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引きこもりの息子、業者頼った末…遺体で発見 「一体どうすれば」

2021年06月12日 15時30分28秒 | 社会のことなど

全国に100万人以上いると推計される引きこもり。同居する親が世間体を気にして相談できず、適切な支援にたどり着けないケースは少なくない

。福岡県筑後地区では、両親が6年前から引きこもっていた長男(30)を民間の自立支援業者に預けたが、長男は昨年末に姿を消し、遺体となって発見された。「一体どうすればよかったのか」。両親は自問自答を続けている。 

【データ】引きこもりになった主なきっかけ 

 「家に帰りたい」。昨年11月、愛知県内の自立支援業者に預けていた長男から母親(52)に電話があった。長男は1年前から業者の寮で他の引きこもりの人たちと共同生活をしながら、青果市場などで働いて自立を目指していた。再会した際は疲れ切った表情をしており、両親に「共同生活は好きじゃない」「働いてばかりだった」とこぼした。  

自宅に戻った後は仕事を探すどころか、家事すら手伝わないようになった。父親(54)は「成長して帰ってきたかと思ったら、全く変わっていなかった」と受け止め、長男にもう一度寮生活に戻るように説得。母親は「あなたの働いている姿が見たい」と励ました。  

再入寮を目前にした同年12月末、長男は家出した。その6日後、熊本県荒尾市沖の有明海に浮かぶ遺体が漁師によって発見された。警察署に駆けつけた母親は泣き崩れ、父親は「息子を追い込んでしまった」と全身が凍り付いたという。遺書はなく、部屋に残されていた長男のパソコンのデータは消えていた。


 長男は高校卒業後、2007年に地元の印刷会社に就職。10年には別の印刷会社に転職し、経営悪化による賃金カットや仕事量の増加を理由に、14年に退職した。友人との付き合いも途絶えて自宅から出ないようになり、次第に家族と食卓を囲むこともなくなって自室にこもりがちになった。「何のために仕事をするのか」と悩んでおり、父親が就職するように促しても聞き入れず、けんかになることもあり、親子の会話は減っていった。  

「引きこもりが長引くほど、社会復帰が難しくなる」。父親は焦燥感に駆られながらも、知人には打ち明けることができずに疲弊していき、精神安定剤を常用するようになった。相談した役所からは、引きこもりの当事者同士で悩みを共有する交流会を紹介された。「息子が参加すると思えない」と考えた末に、「最短3カ月で自立支援」とうたう業者をインターネットで見つけ、長男を預けた。 

 「生きてさえいてくれれば、それでよかったのかもしれない」。父親は後悔しつつ、働かない長男を見過ごすわけにはいかなかったと振り返る。「過去に戻って子どもの頃からの再教育が必要と思うほど、自立させるのは難しかった。同じように悩んでいる引きこもりの人や家族が大勢いる。国や自治体に支援のあり方を考えてほしい」



「生きてさえいてくれれば、よかったのかもしれない」
 「生きてさえいてくれれば、それでよかったのかもしれない」。父親は後悔しつつ、働かない長男を見過ごすわけにはいかなかったと振り返る。「過去に戻って子どもの頃からの再教育が必要と思うほど、自立させるのは難しかった。同じように悩んでいる引きこもりの人や家族が大勢いる。国や自治体に支援のあり方を考えてほしい」
親が責められたり、たらい回しにされたりするケースも

 引きこもりの自立支援を巡っては、自治体の体制が十分に整っておらず、家族にとって利用しにくい状況にある。国も対策を講じているが、専門家の見方は厳しい。  内閣府の調査では、全国の引きこもりは、40~64歳で約61万3千人(2018年12月時点)、15~39歳で約56万3千人(15年12月時点)と推計される。都道府県と政令市は「ひきこもり地域支援センター」を設置。市区町村では生活困窮者の窓口で職員が相談を受け、今年4月からアウトリーチ(訪問支援)を強化している。 

 引きこもり問題に詳しいジャーナリスト池上正樹さんは「自治体の引きこもりへの理解はまだまだ乏しく、専門のスタッフも少ない。『なぜ放置し続けたのか』と逆に親が責められたり、たらい回しにされたりするケースもある。家族は疲弊しているだけに、公的機関があてにならなければ、民間の自立支援業者にすがってしまう」と指摘する。 

