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実習で「教員にならない」決断をする学生も… 教員採用試験の倍率は過去最低 長時間労働で“なり手不足”深刻化

2024年03月29日 11時06分48秒 | 教育のこと


実習で「教員にならない」決断をする学生も… 教員採用試験の倍率は過去最低 長時間労働で“なり手不足”深刻化(中京テレビNEWS) - Yahoo!ニュース 


実習で「教員にならない」決断をする学生も… 教員採用試験の倍率は過去最低 長時間労働で“なり手不足”深刻化
3/28(木) 17:40配信



中京テレビNEWS
学生たちが不安視する教員の長時間労働


教員になりたいという人が減っています。その背景にあるのが、教育現場の多忙さです。中には、教育実習で先生たちの働き方を見て、教員にならない決断をした学生もいました。深刻化する“教員のなり手不足”。学生たちの本音を取材しました。


求人は増加する一方で希望者は減少 学生たちが不安視する“教員の働き方”
教員人材銀行での講師登録者数の推移


先月26日、一番の繁忙期を迎えていた「教員人材銀行」。愛知県内の学校で非正規の講師として働く先生の登録などを行っています。講師を求める学校からの問い合わせは、多い日で100件以上にのぼります。求人が増える一方で、講師登録者数は減っていて、特に新卒での登録者数の減少が大きいといいます。


深刻化する“教員のなり手不足”。文科省の調査によると、近年、教員採用試験の受験者数は減少傾向にあり、今年度の倍率は過去最低の3.4倍。こうした状況を、学生はどう見ているのでしょうか。


教員を目指す寺島和希さん


塾講師のアルバイトをしながら教員を目指す、教育学部3年生の寺島和希さんは、勉強の楽しさを教えられるような先生を目指す一方で、不安視するのは教員の働き方。


教育学部3年生 寺島和希さん:
「友達から聞いた話なんですけど、教育実習に行って(他の先生が)朝7~8時に出勤するんですけど、夜も10時くらいまで残ってたよと聞いて、ちょっと不安だなと感じました」



文科省が昨年度行った調査によると、月の時間外労働が、いわゆる“過労死ライン”の80時間を越えて働く教員は、小学校で14.2%、中学校で36.6%にのぼっていて、その実態は、学生の目の届くところまで来ています。


なりたくても“できない”と感じてしまう教員という仕事
「教員にならない」決断をした井上響さん




教員にならない」決断をした学生にも話を聞くことができました。教育学部4年の井上響さんは、教員にならず一般企業に就職することを決めました。決断に至った理由についてこのように話します。


教育学部4年 井上響さん:
「実習で見た先生たちのように、遅くまで残って朝早く出勤という感じになると、『子どもたちと関わりたい』『授業をつくりたい』という気持ちがなくなってしまうんじゃないかなって」


一方で、実習で感じた勉強を教える“楽しさ”は心に残っていて、働き方が改善されれば、また教師を目指したいといいます。


なりたくても“できない”と感じてしまう教員という仕事。このまま目指す人が減ると、教育の質の低下が懸念されるとの指摘もあります。


東京学芸大学の岩田康之教授は「例えば、学校の先生が信用できないから塾や家庭教師で補えばいいやと考える親御さんが増えてくると、学校以外で教育を受ける機会を持たない子もいますので、格差が拡大していく影響もあると思います」と分析します。


学生の不安を解消するカギは現役教員の“生の声”
現役教員を招いた勉強会


教員を目指すことに不安を口にしていた寺島さんは、現役教員を招いた勉強会に参加しました。実際の働き方などを知りたいと、岐阜県内の大学に通う学生が主催したもので、20人ほどの学生が集まり、不安の声も聞かれました。


大学1年生:
「仕事をするために生きるんじゃなくて、生きるために仕事をしているのに、なんで仕事で病まなきゃいけないんだろうみたいな考えなんですけど」


大学4年生:
「残業時間とか残業代が出ない状況で、僕は早く帰りたいと思っているんですけど、それを良く思わない先生とかも多いんじゃないかなと思っていて」


高校教員:
「毎日学校に通って授業をする。めちゃめちゃいい仕事だなって思う。だからこそ適正な仕事量の現場に変えてきたい」


勉強会に参加した寺島さんは、教員の見方が良い意味で変わったといいます。現役の教員から直接話を聞いたことで、教員の働き方は良くなっていくと希望が持てたようです。


三重県の学校で行われた「授業実践研修」


自治体も動き始めています。三重県四日市市の学校で行われたのは、先生たちの「授業実践研修」。三重県では去年から、大学生が実際の研修に参加できる取り組みを行っています。学生は、授業を見学するだけでなく実践もあり、現場に入り働くイメージを持ってもらう狙いです。


