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今、パパ活市場に流れてくる女の子が多い」44歳独身男性が語る“コロナ禍で出会った、1回5万円の女子大生”

2021年12月10日 21時00分06秒 | 女と男のこと
 
女性が食事やデートに付き合う対価として、男性から金銭を受け取る「パパ活」。体の関係も含めて対面でないと成立しづらく、景気に左右されるこの活動に、新型コロナウイルスの影響が直撃している。

 【画像】この記事の写真を全て見る(6枚)  アフターコロナにパパ活はどうなっていくのか。揺らぐパパ活当事者の男女それぞれに今の率直な思いを聞いた。(全2回の1回目/ 後編に続く ) 
 
◆ ◆ ◆ 「コロナでパパ活に対する意識はだいぶ変わりましたね」  
 
そう語りだしたのは、経営コンサルティング会社を経営する雅之さん(44)。6人の女性に月にして計150万円ほどのお手当を渡す「パパ」として、「文藝春秋」1月号および「文藝春秋digital」記事( 「2020年の『パパ活女子』 援助交際と何が違う?」 )に登場した独身男性だ。  
 
前回取材から半年が経つが、当時の女性6人のうち、今も定期的に会っているのは1人だけ。パパ活アプリやデートクラブで知り合った4人はコロナに関係なく縁が切れたが、「外食・スパ・旅行要員」と位置づけていた20代女性については、「緊急事態宣言で外食しなくなったし、彼女がコロナをなめているのでしばらく会いたくなくて」と話す。
 
21歳の“清楚な女子大生”を紹介されたが……
 緊急事態宣言が出される以前は、パパ活を縮小しようとしていたわけではない。それまでとは違う出会いを求めて“斡旋者”に紹介を依頼した。 「パパ活サイトで女性たちに連絡しまくって他の男性やデートクラブに紹介するのを趣味にしている人がいるんです。彼の本業は、僕の取引先のサラリーマン。僕からのお礼はランチをおごるくらいですし、サイトでいい子を探すのはすごく大変なので助かりました」  
その斡旋者が昨年末に紹介してきたのはあるグラビアアイドルで、公称は20代半ばだが本当は29歳。容姿は文句なしで月40万円を渡していたが、時間にルーズなのと「体の相性が合わなかった」ため3月で終了した。  
 
そのタイミングで次に紹介を受けたのが、都内の女子大に通う21歳の大学生・愛美さんだ。清楚な雰囲気で、韓国留学が夢だと話していた。
 
コロナの影響で飲食店のアルバイトがなくなって韓国に行けなくなりそうなので、彼(斡旋者)に助けを求めたということでした。お手当はこちらから尋ねる前に、『私は1回5万円いただきますが、それでよろしいでしょうか』と言うので決まりました」  しかし、同月のうちに、雅之さんを原因不明の体調不良が襲った。
原因不明の体調不良で「何を食べても味がわからない」
 
 咳が止まらず、呼吸困難に陥り、体中に激痛が走って眠ることもできない。雅之さんは、これまでの人生で味わったことのない苦しさだったと回想する。 「あまりにきつくて午前3時にデリバリーの医師を呼んだら、体温だけ測って『熱がないのでコロナではありません』と言われてロキソニンを処方されました。結局、2週間寝込みました」  愛美さんが来て近くのコンビニでレトルトカレーやキムチを買ってきてくれたこともあったが、何を食べても味がわからなかったという。新型コロナウイルスに感染していたかどうかは検査を受けていないので不明だが、直後に愛美さんも「風邪をこじらせた」と言って2週間ほど寝込むことに。  
 
また回復後、赤坂のラウンジで働く以前のパパ活相手から「コロナでお客さんがいないから来て」と頼まれて顔を出したが、その女性も4月に肺炎で入院した。「密」な関係性の中で、原因不明の体調不良が続出したのだ。
 
女性の“素人感”が合わなかった
 感染リスクを冒してまで会いに来てくれた愛美さんだが、雅之さんは3~4月に数回会ううち、関係を続けられないと判断した。雅之さんいわく、「私みたいな良い子は他にいないでしょという雰囲気を出してくるし、飲んだ物をそのまま置いて帰るとか掃除ができないとかだらしないし、性的なことでも自分勝手すぎる」というのが理由だ。  
 
パパ活は水商売や風俗とは違った素人の女性と出会えるのが男性側にとって魅力だと言われるが、「(愛美さんのような)素人感は僕には嬉しくない」とぼやく。  愛美さんに計50万円ほどのお手当を渡して関係を終えた今、雅之さんのパパ活には、緊急事態宣言以前とは変わったことが2つあるという
 
 
 
 
新たに見つけた“課金先”とは?
 
 1つは、パパ活にかかるお手当への節約意識だ。コロナの影響で資金繰りが悪化した取引先からの未払いが生じており、「パパ活で今までのような大盤振る舞いはできない」として、月に計150万円ほどだったのを計50万円ほどに抑えたいとする。  もう1つは、生活の変化だ。現在は事務所をクローズして自宅で仕事をしており、4月の交際費はゼロ。大好きだった外食をせずに自炊し、外出も最小限の「ステイホーム」を続けている。そんな中、パパ活より夢中になっていることがあるという。 「ソーシャルゲームです。コロナ以前はまったくやらなかったのに、外に出られなくなって一気にハマった。寝込んでいる間もゲームだけはしていて、3、4月はそれぞれ100万円ずつくらい課金しました」  
 
つまり、パパ活のお手当がゲームの課金に置き換わったのだ。今も唯一定期的に会っている25歳の女性も、緊急事態宣言で職場が休業になってゲームをするようになり、体の関係抜きで一緒に昼からゲームする日があるほどのめり込んでいる。
 
「供給が増えてめっちゃ安くなってますよ」
 他方、取引先兼斡旋者からは、次なる女性を勧められてもいるという。 「彼が言っていました。今、パパ活市場に流れてくる女の子が多いんだけど、供給が増えて需要が減っているからめっちゃ安くなってますよと。この子2万円ですよ、とか」 
 
 愛美さんのようにバイトや仕事がなくなってパパ活を始める女性が増える一方、コロナ以前の雅之さんのような羽振りのいいパパが減っているため、お手当の相場が値崩れを起こしているというのだ。  
 
だが、価値観が変わった雅之さんはあまり心惹かれないらしく、こう言って苦笑した。 「僕は女の子を追加する余裕はない。それに、パパ活は面倒くさい。もう手を広げるのはやめたいと思っています」 ( 後編に続く ) ※雅之さん、愛美さんの名前は仮名です。
 
 
「文藝春秋」1月号および「文藝春秋digital」では、「 2020年の『パパ活女子』援助交際と何が違う? 」と題し、パパ活当事者の男女の生々しい証言などを取材したルポを掲載している。記事からは、パパ活という曖昧な「流行語」が生み出した男女の関係が、そして援助交際など既存の言葉との違いが見えてくるはずだ。 
 
 
※「文藝春秋」編集部は、ツイッターで記事の配信・情報発信を行っています。 @gekkan_bunshun  のフォローをお願いします。 ※音声メディア・Voicyで「 文藝春秋channel 」も放送中! 作家や編集者が「書けなかった話」などを語っています。こちらもフォローをお願いします。 コロナ禍でオファー激減……“月30万円稼ぐ”パパ活女子が漏らした本音「若い子には体を大事にしてほしい」  へ続く
 
 
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