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「学歴で人を評価するのはアリか、ナシか」

2025年06月12日 03時02分21秒 | 教育のこと

 

「学歴で人を評価するのはアリか、ナシか」。学歴社会は人から個性を奪っているのか(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/0b416f8d6df7e25f4ddc52a6f3cb3aae6b64105b

「学歴で人を評価するのはアリか、ナシか」。学歴社会は人から個性を奪っているのか
4/22(火) 6:51配信


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ダイヤモンド・オンライン
Photo: Adobe Stock

 「大学受験」は10代における最大のイベントです。残念な側面でもありますが、いい大学にいけば、なりたい職業になれる確率は上がり、将来の選択肢は増えるのが現在の日本です。それほどまでに大学受験の持つインパクトは大きくなっています。そんな難しい時代でも「自分らしい大学進学」をするために書籍:『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』が発売されました。本書は、きれいごとを抜きにして、「大学受験とはどういうものなのか」「人生とはどういうものなのか」を考えることができる受験の決定版です。本記事では発刊を記念して著者である、びーやま氏への特別インタビューをお届けします。

● 学歴社会は人から個性を奪っていないか

 ――よくも悪くも日本は学歴社会だと言われますが、実際はどうなんでしょうか。

 びーやま氏(以下:びーやま):たしかに日本が学歴社会であることは間違いありません。

 新卒で就職をするならば「学歴フィルター」は避けられませんし、テレビを見ても人気のクイズ番組は大学ごとでチームになります。新聞を読めば、経営者のプロフィール欄は必ず出身大学からはじまりますし、新内閣発表に至っては大学名だけでなく、全員卒業年と学部名までセットで紹介されます。

 このような状況ですから「学歴社会ではない!」と言うのは無理があります。

 ――その学歴社会ですが、ある種「大学名」だけで人をラベリングする行為とでも言いましょうか、個性を見ずに人を判断する装置としても機能しているように感じるのですが、その点はいかがでしょうか。

 びーやま:むしろ僕は逆だと思っています。学歴がその人の個性をわかりやすく浮かび上がらせているんじゃないかと。

 ――おもしろい答えですね。どういうことか詳しく聞かせてください。

 びーやま:仮に学歴がない世界だとして、僕らはどのように人のことを判断するのでしょうか。もちろん一人ひとりと深くコミュニケーションを取って人となりを理解していくのがベストですが、すべての場面でそんなことが可能とは思えません。

 たとえば、就職の場面では、数千、数万といった学生の応募があるわけで、限られた時間のなかで全員を細かく見ていくなんてことは不可能でしょう。

 もちろん、学歴で見てしまうことによって、いい人材の取りこぼしなどはあるでしょうが、それでも現実的な方法として学歴は機能していると思います。

 テレビでも同じです。クイズ番組でわざわざ学歴を出すのは、「頭がいい」というのをわかりやすく伝えるためですから、1つの判断材料として十分に機能しているように思います。

 

● 学歴は「個性の一面」である

 ――なるほど。たしかにおっしゃる通りですね。ですが、それがどう個性と結びつくのでしょうか。

 びーやま:もちろん学歴だけで個性が全部わかるということではありませんが、個性を知る参考情報にはなると思っています。

 たとえば、「工学部情報学科卒です」と言われたら、その人が普通の人より機械やコンピューターなどの知識が豊富なのは容易にわかります。加えて、それが名門大学なのであれば、そのレベルが高いこともわかりますし、受験勉強を頑張ったということもわかります。

 「どこの大学のどんな学部を出たか」という学歴情報だけで、

 ・どの分野に強いのか
・どのレベルで学んでいるのか
・どのくらい頑張れる人なのか

 という意外と知るのが難しい情報があっという間に手に入ります。これらは本人に詳しく話を聞けば済む話のように思われがちですが、「僕は勉強も得意で、コンピューターに強いです」と言われるよりも、学歴のほうが客観的に判断することができますから、情報の信頼性も高いです。