研修に参加した三重大学教育学部4年の小川みゆきさんは、このように感想を話します。


三重大学4年 小川みゆきさん:
「(教育実習だけでは)先生方の思いを聞く機会がない。姿を見て感じることしかできないので。(研修では)子どもたちに対する熱意とか愛情を感じたし、すごくいい経験だったと思います」


長時間労働の改善とともに、このような取り組みが広がっていけば、教員の“なり手不足”も解消の糸口が見えるかもしれません。





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東大合格者数42年間1位の開成に"深海魚"はいない…入学初の中間試験で「43人中42位」でも全然平気な仕組み

2024年03月21日 22時03分36秒 | 教育のこと



東大合格者数42年間1位の開成に"深海魚"はいない…入学初の中間試験で「43人中42位」でも全然平気な仕組み
2/2(金) 11:17配信

 特に開成中学校は、それまで小学校で一番だった子どもたちが集まってくる学校です。そうすると、5月末の中間試験で「43人中42位」など、それまで見たことのない数字を目の当たりにすることになります。そこで意気消沈しないための仕掛けとして、部活動があり、運動会があるのです。


プレジデントオンライン
撮影=プレジデントオンライン編集部


わが子の自立心や社会性はどうすれば育てられるのか。開成高校の元校長・柳沢幸雄さん(現北鎌倉女子学園長、東京大学名誉教授)はSAPIX YOZEMI GROUP共同代表・髙宮敏郎さんとの対談の中で、

「開成では部活や運動会などを通じて学年の垣根を超えたタテの関係性の構築を大切にしていた。また、子供は生物として自立の本能が備わっているが、親には子離れの本能がないので注意が必要だ」と語っている――。


【画像】開成高校の元校長・柳沢幸雄さん(現北鎌倉女子学園長、東京大学名誉教授)


 ※本稿は、髙宮敏郎『「考える力」を育てるためにSAPIXが大切にしていること 最難関校合格者数全国No.1 進学塾の教育理念』(総合法令出版)の一部を再編集したものです。


■「社会性」をどう養うか


 【髙宮】都市部では特に、マンションの隣室に誰が住んでいるかも分かりませんし、勝手に出入りできないよう何重にもセキュリティがかかっているので、近隣住民や地域でのつながりをつくりにくい時代になっていますね。


 【柳沢】その通りです。そんな時代に生きる子どもにとって「社会性の育成」が叶う場は、いまや学校くらいしか残っていないということでもあるのです。「知育」の面だけでいえば、一番教え方が上手なのは、予備校や学習塾なのかもしれません。しかし、塾で過ごす時間には限りがありますから、「社会性の育成」までは期待できません。


 そう考えると、生徒と教師の関係と、同年齢の生徒同士の「ヨコ」の関係、先輩と後輩の「タテ」の関係、その三つの関係性から、社会性を身につけることができる学校という場は、「社会性の育成」における絶好の環境といえるのです。年齢や属性の異なる人たちと、どう馴染んでいき、どう存在感を出せるか。それらを体験的に学ぶことが、学校に託された大きな役割になっていると考えています。


 【髙宮】今や地域社会が失ってしまった役割を、学校が背負っているというわけですね。「タテ」や「ヨコ」の関係性でいうと、開成には、ボートレースの応援や部活動、運動会など「タテ」のつながりが目立つイベントや仕組みがたくさんありますね。


 【柳沢】それは、「タテ」の関係性の構築こそ、最良の教育法だと考えているからです。新年度における開成の教員の最大の任務は、新1年生を部活動に参加させることです。その後は、良いことも悪いことも全て先輩が教えてくれます。教師一人では、クラスにいる数十人の面倒を見るといっても限界がありますが、その点、少し年上のロールモデルが近くにいる環境を与え、「自分もああなりたい」という先輩を見つけてさえくれれば、あとは放っておいても自然に成長するものです。


 特に開成中学校は、それまで小学校で一番だった子どもたちが集まってくる学校です。そうすると、5月末の中間試験で「43人中42位」など、それまで見たことのない数字を目の当たりにすることになります。そこで意気消沈しないための仕掛けとして、部活動があり、運動会があるのです。


 【髙宮】現在、学園長を務めていらっしゃる北鎌倉女子学園にも、そういう仕組みがあるのでしょうか?


