデン前大統領までの歴代米国大統領は民主主義を守り、権威主義の独裁者を許さないとの視点に立ち、それが矜持でもあったはずだ。


 他方、トランプ大統領が、プーチン大統領を「おかしくなった」と主張したのは、祝日のゴルフを終えてワシントンへ戻る途上、同行記者団に捕まったから答えたような気の抜けた場であった。


 誰もが考えたように、ワシントンへ戻っても、やはり国家安全保障会議が緊急開催される気配などまったくなかった。


 そもそも、国家安全保障の担当補佐官だったマイク・ウォルツ氏は1カ月前に国連大使に更迭されており、はたまたホワイトハウス内のNSC(国家安全保障会議)も「トランプ大統領に楯突くディープステートの官僚がいる」として300人規模の大組織から50人以下の地味な組織に強制解体する動きの途上にある。これまでの「大統領に諸政策を提言する集団」から「大統領の決めたことを実行するのが役割のグループ」に、規模も役割も大幅縮小する動きの真っただ中なのだ。


 また、トランプ大統領はウクライナに対して、ロシア軍から身を守る高性能の武器を緊急供与したり、大規模人道支援を発表したりすることもなかった。記者団に「何らかの制裁を検討する」とは述べたものの、欧州諸国の対ロシア追加制裁に加わるのは否定的なままで、発言の翌日には「プーチン氏の様子を2週間ほど見守る」と発言はさらにトーンダウンした。要はやる気など皆無なのだ。


 プーチン氏におもねる姿勢は変わっておらず、「プーチンの得になること、有利になること以外は何もしない路線」を国際社会の多くの人々はよく分かっていたので、トランプ氏が一時的に騒いでもしらけた目で見るだけだったのだ。一部の米民主党議員が揶揄するような“腰抜けトランプ”の面目躍如であった。


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思えば、1.0政権では米共和党のためにトランプ政権を成功させようという共和党中道派や保守本流の勢力から参加した有能な閣僚や補佐官たちが政権内にいた。自身のビジネスセンスを最大の売りにした“トランプ流”のやりたい放題には賛同しかねるが、共和党として政権を正しく運営しようという人物が、共和党保守本流の思想、行動原則を強く押し出して、政策を実行し続けた。


 そうしたメンバーの中には、国家安全保障会議のジョン・ケリー元補佐官やジョン・ボルトン元補佐官、ジェームズ・マティス国防長官らがおり、結局彼らは皆、トランプ大統領と正面からぶつかって辞任するに至った。トランプ氏には、自分の利益と評判とMAGA(米国を再び偉大に)勢力に褒められる成果しか眼中になかったからだ。


 トランプ2.0政権にはこうした「共和党の基本思想が大統領職より上位にある」と考える閣僚が一人も存在しない。閣僚選別の段階で、「トランプへの忠誠心」だけが重要なファクターとなったためだ。


 1.0政権では、閣議はそれでも皆が意見を出し合う場という雰囲気があったが、2.0政権の定例閣議ではどの閣僚も「大統領の偉大な指導力のおかげで、政策は大成功している」と、まるで北朝鮮政府の会合かと思うような甘ったるいトランプ大統領への忠誠心を明かす発言のオンパレードとなっている。


 しかも、忠誠心だけで閣僚の座を得た人物が、自分の言動を批判する省庁内の官僚については「ディープステート」のレッテルを貼ってクビにするため、国防総省やCIAなどの省庁も上手く機能していないと指摘されている。

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ちなみに2.0政権にも、ポンペオ氏やヘイリー氏のように、自らの考えで活動計画を立案し、トランプの覚えめでたいことを確認した上で、成果を得るために活躍する人物がいた。政府効率化省(DOGE)を率いてきた実業家のイーロン・マスク氏だ。


 だが、派手なパフォーマンスで、時に執務室内でトランプ大統領よりも目立つ態度が「政権の和を乱す人間は排斥する」と公言してきたスージー・ワイルズ首席補佐官の不興を買い、トランプ氏には惜しまれながらも就任4カ月足らずでホワイトハウスから消えることとなった。


 確かにマスク氏の言動には賛否あったが、彼の存在がなくなったことで、トランプ2.0政権を目立たせるような力のある屋台骨が一本なくなってしまった感じだ。



 また、2.0政権にないもう一つの重要な要素が、1.0政権でトランプ外交を背後から支えたヘンリー・キッシンジャー国務長官のような「賢人」の存在だ。トランプ氏自身もキッシンジャー夫妻をよくホワイトハウスのパーティーに招き、彼の言うことには素直に耳を傾けたことで知られる。


 だが、キッシンジャー氏がこの世を去って以降、トランプ氏に仕えるのは自己利益を求める人ばかりで、真の「賢人」は存在しなくなった。これもまた2.0政権にとっては、大きな痛手である。


以下はリンクで



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