
容疑の男拳銃は長年所有か 暴力団と交友歴 埼玉の郵便局立てこもり
容疑の男拳銃は長年所有か 暴力団と交友歴 埼玉の郵便局立てこもり
11/2(木) 6:30配信

朝日新聞デジタル
警察車両で蕨署に入る鈴木常雄容疑者(左から2人目)=2023年10月31日午後10時48分、埼玉県蕨市、恵原弘太郎撮影
埼玉県蕨(わらび)市中央5丁目の蕨郵便局で10月31日に起きた人質立てこもり事件で、埼玉県警は1日、同県戸田市新曽、無職鈴木常雄容疑者(86)を人質強要処罰法違反容疑で緊急逮捕したと発表した。調べに「郵便局の人と話がしたかった」「逃げ遅れた人を人質に取った」などと供述し、31日に起きた戸田市の病院で医師ら2人が負傷した発砲事件や、自宅アパートで起きた火災についても関与を認めているという。
【写真】蕨郵便局の前にブルーシートがかけられ、警察による現場検証が行われた=2023年11月1日午前9時7分、埼玉県蕨市中央5丁目、野口駿撮影
捜査関係者によると、鈴木容疑者は真正とみられる拳銃と十数発の銃弾を持っていた。1992年施行の暴力団対策法に基づく組員指定はないが、それ以前は暴力団と交友関係にあったといい、県警はこれらを長年隠し持っていた可能性が高いとみて、入手経路などを調べる。
昨年10月中旬には、鈴木容疑者と蕨郵便局の職員がバイク同士で接触する物損事故があった。立てこもり中に鈴木容疑者は、事故を担当した警察官や郵便局長と「話をしたい」と要求。県警は、事件の背景に事故の対応への不満があったとみている。
現場からは、鈴木容疑者が持ち込んだ、包丁のような刃物2本や18リットルと10リットルのポリタンク2個と500ミリリットルのペットボトル2本に入った液体、複数のライターが押収された。鈴木容疑者は液体はガソリンだと説明しており、県警が分析を進めている。逮捕容疑は31日、営業中の蕨郵便局に侵入。拳銃のようなものを使い、20代と30代の女性職員2人を人質に取って警察官に特定の人物との面会などを求めたというもの。午後2時15分ごろから約8時間立てこもったが、職員2人は脱出するなどして無事だった。
警察車両で蕨署に入る鈴木常雄容疑者(左から2人目)=2023年10月31日午後10時48分、埼玉県蕨市、恵原弘太郎撮影
埼玉県蕨(わらび)市中央5丁目の蕨郵便局で10月31日に起きた人質立てこもり事件で、埼玉県警は1日、同県戸田市新曽、無職鈴木常雄容疑者(86)を人質強要処罰法違反容疑で緊急逮捕したと発表した。調べに「郵便局の人と話がしたかった」「逃げ遅れた人を人質に取った」などと供述し、31日に起きた戸田市の病院で医師ら2人が負傷した発砲事件や、自宅アパートで起きた火災についても関与を認めているという。
【写真】蕨郵便局の前にブルーシートがかけられ、警察による現場検証が行われた=2023年11月1日午前9時7分、埼玉県蕨市中央5丁目、野口駿撮影
捜査関係者によると、鈴木容疑者は真正とみられる拳銃と十数発の銃弾を持っていた。1992年施行の暴力団対策法に基づく組員指定はないが、それ以前は暴力団と交友関係にあったといい、県警はこれらを長年隠し持っていた可能性が高いとみて、入手経路などを調べる。
昨年10月中旬には、鈴木容疑者と蕨郵便局の職員がバイク同士で接触する物損事故があった。立てこもり中に鈴木容疑者は、事故を担当した警察官や郵便局長と「話をしたい」と要求。県警は、事件の背景に事故の対応への不満があったとみている。
現場からは、鈴木容疑者が持ち込んだ、包丁のような刃物2本や18リットルと10リットルのポリタンク2個と500ミリリットルのペットボトル2本に入った液体、複数のライターが押収された。鈴木容疑者は液体はガソリンだと説明しており、県警が分析を進めている。逮捕容疑は31日、営業中の蕨郵便局に侵入。拳銃のようなものを使い、20代と30代の女性職員2人を人質に取って警察官に特定の人物との面会などを求めたというもの。午後2時15分ごろから約8時間立てこもったが、職員2人は脱出するなどして無事だった。