 【柳沢】実は、今の学校に赴任して一番印象的だったのが「タテ」の関係が弱いことでした。それを受けて、新しく「理系教科委員会」を発足させました。例えば、トップ校には、数学オリンピック出場を目的にしたクラブ活動がありますね。



 それと同じように、数学系・理科系・情報系の検定に、学年を越えてチャレンジする団体をつくろうと考えたのです。数検ならば、1級から11級まで幅広いレベルが設定されており、自分の実力に合わせて挑戦できます。週2回、部活動のように集まって、問題を解いて、実力を上げていく。そこには学年の壁もカリキュラムの違いもありません。


 といっても、ここでの目標は、級の取得を目指すことではなく、いろいろな学年の子どもが集まる場を設け、タテのつながりをつくることなのです。


 【髙宮】鎌倉市の観光ガイドのボランティアにも積極的に取り組んでいるとお聞きしました。それも「社会性の育成」を意識したものですか?



■晴れの入学式で保護者に「子離れ」を訴えるワケ


 【柳沢】そうです。学校以外の場所で、生徒同士が交流しながら一つの目標に向かって力を合わせることと、鎌倉の地域特性を掛け合わせた試みです。また、「生徒広報部」といって、受験生やその保護者が来校した際に、学校紹介や校内案内を担当する高1~3生による組織もあります。入学したばかりの高1生が入部すると、学校の様子も分かるし、先輩とのつながりもできて一石二鳥というわけです。


 【髙宮】どれだけインターネットが発達しても、学校や教室といった「リアルな場所」でしか養えない力があるということですね。そういう意味で、特定のキャンパスを保有せず、オンライン授業のみで展開するミネルバ大学のような学校が、今後どういう人材を輩出し、社会にどんなインパクトを与えるかは興味深いものがあります。


 以前、「開成からミネルバ大学の合格者が出たけれども、その生徒は結局、伝統的なアメリカの大学に進学した」というお話を伺いました。情報が少ない中で判断するのは難しいでしょうが、先生はミネルバ大学についてどうお考えですか。


 【柳沢】前提となる条件を整理しますと、そもそも大学教育が満たすことのできる事柄には二つあります。一つは職業訓練。もう一つは、学問を志す学生に対する教育、つまりリベラルアーツです。


 ドイツはそのあたりの線引きがはっきりしていて、職業教育は高校段階から分けて行っています。リベラルアーツをオンライン授業で学べるかどうかは難しいところですが、職業教育は間違いなくできるでしょうね。国家試験のための勉強などは向いているだろうと思います。


 【髙宮】知識なり、スキルなりを身につけることはできるということですね。


 【柳沢】ただし、仮にそれで医学部に受かっても、患者の顔を見ずに問診するようなお医者さんに育つかもしれません。「診察はできます。でも、患者と目を合わせられません」では困りますよね。


 髙宮「社会性の育成」と関係するかもしれませんが、先生はよく、入学式の場で保護者に「子離れをしてください」とお話しされるそうですね。親離れできない子ども、または子離れできない親には、後々どういった問題が起きると考えられますか?


 【柳沢】動物の成長過程において、子育ての最終的なゴールは何かと言えば、「親が死んだ後も、子どもが一人で生きていく力を身につけること」です。


 では、どういうステップを踏んで子どもは自立していくかというと、一つ目の関門は、2歳くらいから始まるイヤイヤ期。そして二つ目が、10代前半に訪れる反抗期です。それらに共通するのは、「自分の気持ちを説明する言葉を持っていない」ことです。


 例えば、2歳ぐらいの子どもは、身体的な発達が進み、自分の興味があるところへ歩いて自由に移動できるようになります。その一方で、言葉の習得が十分ではないので、思っていることが大人に伝わらず、そのもどかしさから「イヤイヤ」と言って反抗が起きるのです。次に10代の反抗期ですが、これは第二次性徴が引き金になります。体の中で起きている変化を自分の言葉で説明できないので、その戸惑いが反抗的な態度につながるというわけです。