 ですので、学歴は「その人の個性の一部分を浮かび上がらせたもの」だと思うんです。その意味で、学歴は立派な個性なんじゃないかと。

 ――よく理解できました。学歴が「その人らしさ」を一定程度担保しているんですね。

 びーやま:そういうことです。ですので、「学歴なんか関係ない! 個性を見ろ!」というのは的外れで、学歴も個性の1つなんだよと僕は思います。

 そんな役割を持った学歴を極端に度外視するほうが、その人の一部分を「あえて見ません」と言っている行為な気すらします。

 ほかにも、「大事なのは学歴じゃない! どれだけ努力しているかだ!」という人もいますが、その努力を可視化したものが学歴です。加えて、理系などの場合は学部で学んだことがそのまま将来に直結しますから、学歴が「努力の過程」の役割を果たしているという見方も十分にできると思います。「将来はエンジニアになりたいんで〇〇大学で勉強しています」というのは、立派な夢への過程ですよね。

 学歴を嫌う人がいるのもわかりますが、一方でそれは合理的に考えなければかえって人のよさを否定していると思わざるを得ません。学歴だけがすべてではもちろんないですが、学歴だからこそ見えてくる個性というのは確実にあります。

 

● とはいえ、世の中は実力社会でもある

 ――なんだか、学歴がないとむずかしい社会なような気がしてきますね。

 びーやま:そんなこともありません。矛盾するようですが、日本は学歴社会であるのと同時に実力社会です。そうでなければ非大卒でも世の中でたくさん活躍している人がいることに説明がつかないですし、名門大学以外でも各業界にトップランナーはたくさんいます。

 ですから、「学歴(の価値は大きいが、結局は実力)社会」というのが正確な表現なのかなと思います。

 実際に多くの企業も採用の際には、学歴も見つつ、最終的には人で判断するという方法を取っていますし、要はバランスなのではないでしょうか。

 ただ、仮に学歴がない場合でも、学歴と同じように「なにかしらの形」で努力や成果は見せないと評価は得られないと思います。そうでないとそれは人には伝わらないですし、そういった形で表現できないようなものは、まだ個性としては弱いという見方もできるのかもしれません。

 その意味では学歴社会が今のトレンドを作ったのではなくて、社会の評価方式と学歴の相性がよかっただけなのかもしれないですね。

 いずれにしても学歴は立派な個性だと思いますし、豊富な人生の選択肢からどの道を選んだのかという意思決定の部分においても「人間らしさ」が一番出るものだとも思います。

 ですから、受験生には大学受験を通して個性を爆発させてほしいと思っています。

 ――詳しくお話しいただき、ありがとうございました。

びーやま[著]
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』のツッコミ担当。早稲田大学教育学部卒。高校時代の偏差値は37だったが、1年間の浪人を経て早稲田大学に入学。大学時代は起業・自主退学・復学など、さまざまな経験をしたのち、大学受験のすばらしさに気づき現在に至る。甘いルックスと鋭いツッコミ(たまにポンコツ)で視聴者の心を掴んでいる。決め台詞は学歴モンスターの相方・高田ふーみんを制止する「ヤメロオマエ」。

高田ふーみん[協力]
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』にて「学歴至上主義」を貫く学歴モンスター。京都大学経済学部中退(現役合格)。学歴を絶対の価値基準とする偏った思想を持つヒール役として受験生や大学生を中心に人気を博している。決め台詞は「Fランやないか」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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研究者が思わずゾッとした「子どものスマホ使用時間と偏差値の関係」小中学生7万人調査でわかった衝撃の事実 スマホの使いすぎが子どもたちの学力を破壊している

2025年05月15日 20時03分22秒 | 教育のこと
 
 
研究者が思わずゾッとした「子どものスマホ使用時間と偏差値の関係」小中学生7万人調査でわかった衝撃の事実 スマホの使いすぎが子どもたちの学力を破壊している | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) 
 
 
 
 
「スマホを1日3時間以上使用する子どもたちは、勉強を頑張り睡眠時間を確保していたとしても、成績が平均未満になる」
 
 
 
 
2023/05/14(日) 20:55:44.
 