 専門スタッフを抱え実績を重ねる支援団体もあるが、一部の業者の中には預かった子どもを施設で監禁したり、暴力をふるったりするケースもあるとされ、国が注意を呼び掛けている。

 約40年間引きこもりの支援を続ける和歌山大の宮西照夫名誉教授(精神医学)は「業者に預けられた子どもが、親から見捨てられたという気持ちになることもある。立ち直りには2、3年はかかり、焦りは禁物だ」と強調。自治体の体制については「支援の入り口にとどまるのが実情。社会復帰の段階まで、信頼できる支援団体と連携していくことが重要だ」と続けた。 

 筑波大の斎藤環教授(同)は「親は同じ悩みを共有できる各地の家族会に入って、支援情報を共有することも大切。自治体も積極的に支援窓口の存在をアピールすべきだ」と語った。  (御厨尚陽)



福岡県が筑豊と筑後に支援拠点

 引きこもりの人を支えるため、福岡県は1日、県ひきこもり地域支援センター(同県春日市)のサテライトオフィスを筑豊、筑後の両地区に開設した。身近な地域で支援を受けられるよう相談窓口の充実を図る。  

引きこもりの人は、県内に約4万人いると推計されている。本人は相談に出向かないことが多く、親の高齢化で家族からの相談も難しい場合があるため、支援体制の拡充に乗り出した。  

筑豊オフィスは同県田川市の交流施設「いいかねPalette」内、筑後オフィスは同県久留米市長門石3丁目のビル内に開設。社会福祉士などのコーディネーターが2人ずつ常駐、電話や来所での相談に応じるほか、自宅を訪れて社会参加への支援や就職・就学のための情報を提供する。支援団体などとの研修も重ね、地域ネットワークの構築を目指す。 

 筑豊オフィス=0947(45)1155▽筑後オフィス=0942(37)2280。開設時間はいずれも平日の午前9時~午後5時。 (豊福幸子)



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コロナ禍、夫を「つくづく他人だなあ」と思う瞬間

2021年06月12日 14時30分11秒 | 女と男のこと

◆コロナ禍だから、気づけたのかも……
 
夫婦といえどももとは他人。そしてこのコロナ禍の状況で、それをはっきり知らされたような気がするという女性は少なくない。ただ、「他人だ」と感じたからこそ、うまいくこともあるし、逆にぎくしゃくすることもあるのが「組み合わせ」の興味深いところかもしれない。


 ◆ケース1. 仕事ができない夫にがっかり……ユキノさんの場合
 
ユキノさん(43歳)は、同い年の男性と結婚して13年。10歳のひとり娘がいる。

「本当はもうひとりほしかったんですけど、恵まれなくて。私は仕事を続けています。夫は娘にメロメロ。それなりにうまくいっている家族だと思っていました」

今は、夫婦ふたりとも在宅ワークとなっている。夫が家にいるようになってから、彼女は夫への見方が少し変わったという。

「夫とは会社も別だし、どういう仕事をしているのかも詳細はわからなかったんですが、夫のテレワークのやり方を見ていると、ああ、この人は仕事ができるタイプではないなあ、とわかってしまって。会議をしているのを小耳に挟んでも、全然、論理的な議論ができていない。ちょっとがっかりでしたね」

出世はしなくてもいいが、夫は会社のお荷物になっていないだろうかと彼女は心配だった。周りも仕事がなかなか捗らないに違いないと感じたのだ。

「でも、それは私が心配しても始まらないことですからね。ただ、夫はいつも仕事ができることを自慢していたんです。だから実際に仕事ぶりを見て、夫に対して抱いていた敬意みたいなものはなくなってしまいました。しかもこの人は何を根拠に仕事ができると思っているんだろうと、夫の人格までわからなくなって……」

日々、気持ちが離れていく。娘にとってはいい父親だと自分に思い込ませるのに必死だという。

「これで夫に対して父親としてがっかりさせられることがあったら、もうそのときは終わりだなと思いますね」

 冷めた自分をどうすることもできないとユキノさんは言った。
◆ケース2. 夫は他人だから仕方ない!ミチカさんの場合
 
同じように、家族4人で長い時間をともにするようになって、改めて「夫は他人だ」と思ったことでかえって心が軽くなったという女性もいる。

ミチカさん(44歳)は、2歳年下の男性と結婚して13年。12歳と10歳の子がいる。彼女はパート仕事が自宅待機となり、夫は週に1度出社、他の日は家で仕事をしているそうだ。