 子どもが反抗するのは、生物として自立の本能が備わっているからです。しかし、親には「子離れ」の本能がありません。なぜなら、子どもが一人前になる頃、動物の親はたいてい死ぬからです。


 ところが、平均寿命が100歳近くなる今の人間は、子どもが自立したあとの時間が60年ぐらい残っていますね。そこで、親が意識して子離れしないとどうなるか。待っているのは「8050問題」です。80歳になるまで子どもの面倒を見ますか? 50歳の子どものパンツを洗いますか? それが嫌だったら、「子どもが離れるときに、親も手を離しなさいよ」と伝えたいのです。


 【髙宮】開成では、母親と息子の関係についてよくお話しされていましたが、今の学校に移られて、母親と娘の関係も難しいと感じられることはありますか。


 【柳沢】一般的に、親というのは同性の子どもには厳しく、異性の子どもには甘いものです。例えば、同性の子どもに対しては、自分の経験が基準になるので、つい余計なことまで口出ししてしまいます。しかし、異性の子どもについては分からないことが多く、特に母親にとっての男の子は宇宙人のようなものです。そうなると、「この子が何を考えているのか、とうてい理解できない。理解できないけれど、そこが可愛い」と過度に甘やかしてしまうのです。さらにたちが悪いのが、そうした言動が無意識に行われていることです。その点を意識するだけでも、親子関係は改善できると思っています。






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髙宮 敏郎(たかみや・としろう)
SAPIX YOZEMI GROUP共同代表
1974年、東京都生まれ。1997年に慶應義塾大学経済学部を卒業後、三菱信託銀行(現・三菱UFJ信託銀行)に入社。2000年、学校法人高宮学園代々木ゼミナールに入職。同年アメリカ・ペンシルベニア大学へ留学し、教育学博士(大学経営学)を取得。帰国後、財務統括責任者を務め、2009年より現職。学校法人高宮学園代々木ゼミナール副理事長、株式会社日本入試センター代表取締役副社長も兼務。「教育はサイエンスであり、アートである」をモットーに、これからの時代を担う子どもたちの教育を支える活動を行っている。本書が初の著書となる。
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「障子に穴開けて記念撮影」神戸大サークル合宿の“迷惑行為”写真が大量流出! 同大広報は直撃に…

2024年03月21日 13時05分39秒 | 教育のこと
「障子に穴開けて記念撮影」神戸大サークル合宿の“迷惑行為”写真が大量流出! 同大広報は直撃に…

3/20(水) 6:32配信


週刊女性PRIME
旅館の障子はボコボコに穴を空けられ、若い男女が満面の笑みで穴から顔を出している(Xより)


《このたびは誠に申し訳ございませんでした。今後このようなことが起きないよう再発防止を徹底してまいります》


【写真】「障子に穴開け、備品ボコボコ…」大量流出した旅館での迷惑行為の数々


 3月19日、神戸大学が突然【重要なお知らせ】として短い文章をホームページに掲載した。ことの発端は、3月18日にネットに流出した複数の写真と動画だった。


“弁償すれば何をしてもいい”
「旅館のような和室で若い男女が次々と障子に穴を開けて、そこから顔を出して写真を撮ったり、建物内で男性を胴上げして天井に穴を開ける動画などです。顔にモザイクはかかっていますが、こうした迷惑行為をして、得意気に映っていたのは、神戸大学のバドミントン同好会のメンバーで、春季合宿での様子だと指摘されています」(ワイドショースタッフ、以下同)


 これらの写真と動画は、拡散されて大炎上。この同好会が80人ほどの大学生サークルで、春と夏の年2回、合宿を行っているという証言を紹介する報道もあった。


「合宿後に弁償代して4年生は5000円、3年生は3000円、2年生は2000円、1年生は1000円が合宿代と別に追加徴収されていたようですが、そこに反省の色はなく“弁償すれば何をしてもいい”といった雰囲気だったようです」


 こうした大学生の行き過ぎた行為に、ネット上では、


《大学生にもなってやっていい事と悪い事の区別もつかないのか》


《これ迷惑行為というか犯罪ですよね?》


《しっかり裁かれてほしい》


 といった声が挙がっている。


「ただ、この写真と動画が、いつ、どの旅館で撮影されたのかは明らかになっていません。その同好会のメンバーが犯人だという証拠も出ていませんが、同好会のホームページとSNSはアクセスできなくなっています」