 
研究者が思わずゾッとした「子どものスマホ使用時間と偏差値の関係」小中学生7万人調査でわかった衝撃の事実 スマホの使いすぎが子どもたちの学力を破壊している

榊 浩平 東北大学加齢医学研究所助教
川島 隆太 東北大学加齢医学研究所教授

 いまや小学校高学年の時点で7割近い子が自分のスマホを持ち、SNSやネット動画、ゲームなどに熱中している。
 

 仙台市の小中学生7万人を対象にスマホ使用と学力の関係を調べてきた東北大学加齢医学研究所の榊浩平さんは「スマホの使用時間とテストの偏差値をグラフ化したところ、スマホを1日3時間以上使用する子どもたちは、勉強を頑張り睡眠時間を確保していたとしても、成績が平均未満になるという衝撃の事実が判明した」という――。

(以下略、続きはソースでご確認ください)

PRESIDENT Online 2023/05/14 13:00
 
 
 
 
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トランプが嫌ならアメリカの研究者おいで ブリュッセル自由大学

2025年05月15日 03時03分48秒 | 教育のこと

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/88b9c7c640c6f52b92975b8ab3f2a9f87d7c68a2

トランプが嫌なら米研究者おいで ブリュッセル自由大学
3/18(火) 11:04配信


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共同通信
 ベルギーのブリュッセル自由大は17日、トランプ政権下の米国から逃れたい研究者にポストや資金、住居を用意すると発表した。米国では気候変動や多様性といった保守的な政権支持層が嫌う分野を中心に、資金提供の一時停止や研究者の解雇が起き、混乱が拡大している。同大学は「学術研究への政治的介入に対し、断固とした姿勢で臨む」とコメントした。

 この大学でも「若者と偽情報」や「米欧対話」に関する米国との共同研究が取り消しに。もともと教会や政府の干渉から学問の自由を守るため設立された大学だと紹介し「米国の優秀な研究者が自由に活動できる環境を提供する」とアピールした。

 

 

 

 

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「高学歴と低学歴の差が最も出るのはどこか」。学歴を社会から切り離すことのできない本質的な理由

2025年05月11日 21時02分51秒 | 教育のこと

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/a5dbbaba798ce82a19bf94888beed7f4684e48c7

「高学歴と低学歴の差が最も出るのはどこか」。学歴を社会から切り離すことのできない本質的な理由
5/1(木) 8:02配信


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ダイヤモンド・オンライン
Photo: Adobe Stock

 「大学受験」は10代における最大のイベントです。残念な側面でもありますが、いい大学にいけば、なりたい職業になれる確率は上がり、将来の選択肢は増えるのが現在の日本です。それほどまでに大学受験の持つインパクトは大きくなっています。そんな難しい時代でも「自分らしい大学進学」をするために書籍:『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』が発売されました。本書は、きれいごとを抜きにして、「大学受験とはどういうものなのか」「人生とはどういうものなのか」を考えることができる受験の決定版です。本記事では発刊を記念して著者である、びーやま氏への特別インタビューをお届けします。

● 高学歴と低学歴の差はどこにある?

 ――大学受験を語るうえで切っても切れないテーマが「学歴」だと思います。特に「高学歴・低学歴」については、是非を含めて多くの人の関心事項です。びーやまさんはこの「高学歴」と「低学歴」の差はどこに出ると思いますか?