「家で過ごす時間が長くなって、夫が以前とは変わりました。精神的に不安定になった。ちょっとした物音に『うるさい』と反応したり、子どもたちの勉強を見ながらむやみに叱ったり。以前は『勉強なんてできなくたっていい』と言っていたのに、どうしてこんなこともわからないんだと声を荒げるんです。今まで私が知っている夫とはちょっと違う。『あなた自身のストレスを子どもにはぶつけないで』と言うと、オレはそんな小さな人間じゃないと怒鳴って。じゅうぶん小さいと思うんですけどね(笑)」

狭いマンションに4人で生活していると、ミチカさんはふと、これが現実なのか夢なのかわからなくなる瞬間がある。

「たった2カ月くらいで生活が激変しているんですから、人生って本当に何があるかわからないなと思います。ずっと引いて夫を見ると、私、どうしてこの人と結婚したんだろうと感じることもあります」

もっといい人がいたのではないかと過去の恋愛を思い出すこともある。それでも、今の人生は自分の選択が作ってきたのだと気持ちを改めた。

「この2カ月でいちばん感じるのは、夫は他人なんだなということ。子どもたちが考えていることはわかることもあるけど、夫が何を考えているのかはまったくわからない。言葉にせずにわかりあえる部分がないんですよね」

ただ、彼女はそれでいいと思えるようになってきたという。夫は他人、だから夫のことはわからないという前提で接していけばいいのだ、と。夫婦だから、家族だから何でもわかりあえるわけではない。

「わからないままでもいい、無理にわかろうとしなくていい。今はそんなふうに思っています。夫にも『あなたと私は他人なんだとつくづく思う』と言ったんです。そこからそれでもいいから共に生活していこうという話をしたかったんですが、夫はそれだけで不機嫌になっちゃって。やっぱり小さい男だと思います(笑)」

 夫を否定しているわけではないのだが、伝わらなかったらしい。そこでもまた、やっぱり他人だとミチカさんは確認したと笑った。
     
亀山 早苗(恋愛ガイド)

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感染急増 潜む“第4波”の影 花見でルール無視 迷惑客も>3/29/2021

2021年06月12日 11時00分05秒 | 感染症のこと 新型コロナウイルス

緊急事態宣言全面解除後、初の週末。 都内の桜の名所は、人出が急増したうえに、酔っぱらいやルール無視の迷惑行為が相次いだ。 東京都内で、花見スポットとして人気の目黒川。 満開の桜は、春の嵐にひと晩耐え抜き、咲き誇っていた。 小池都知事は、宣言解除後、初の土日を振り返り。

 小池都知事「(人出)多いですね、本当に。素手で戦っている、つまりワクチンがない状況で、どうこらえていくのかお願いしているところ。重要な時期ですので」 


27日土曜日の東急東横線中目黒駅。 人の肩が触れ合うほどの大混雑となっていた。 このほとんどが、桜の名所・目黒川へと向かう人の流れ。 川沿いの桜の下でも、人出の急増で、密の状態に。 ソフトバンクの子会社「Agoop」のデータをもとに人出を分析すると、都内で桜が開花した3月14日に比べ、27日土曜日は1.8倍を超え、2020年の3連休の土曜日をも大きく上回る水準となった。 目黒川沿いの休憩スペースには、立ち入り禁止のためのロープや黄色いテープが張られていて、宴会や座り込みが禁止になっている。 


しかし、千鳥足の男性は、信号が赤だが、おぼつかない足取りで車道にはみ出してしまった。 信号が変わり歩き出すと、電柱やガードレールにもたれかかり、タクシーを止め、何とか乗り込むことができた。 人出は夜になっても。

 手に酒を持ち、あごマスクで大きな声で歌うグループや、立ち入り禁止もお構いなし。 宴会まで始める人が、あちらこちらに。 

違反者「これって立ち入り禁止なんですか」 

警備員「そうなんです」 
違反者「立ち入り禁止とか書いてほしい」 
警備員「一応あっちには書いてて」 

違反者は、「(立ち入り禁止とわからなかった?)そうです、書いてほしいです」と話した。

 さらに、ある3人組は、手に酒の瓶を持ち、ラッパ飲み。 叫びながら、生け垣へダイブしていた。 この迷惑行為に、近隣住民は「去年よりは多いかもしれない」、「人混みがすごいので怖い。(感染の)リスクが高いなって感じ」などと話した。


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厚労省「コロナワクチン死亡事例詳細の公表やめます>なぜか?