神戸大学広報を直撃すると…
 こうした迷惑行為が実際に神戸大学のバドミントン同好会によるものなのか。
神戸大学の広報に問い合わせたところ、


「SNSで拡散されている画像や動画については、現状、調査中です。本学の非公認サークルが旅館で迷惑行為を行なっていたことは確認しておりますが、これがいつのものなのか、迷惑行為をしているのは在校生なのかは、明らかになっておりません。在校生が関わっていた場合、何らかの処罰も検討しております」


 とのことだった。ただ、被害にあった旅館からクレームなどは来ていないという。


「該当の旅館についても明らかになっていません。この同好会は大学の非公認団体で、施設の使用許可だけしていました。顧問をつけるなどの指導は行なっていません。本件については、調査が終了次第、ホームページにて掲載する予定です」


 とのこと。広報に話を聞いた数時間後、神戸大学のホームページに掲載されたのが冒頭の文章。そこには、こうも記されていた。


《調査結果により大学として厳重に対処いたします》


 行き過ぎた学生たちには、然るべき処分が待っている。







《障子にパンチ、天井に胴上げアタック》神戸大学のバドミントン同好会が旅館を破壊か 大学側が公式サイトで謝罪「再発防止を徹底してまいります」
3/19(火) 17:20配信




NEWSポストセブン
神戸大学のバドミントン同好会「A(仮名)」 迷惑行為が問題になっている


 カメラに向かって楽しげな笑顔を浮かべる若い男女らの写真。彼らはみんな破れた障子の穴から顔をのぞかせている──。ほかには男性が雄叫びを上げながら障子にパンチして穴を開ける動画や、周囲に胴上げされた若者がそのまま天井にぶつかって穴を開ける動画もある。


【写真】壁はキムチまみれ、障子はボロボロ…“若気の至り”で旅館内に残る数々の痕跡


 施設の備品を破壊する模様をおさめた一連の写真や動画は、神戸大学のバドミントン同好会「A(仮名)」の合宿で撮影されたものだといわれている。どういった経緯でそうした行動をしていたかは不明だが、ネット上では、〈幼稚すぎる〉や〈迷惑行為というより犯罪〉、〈しっかり裁かれてほしい〉など「A」への批判が殺到しており、「神戸大学」がX(旧Twitter)でトレンド入りする事態となった。


 このサークルに一時期所属していたという人物が明かす。


「80人ほどメンバーのいる大きなサークルです。初心者も積極的に受け入れており、ガチな体育会系というよりは、旅行やコンパも楽しむような緩い雰囲気のところです。合宿は夏と春の2回行っています」


 NEWSポストセブン取材班が上記の写真や動画を投稿したXユーザーに取材したところ、「もともとは知人がInstagramのストーリーズで最近公開していたものですが、さすがに一線を超えている行為だと感じたのでXに投稿しました」との回答だった。


「連日発生している物損を踏まえまして」
 このXユーザーから、ほかに〈壁についたキムチ食べに来てんのがち笑う〉と赤い染みのついた壁を映した動画や、学年ごとの“追加徴収”についてアナウンスしたメッセージのスクショ画像も入手することができた。後者のメッセージには、〈合宿おつかれ様でした! ~(中略)~お分かり頂けてると思うのですが、連日発生している物損を踏まえまして、以下の通り追加徴収をさせていただきたいと思います〉と記載されており、1年生は1000円、2年生は2000円、3年生は3000円、4年生以上は5000円の支払いが求められている。


 前出の「A」に一時期所属していたという人物が明かす。


「自分は2022年頃に『A』に顔を出していましたが、旅館の窓から外に向かって放尿したり、旅館の畳を吐瀉物まみれにするといった迷惑行為を目撃し、それで引いて辞めました。『A』は過去にもトラブルを起こしているサークルという認識です。


 今回の炎上のせいで、神戸大学の別のバドミントンサークルにまで濡れ衣がかけられているので本当にいい迷惑です。騒動の中で、『A』はXやInstagramのアカウントを早々に削除していました」