 びーやま:今どきの言葉で表現すると「言語化」のところで大きな差が出るように感じます。

 高学歴の人は物事を論理的に考えて、自分の言葉で説明できる印象が強いですが、低学歴の人は論理が破綻していたり、そもそも考えることを放棄していることが多いように思います。

 ――言語化力ですか。興味深いですね。具体的にどういうことか詳しくお聞かせください。

 びーやま:僕らはよく大学生にインタビューする企画を行うのですが、高学歴の学生に「どうしてその大学を選んだのか?」という質問をすると、だいたい次のような答えが返ってきます。

 「将来、弁護士になりたくて法学部一本で考えていたんですが、立地と偏差値的にバランスがいいのが今通っている大学だったので決めました。もう1つ上のレベルの大学にも興味はあって、推薦もあったんですけど、学部が法学部ではなかったので一般受験で今のところにしました」

 この答えからは、大学に入った動機も経緯も論理的に話してくれるため一度の説明で多くのことがわかります。

 対して、低学歴の学生に同様のインタビューをすると、多いのは次のような答えです。

 「うーん。まぁ別に大学とかは興味ないっちゃないんですけど、まわりがみんな大学に行く感じだったのと、親が大学は行けって言うんで来たかもしれないですね。学部はとりあえず推薦があったところでって感じですかね。別にやりたいこともないんで」

 「大学に来た理由はまわりの影響」というのはなんとなく理解できるのですが、それ以外のことはわかりそうでわからない答えです。「まわりにどうして影響されたのか」「親御さんはどうしてそんなに大学に行ってほしいのか」「推薦さえあればほかの学部でもいいのか」など、背景にある考えが話していても見えてこないのです。

 

● 積極性が頭のよさにつながる

 ――たしかに、結構な差がありますね。お話聞いた感じだと高学歴の人のほうが積極的な印象も受けます。

 びーやま:そうなんです。基本的に高学歴な人のほうが積極的な人は多いです。

 積極的に動けるからこそ、受験や進路選択に対しても自分ごととして取り組めますし、深く考えることもできるのでしょう。そのため、結果についても先ほどのように細かく論理的に話せるんだと思います。

 その意味では偏差値的には低くとも、そこがスポーツの名門校だったりすると体育会系の学生は積極的で頭がいいように思います。当たり前ですが、志望する動機も経緯も、これからやっていきたいこともすべて明確ですから、すらすらと言葉が出てくる印象です。

 ――ある程度は話せば、わかるものなんですね。

 びーやま:そうですね。やはりどれだけ考えているかは言葉に表れると思います。また、今の大学受験はどの科目も論理的思考力が問われる傾向が強くなっていますから、いい大学を目指す人ほどそういった能力が自然と磨かれていく印象です。

 ――文系・理系の差などはありますか? 言語化だとなんとなく文系のほうがスラスラ言葉が出てくるようなイメージもありますが。

 びーやま:言葉の量という意味ではたしかに文系のほうが印象が強いです。ですが、優秀な理系学生の言語化力はちょっと頭抜けているなと感じます。

 彼らの場合は、むずかしい言葉は一切なく、発言量も短いのに、聞きたいことをスッキリとまとめて話してくれる印象です。よく、「頭のいい人はむずかしいことを簡単に説明するのが上手い」といいますが、まさしくそんなイメージです。ロジックのところについても言うべきところと、省いてもいいところの取捨選択も上手だと感じます。

 ――なるほど。要するに文理問わずの共通点なんですね。

 びーやま:そうですね。しかもみんな言語化が上手なので、コミュニケーション力という意味でも高学歴の人は高いと思います。これは明るいか暗いかという性格の話ではなく、会話をしていてストレスになりづらいという意味です。

 いずれにしてもこういった些細だけど大事なところに高学歴と低学歴の差は出ると思います。

 今の受験生にも勉強の副次的な効果として、こういった能力を身につけていってほしいなと思います。

びーやま[著]
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』のツッコミ担当。早稲田大学教育学部卒。高校時代の偏差値は37だったが、1年間の浪人を経て早稲田大学に入学。大学時代は起業・自主退学・復学など、さまざまな経験をしたのち、大学受験のすばらしさに気づき現在に至る。甘いルックスと鋭いツッコミ(たまにポンコツ)で視聴者の心を掴んでいる。決め台詞は学歴モンスターの相方・高田ふーみんを制止する「ヤメロオマエ」。

高田ふーみん[協力]
教育痛快バラエティ番組・YouTube『wakatte.TV』にて「学歴至上主義」を貫く学歴モンスター。京都大学経済学部中退(現役合格)。学歴を絶対の価値基準とする偏った思想を持つヒール役として受験生や大学生を中心に人気を博している。決め台詞は「Fランやないか」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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偏差値が高い大学に行っても将来の年収は上がらない?