2021年06月12日 10時30分45秒 | 社会のことなど
>「審議会の専門家から、『情報量が多すぎて整理してほしい』と以前から指摘されていたので(資料を省いた)。(部会は)何か異常なシグナルがないかということを見るため、全体の傾向を見る方が大事だということです」(厚労省健康課)

単なる隠蔽体質のように聞こえますが?


比例して増加しているのが接種後死亡の報告事例だ。

 厚労省の「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会」が9日に公表した死亡事例は今年2月17日から6月4日までで計196件。5月30日までの事例を対象にした専門家の評価結果はいずれも「情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できない」とされた。

「因果関係が評価できない」という言葉は、過去の「子宮頸がんワクチン」で重篤な症状が発生した時でも見られた表現だ。「情報不足等」により評価が難しいのであれば、死亡事例について、より多くの情報を収集、検討、評価するべきだが、なぜか、厚労省は前回(5月26日)まで公表していた死亡事例の詳細に関する資料を添付しなくなった。

 それまでは接種日や発生日、死因などの一覧表に加え、その時の体温や死亡に至る経過や状況などが細かく記された資料が示されていた。資料を見れば、審議会の専門家でなくとも、副反応の可能性などについて考察できただろう。ところが9日公表の資料には、そうした詳細がなくなったのだ。一体なぜなのか。

「審議会の専門家から、『情報量が多すぎて整理してほしい』と以前から指摘されていたので(資料を省いた)。(部会は)何か異常なシグナルがないかということを見るため、全体の傾向を見る方が大事だということです」(厚労省健康課)

「情報不足等によりワクチンと症状名との因果関係が評価できない」としながら、「情報量が多すぎて整理してほしい」――とは矛盾するようにも思えるが、いずれにしても後年にきちんと第三者が審議について検証できるようにするのは言うまでもない。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/290437/2 


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熊本大学殺人事件、解決>容疑者は2007年に犯罪・前科あり「わいせつ目的か熊本大学殺人事件、解決>熊大研究員絞殺 短時間で殺害か 首に抵抗の傷なく

2021年06月12日 10時00分52秒 | 事件と事故
>熊本大学殺人事件、解決>熊谷和洋は2007年に犯罪・「わいせつ目的か熊本大学殺人事件、解決>熊大研究員絞殺 短時間で殺害か 首に抵抗の傷なく

熊本大研究員、楢原知里(ちさと)さん(35)が首を絞められ殺害された事件で、楢原さんの首に抵抗した際にできる傷がなかったことが、捜査関係者への取材で判明した。

熊本県警は、抵抗する間もなく短時間で殺害された疑いもあるとみて、捜査を進めている。また、県警は10日、楢原さんのリュックが、遺体の発見現場に近く、勤務先のある熊本大本荘キャンパス(熊本市)で見つかったと発表した。 

 司法解剖の結果、楢原さんは首を絞められたことによる窒息死と判明。捜査関係者によると、首を絞められて抵抗した際につくひっかいたような傷などは確認

 県警によると、大学キャンパスで発見されたリュックの中には財布やノートパソコンなどがあり、財布には現金が残されていた一方、携帯電話はなかったという。キャンパスを訪れた女性がリュックを見つけ、病院関係者が9日に届け出た。 

 県警によると、楢原さんは7日午前8時半ごろ、熊本市中央区本荘3の市道脇の溝であおむけの状態で見つかった。6日午後5時ごろまで大学で勤務し、同じ時間帯に知人と会っていたことが確認されており、県警は楢原さんの足取りを調べている。【栗栖由喜】



熊谷和洋は2007年に犯罪・前科有!顔画像「わいせつ目的か熊本大学殺人事件」


2020年9月13日に熊本市で熊谷和洋(くまがいかずひろ)容疑者は熊本大学研究員の楢原知里(ならはらちさと)さんを死体遺棄で逮捕。くまがいかずひろ容疑者は2007年に詐欺事件で犯し前科持ちだった。熊谷容疑者の事件詳細や自宅住所(マンション)・事故現場・顔画像・Facebook・インタビューなどをまとめていきます。この記事では随時追記・更新されます



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