 騒動について神戸大学の総務部広報課に問い合わせたところ、以下の回答だった。


「事実関係を調査中のため、現時点ではご回答できません。今後については、いずれ何らかの形でお知らせする方針です」


 2013年4月には、神戸大学の男子学生が「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」でボートをわざと転覆させたり、乗り物から飛び降りるといった行為を繰り返していたことが本人のSNSから発覚し、大炎上していた。


 3月19日、神戸大学は公式サイトを更新。「【重要なお知らせ】学生の不適切な行為について」というタイトルで掲載された文書には、


《このたび、本学学生による不適切行為がSNS上に掲載されており、関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。詳細につきましては現在、学内で調査中であり、調査結果により大学として厳重に対処いたします。このたびは誠に申し訳ございませんでした。今後このようなことが起きないよう再発防止を徹底してまいります》


 との記載があった。今回備品を破壊された旅館ないしホテルの詳細などは不明だが、もしも旅館側が訴えた場合、損害賠償が発生したり、刑事罰に問われる可能性がある。「A」の部員たちは、今ごろ“若気の至り”では済まされない行為があることに気づいて反省しているのだろうか。


*3月19日19時43分、神戸大学が同日夕方までに公式サイトを更新し、声明を発表したため加筆しました。



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長女の教育費に2500万円以上かけたものの、大学受験に失敗…父が漏らした「本音」

2024年03月13日 03時03分49秒 | 教育のこと
>「かわいい我が子を少しでもいい大学に」そんな思いから、塾代や学費などを惜しげもなく払う親が増えている。

この考えがまちがいですねw


長女の教育費に2500万円以上かけたものの、大学受験に失敗…父が漏らした「本音」(週刊SPA!) - Yahoo!ニュース 


長女の教育費に2500万円以上かけたものの、大学受験に失敗…父が漏らした「本音」
3/20(月) 15:54配信

10コメント10件
写真はイメージです

「かわいい我が子を少しでもいい大学に」そんな思いから、塾代や学費などを惜しげもなく払う親が増えている。しかし、「課金型教育」とも呼ばれる状況は、成果が出るどころか、むしろ「カネを使うほど成績が上がらない」という悲しい現実も生んでいる。こうした親たちのリアルな教育事情を特集。


教育費から、そのコスパを解き明かしていく!

長女に注ぎこんだ教育費は2500万円以上


「40歳のときに生まれた待望の女の子だったので、本人が望むことは全部やらせてきました。当時はこんなにかけているとは思わなかったです」 

現在、大学3年になる長女に注ぎこんだ2500万円以上の教育費を振り返るのは、名古屋で営業職に就く佐々木寿和さん(仮名・61歳)だ。 

「絶対に高学歴にしたかったわけではありませんが、勉強を頑張ってそれなりのレベルの友人をつくってほしいとは思っていました。なので、小学校に上がる前は1年だけ私立幼稚園に通わせたり、小中学校は公立に通いながら学習塾に加えてピアノ、ギターを習わせていましたね」


大学受験で大きな転機が…


そのような親の努力もあり、高校は県内でも“お嬢様学校”として知られる私立女子校に合格したという。

 「学費以外に出費はかさみましたが、成績はトップクラス。大学は本人の希望で東京と関西の有名私大だけを狙って受験させましたが、全滅でした」

浪人時代は母と2人で埼玉県へ


浪人の予備校選びは、「環境を変えたい」という娘からの要望を受けて、母と2人で埼玉県に引っ越した。 

「これ以上の負担はかけたくなかったようで、関東の国立大も視野に入れて勉強の科目数を増やしたんです。逆にそのプレッシャーで自分を追い詰めてしまい、国立大と難関私大は不合格。今はすべり止めで受けた親戚が住む広島県の私立大に通っています」


2浪は避けたが後悔も…


2浪は避けたが、「これまでの教育費と学歴が少し見合っていないですね」と本音も。

 「今思えば無計画にやらせすぎてしまい、娘にお金の話を一切してこなかったのが失敗でした。高校や浪人時代を見直して切り詰めたら、1500万円でも収まりそう……。 とはいえ親としては娘が充実した大学生活を送ってくれていることが嬉しいですよ」

佐々木さんの教育課金履歴(長女のケース)

<家族構成> 夫/佐々木寿和さん(仮名・61歳)
 妻 長男(社会人) 次男(社会人) 