2025年05月09日 20時03分41秒 | 教育のこと

 

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/a754cc98661e739e09fec39156b7b72ccbab17ba

偏差値が高い大学に行っても将来の年収は上がらない?
3/16(日) 11:02配信


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「偏差値が高い大学に進学すれば、将来の年収が上がる」
多くの人がこう考えるかもしれませんが、最新の研究では必ずしもそうではないことがわかってきました。
教育経済学からみる、偏差値と収入の関係について解説です。

【画像でみる】大学の偏差値は年収に影響しない?

■偏差値と年収の意外な関係

慶應義塾大学教授の中室牧子教授は、科学的根拠に基づいて、教育のゴールを受験だけに置くことの問題点を指摘します。
「偏差値が高い大学に行っても年収は上がる強い根拠はない」
中室教授は、アメリカの研究者が発表した調査を引用します。
「大学に偏差値って当然あるわけですよね。高い大学、低い大学とありますと。それぞれの大学に進学した人たちをその後ずっと追跡して将来の収入がどうなってるかっていうのを見たっていう研究なんです」
この研究の特徴は、単純な比較ではなく、同じ大学に合格しながら異なる進学先を選んだ学生たちを比較したことです。

例えば、偏差値60の大学と偏差値55の大学に両方合格した学生のうち、偏差値60の大学に進学した学生Aと、偏差値55の大学を選んだ学生Bがいたとします。

中室教授は「大学卒業後から20年経って、ほとんどこの2人の間での年収の差はないっていう結論になっている」と説明します。なぜこのような結果になるのでしょうか?

■偏差値の限界

「人間の能力というのはもっと包括的で、その多様なものであって、この偏差値という一本槍で測れるようなものではない」
中室教授は、偏差値という指標の限界を指摘します
高校の偏差値についても同様の研究結果が出ているといいます。

経済学者の成田悠輔氏らによる研究では、アメリカの高校を対象に、合格最低点をわずかに上回った生徒と下回った生徒を比較しました。
「高校入学時点でほとんど能力に差がなかった時、一方は名門の高校に合格し、もう一方は合格しなかったので下のランクの高校に行きました。これでどうなったんでしょうかっていうのを見ますと、高校入学後の学力にはほとんど差がなかったことがわかりました」

 

■教育のゴールを再考する

中室教授は、教育のゴールを受験に置きすぎていることを問題視します。
「私たちは教育のゴールというものを、受験にフォーカスしすぎなんじゃないかっ思うんですよ」
加えて、大学卒業後の社会生活において求められるスキルの重要性を強調します。

例えば、就職活動では学力よりもコミュニケーション能力が重視され、結婚相手として人気があるのは「誠実で勤勉な人」であり、学力の高さや偏差値は重視されずらいといいます。
「偏差値が高くて、受験に合格するっていうことは人生のゴールではなくて、多分一つの通過点、あるいは場合によっては何かの始まりに過ぎない。教育のゴールってのはもっともっと遠いところにあり、私たちが社会で本当にその活躍するようになったときに、あのときこういう教育を受けていれば今役に立ったなとか、そういうことにもう少し視点を移して教育というものを考えていけない」

中室教授は、偏差値や受験結果だけでなく、子どもたちの将来的な成功と幸福を見据えた教育のあり方を模索する必要があると言います。

「何かが始まってから努力をするってことが大事なんであって、何かに合格したらそこがゴールなわけじゃない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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