長女(私立大学生) 

<幼稚園(私立)> 塾・習い事代 180,000円 教材費 180,000円 私立幼稚園代 1,050,000円 

<小学生(公立)> 塾・習い事代 1,440,000円 教材費用や用具代 1,060,000円 勉強環境の整備代 100,000円 

<中学生(公立)> 入学金と3年間の学費 360,000円 塾・習い事代 1,440,000円 教材費用や用具代 180,000円 

<高校生(私立)> 受験料 15,000円 入学金と3年間の学費 1,805,000円 塾・習い事代 1,800,000円 教材費用や用具代 700,000円 長期休暇中の研修費 600,000円 

<浪人> 引っ越し費用 500,000円 予備校費用 1,200,000円 家賃・仕送り 1,680,000円 

<大学生(私立)> 受験料と旅費・宿泊費 600,000円 入学金とこれまでの学費 4,290,000円 家賃・仕送り 3,960,000円 教材費用や用具代 360,000円 その他(留学費など) 1,890,000円 

累計課金 2539万円 

取材・文/週刊SPA!編集部  ―[[コスパが悪い学歴]の真実]―




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「給食はまるで修行」完食指導で登校さえも苦痛に 食の悩み、どう解決 #令和の子

2024年03月06日 19時03分05秒 | 教育のこと

「給食はまるで修行」完食指導で登校さえも苦痛に 食の悩み、どう解決 #令和の子(ベネッセ教育情報) - Yahoo!ニュース 


https://news.yahoo.co.jp/articles/8092b139763f8a7ba9f0a32209436d35db1ffa06

「給食はまるで修行」完食指導で登校さえも苦痛に 食の悩み、どう解決 #令和の子
3/3(日) 20:01配信




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ベネッセ教育情報
「給食はまるで修行」完食指導で登校さえも苦痛に 食の悩み、どう解決 #令和の子 ※写真はイメージです


楽しいはずの給食や食事の時間が、苦痛を伴う時間になっている子どもたちがいます。「残さず食べよう」「好き嫌いはしないように」、よくある指導がプレッシャーとなり、人前で食べられない、学校に行くことまで苦痛となってしまうことも……。


給食や食事の時間を豊かで幸せな時間にするために、大人にはどのような対応や心がけが求められるのでしょうか。お子さまの給食への恐怖をきっかけに子どもたちへのサポート活動を行う鈴木さん(仮名)と、自身も会食恐怖症を経験し、子どもから大人まで幅広い食の悩みに向き合い続ける山口健太さんにお話を伺いました。


帰りの会まで居残り…給食はまるで修行のよう
帰りの会まで居残り…給食はまるで修行のよう ※写真はイメージです


お子さまが給食を食べられずに悩んでいるという鈴木さん。お子さまは現在小学5年生ですが、その悩みは幼稚園時代から続いていると言います。


鈴木さん「登園が嫌だと泣くので、理由を聞くと『給食が嫌だ』ということでした。もともと小食で、離乳食もあまり食べない子だったため、給食では苦労するかもと思ってはいたのですが……。食べきれずみんなから見られることや、食べ慣れないものが出てくることもストレスに感じていたようです」


園の先生に相談したところ、園の方針で完食指導をしていたとわかりました。量を減らす対応はしてもらえたものの、残すことは受け入れてもらえなかったと言います。


鈴木さん「昼休みだけでなく、午後の活動まで居残りして給食を食べていました。一度は帰りの会まで残っていたことも。さすがにやりすぎだと思ったのですが、先生も園の方針があるため『残していいよ』とは言えなかったようで……。『他のお子さんも頑張って食べているので』とも言われてしまいました」


週に2日間のお弁当の日を活用しながら、ごまかしごまかし卒園まで乗り越えた鈴木さん。しかし、完食指導による悩みは小学校でも続きました。


鈴木さん「事前に先生に相談していたため、量は減らしてもらえたのですが、完食を目指す方針は変わりませんでした。量を減らす際も、苦手なメニューだけでなく全てのメニューを一律に減らされてしまい、汁物は底が透けて見えるくらいだったと聞きました。少ない量の給食が変に見えてか、クラスメートの注目を集めてしまったことも娘にとってはつらかったようです」


「量を減らしたんだから食べられるよね」「小学生なんだから食べきらないと」といった周囲からのプレッシャーを感じて、給食をノルマや修行のように感じるようになってしまったとのこと。

部活の指導がきっかけで会食恐怖症になるケースも
部活の指導がきっかけで会食恐怖症になるケースも


給食に悩む子どもの姿を目の当たりにした鈴木さんは、教育者向けに給食指導の情報提供をする「きゅうけん」の活動に参加。編集長の山口健太さんは、自身も人前で食事ができない「会食恐怖症」の経験者です。現在まで、延べ5,000人の会食恐怖症に苦しむ人を支援してきました。そのきっかけは部活の指導にあったと言います。


山口さん「当時所属していた部活の合宿で、食べる量のノルマがありました。白米を朝昼は2合ずつ、夜は3合食べるよう指導されていたんです。でも、食べられなくて部員みんなの前で怒られてしまって……叱責された恐怖で『また怒られたらどうしよう』というプレッシャーに。吐き気や、嚥下(えんげ)障害といった体の症状まで現れるようになりました。」


食事への不安は、部活動の時のみならず、友人との食事にまで影響し、人との食事の機会を避けるように。自身の状態への違和感を覚える中、「会食恐怖症」という症状を知り、支援に携わりたいと思うようになったと言います。


山口さん「20代前半に参加したセミナーの講師から、『自分が情熱を持って取り組めることをやろう』と助言があった時、改めて自分の人生を振り返りました。その時に、会食恐怖症や食に関する悩みに苦しむ人のためだったら、情熱を持って取り組めると思ったんです」


山口さんは、給食指導に関する情報を発信する活動をスタート。「食べられないことはわがままではなく、子どもなりの理由がある。適切な支援を伝え、楽しく食べることを広げていきたい」との思いのもと、保育士や栄養士、カウンセラー、医療従事者などと情報発信に取り組んでいます。


給食が会食恐怖症のきっかけになることも
会食恐怖症に苦しむ人は、給食や部活など学校での指導がきっかけとなったケースが少なくありません。山口さんが代表を務める一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会が行ったアンケート(2019年11月実施)によると「完食指導や周りからの強要」が原因となった人が34.7%。そのうち、72.1%が「給食で先生から」と回答しています(※1)。

Q. 会食恐怖症の1番のきっかけとなったことを教えてください。


●完食指導や周りからの強要…223人(34.7%)
●その他、体調不良から…135人(21.0%)
●明確には覚えていない…122人(19.0%)
●自分や周りの嘔吐に関する体験…115人(17.9%)
●周囲からの注目を浴びたことに関する体験…47人(7.3%)


《完食指導や周りからの強要》の具体的なシチュエーション


Q.《完食指導や周りからの強要》と答えた方(223人)は、具体的にどのようなシチュエーションで、誰からでしたか?


●給食で先生から…161人(72.1%)
●家族や親戚から…32人(14.3%)
●クラブ活動の指導者から…21人(9.4%)
●恋人や友人から…2人(0.8%)
●その他…7人(3.1%)


会食恐怖症は、社会不安症という精神障害の一つとされています。子どもたちが毎日接する学校給食が苦手になり、交友関係や通学などに支障をきたす。そんな不幸が起こらないよう、どのような対応が求められるのでしょうか。


※1 【図解】先生でもわかる会食恐怖症 | きゅうけん|月刊給食指導研修資料


学校現場も給食指導に苦慮する一方、変化の兆しも
山口さんによると、学校によっては、先生も給食指導に悩んでいるケースが少なくないといいます。


山口さん「ある中学校の先生は、自分のクラスの残食が多いと隣のクラスの先生から『多いですね』と指摘されるのがつらくて、残った給食を自分で食べているとお話されていました。子どもだけでなく、先生もプレッシャーを感じ、給食の時間がつらいと感じている実態があります」


残食ゼロというプレッシャーに晒されている先生の置かれている状況が、子どもたちを追い込んでしまっていないか、気になるところです。


都内の小学校で勤務経験があるかたによると、「先生も、非常に忙しいなかで給食の指導に悩みながら、子どものためを思ってルールを設定しています。また、給食指導をしっかりしてほしいという保護者のかたもいれば、自由でいいという保護者のかたもいる。その間で先生が苦しんでいるというのが実情です」

以下はリンクで、











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